♪Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes
how do you measure, measure a year?♪
ミュージカル『RENT』の中の1曲、「Seasons of love」の唄い出しです。
この連休から映画版が封切りされるので、
テレビ、ネットでこのフレーズを耳にした方もいるでしょうか?
「525,600minutes」は1年を分単位で表した場合の長さ。
人生の1年をどうやって計る? 出会いの数か、一人の夜か。
毎日を、大切に過ごしたくなるような曲です。
97年当時、NYに遊学していた私は当時ブロードウェイで話題だった
「RENT」を見に行き、翌日にはサントラを購入していました。
このミュージカルの作者、ジョナサン・ラーソンは初演前日に
6年越しで作った自分のミュージカルを見ることなく大動脈瘤で急死。
そんな彼のライフとオーバーラップするところがあって、
哀しくてせつないけど勇気が出るようなストーリーでした。
(昔見た「サン・スーシの女」というロミー・シュナイダー主演の
映画も本人の哀しくて孤独な人生とオーバーラップして今だに心に残る映画)
このゴールデンウィークは久々に見たい映画が目白押し。
遠出もいいけど、の~んびり映画館や美術館で過ごすのもいいですね。

ひさびさに上述の「サン・スーシの女」が見たくなってDVDを検索したら
廃盤になっていることが判明…。いい映画なんだぞうー。復刻希望。
それだけでお会いしてみたいです。
しかもそんな裏事情があったとは。
ロミー・シュナイダーの憂いを帯びたまなざしが
忘れられません。
彼女はこの映画の役を自ら熱望したそうですが、
ベストキャスティングだったと思います。
偶然とはいえ、同時期に同じ曲を聴き、
そんな風に共感していただけるなんて
なんだかとても感動してしまいました。
この曲の意味は映画をご覧になったら
きっと自然に伝わると思います。
このミュージカルには「No day but today」というフレーズもよく登場し、
今日という日は二度と来ないということをストレートに感じさせられる名曲です。
NYの景色も満載みたいなので、お好きでしたらぜひ。
『サン・スーシの女』は独仏の現代史を背景としていながら独仏合作! 芸術の世界のふところの深さをかんじます。
主演のロミー・シュナイダーの遺作ですね。ドイツ系だけどフランスで活躍した彼女は、ドイツ語の話せる共演者と久しぶりに共演できたこともうれしかっただろうと伝えられていて、じーんときました。
一年が歳と共に早く感じるようになっていってる気がします。
昨夜、偶然「Seasons of love」をひとに
聴かせてもらいました。
内容は分からなかったけど、印象に残る良い曲だと思い、自分も好きになった。
興味あるもの、好きなものを教えてもらったりすると
自分の中で相手のイメージが広がって、
ちょっと嬉しい気分。
昨夜はそんな240分を過ごしました。って
何の報告をしているのでしょう!?