日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

「かもめ食堂」と「間宮兄弟」と

2006-07-18 | 映画もまた楽し
水曜日のレディースデーというわけではなかったのだが,映画のはしご。「かもめ食堂」と「間宮兄弟」。近所のミニシアター系の映画館では,同じ日に映画をはしごすると,2本目が900円で見られる。前回は,「メゾン・ド・ヒミコ」と「マザー・テレサ」を見たっけ。

「かもめ食堂」は,フィンランドのヘルシンキで,和食の食堂を開いているサチエと,日本からなにやら訳ありでやってくるミドリと,そしてマサコの織りなす物語。そこに日本オタクの若者やら,ご近所のおしゃべり好きなおばさまやら,なんとなく怪しいおじさんやら・・・いろいろな人がやってくる。

閑古鳥の鳴くお店が,少しずつにぎやかになっていく様子。なんというか,深く詮索をしないで,ただ流れるままに一緒に流されていくのがこの映画の正しい見方かもと思う。原作を読んでないので,謎は解けないが(読むと解けるかどうかも分からないけど),おいしいコーヒーとおにぎりと定食・・・。まあ,それでいいんじゃないのかなと。どこかで,これは小林聡美のための映画だというレビューを読んだが,それはそうかも。なんというか,彼女の透明な感じがすっきりと潔くも思えた。行けるならば,フィンランドに行ってみようかなと思うような映画かもしれない。

というわけで,午後からは「間宮兄弟」。これは江國香織の原作だけど,こちらも原作本を読んではいない。で,別の映画で流れていた予告編で見てたら,え~間宮母が中島みゆきじゃないの・・・って,実はそれだけでも見ようと思ってしまった私。高校生のときは,中島みゆきのオールナイトニッポンを深夜に聞くのが楽しみだったなぁあ・・・。そういえば,昔々,娘を連れて某○マハ音楽教室に行ってたら,そこに中島みゆきが来ていて,エレベーターで一緒になったことがある・・・って関係ないですね

で,普通なら,キモイという最近の言葉で片付けられるかもしれない30代なのに,兄弟仲良く一緒に暮らしている兄弟。兄弟で気があって,それで多分不自由を感じないから,気楽なんだろうなぁ・・って思う。それでも恋人がほしいといろいろと頑張るんだけど,もう一つ・・なんというか・・・。でも,それはそれで,こんなふうに月日が過ぎてしまってもいいのかも・・・なんて思ってしまって・・・。

二つの映画で共通するのは,おにぎり・・かな。「かもめ食堂」の看板メニューは,梅干しと鮭とおかかのおにぎりだし,そして,「間宮兄弟」では,ぼったくりバーでお金を取られた弟を癒すのも,兄の作る塩むすび。

そういえば,「おにぎり」か「おむすび」かという論争(大げさ)もあったけど,「かもめ食堂」は「おにぎり」が合ってるだろうし,そして「間宮兄弟」には,やっぱり「おむすび」なんだろう。

中島みゆきは,私の中では,みゆき様~だった(笑)で,やっぱり好きだなとあのしゃべりと歌とのギャップが,なんとも言えずいいわけで,昔,大学生のころ,飲み会の帰りに大学前の歩道橋を渡りながら歌った中島みゆきの歌を思い出したりするわけです。そして,それはそれで,赤面する過去であったりするわけだけど・・

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2 コメント

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はじめまして (カオリ)
2006-07-19 23:16:47
カオリと申します。

映画のはしごをされたのですね、この2作品、似てますよね?空気感もなんだか・・・



間宮兄弟は、ホントに配役うまい!と思いました。あのマニアックな部屋に遊びにいってみたい気も・・・

TBさせていただきました~
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いらっしゃいませ (なつめ)
2006-07-20 16:53:42
カオリさま>いらっしゃいませ。



そうですね。私も空気が似ていると思いました。で,間宮兄弟,確かに配役うまいですね。弟役の塚地さんがお笑いに出ていても,ついつい徹彦を思い出してしまいます。

息子に,結構よかったと感想を述べましたら・・・塚地に,昔嫌いだった部活の先生が似ているので,どうしても思い出してしまうので見たくないという返事が・・・(^^;まあ,いろいろあります。
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