古いところでは「キカ」、最近だと「オール・アバウト・マイ・マザー」など、
ペドロ・アルモドバルの映画はスペインらしい色鮮やかさが印象深い。
アメリカのコメディみたいな派手な笑いはないけれど、
シリアスな中にも独特のユーモアがあっていつも笑わせる。
「ボルベール <帰郷>」は、アルモドバル流女性に捧げるオマージュ3部作なんて
言われてますが、「女は強いなあ・・・」と男性陣なら思うであろうストーリーになっている。
同姓の視点に立つと、また見方は違うのですが、とりあえずこの作品の場合は
現実離れしたストーリーながら、女性ならではの強さや開き直り、情愛などが
ビビッドに描かれていてなんとなく元気が出る。
スタイル抜群のペネロペ・クルスが美しかったです。
映画の舞台となっているスペインのラ・マンチャ地方は監督自身の出身地だそう。
7年ほど前にスペインを旅したとき、訪れた風車の町並がなつかしく思い出されました。
「乾いた土地」という意味のラ・マンチャは、見渡す限り広大なオリーブ畑と赤土の
景色の中に、平たい家屋の村がぽつん、ぽつんとあるイメージで、
高台にある風車から見た光景はなんとなく懐かしく、ノスタルジックな感じでした。
(写真は風車の中の小窓から撮影)
スペインはツアーで行く方が多いと思いますが、ラ・マンチャまで足を延ばす
ツアーは割りと少ないような気もします。でも、地方によって実にさまざまな表情を
見せるスペインの旅ではぜひ訪れてほしいところでもあります。
CCつれづれ日記
妖怪といえば水木しげる先生ですけれど。
子供の頃、妖怪人間ベムは好きでした。
私は異形の哀愁というものをこのアニメで初めて見た気がします。
ベムが渋くて声ともにしびれます。
期間限定(9月末)までヤフー動画で無料配信中。Check it out!
妖怪人間ベム公式サイト
新・ベラの声が、アリーMyラブのレネ役の山像かおりというのがハマリ過ぎ。