夏休みという言葉を聞くと,なんとなくうきうきしてくる。どこへ行くということもなく,せいぜい実家への墓参に行くぐらいではあるけれど,夏の青い空とか,わき上がる雲とか,蝉の鳴き声とか,・・・それでも,かつては明らかにあったはずの夏休みの気配がするから。気がつけば,7月も今日で終わりで,8月に入ると,こんな夏休み気分もあっと言う間に終わってしまうんだろうなとは思う。とはいえ現実は,予備校生がいる我が家では,相変わらずの日々
いつか書いたことがあるかもしれないけど,洗濯物を干しながら,たまに思い出す映画のワンシーンがある。多分,十代のころにテレビで見た映画なんだけど,主人公の桃井かおりが,バイト先の美容院で屋上に洗濯物を干すシーン。タオルを干していたら,美容院の亭主が,少ない洗濯ばさみでいかにうまくタオルを干すかという方法を得意げに主人公に教えるのだ。その後,その亭主は,浮気が原因かなにかで,美容師の奥さんにはさみで刺されたと記憶しているんだけど,覚えているのはそれだけ。何の映画だろう,題名も分からないし・・・とずっと引っかかっていた。
つい先日,新聞を読んでいたら,映画について書かれた連載のコラムがあって,その日は,「もう頬づえはつかない」(東陽一監督・1979年)だった。何気なく読んでいたら,なんとそれが気になっていたその洗濯物の映画だった
早大生見延典子の卒業制作でベストセラーになった小説の映画化。そのコラムを書いた方は,リアルタイムで映画館で見たそうだけど,期待していたが,あまりピンとこないで,
「とにかくこの映画といえば,主人公のバイト先の美容院の亭主(伊丹十三)が,物干し場で,『少ない洗濯ばさみでタオルを干す方法』をとうとうと教える場面を思い出す程度だったのだ。」ということだったらしい。おお・・私と同じ場所が印象に残っていたとは・・・確かに,あれはなんとなく忘れられないシーンだったんだよなぁ・・・。
しかし,今もう一度映画を見直したら,とてもよくできた作品だと再評価されていて,もちろん,最後の結末は,見てのお楽しみということだけど,とても褒めていたのだった。
1979年公開の映画だとすると,私が見たのは大学生のころになるんだろう。あのころ,どんなシチュエーションで見たのか,全く思い出せない。大学へは自宅通学だったから,見たとしたら家のテレビのはずなのだけど。
あのころの自分は,一体何を考えていたのかなぁ・・・。
もう一度見たら,今度はどんな印象を持つかな。私も,1人でじっくり見たいと思っている。あのころを思い出しながら・・。
いつか書いたことがあるかもしれないけど,洗濯物を干しながら,たまに思い出す映画のワンシーンがある。多分,十代のころにテレビで見た映画なんだけど,主人公の桃井かおりが,バイト先の美容院で屋上に洗濯物を干すシーン。タオルを干していたら,美容院の亭主が,少ない洗濯ばさみでいかにうまくタオルを干すかという方法を得意げに主人公に教えるのだ。その後,その亭主は,浮気が原因かなにかで,美容師の奥さんにはさみで刺されたと記憶しているんだけど,覚えているのはそれだけ。何の映画だろう,題名も分からないし・・・とずっと引っかかっていた。
つい先日,新聞を読んでいたら,映画について書かれた連載のコラムがあって,その日は,「もう頬づえはつかない」(東陽一監督・1979年)だった。何気なく読んでいたら,なんとそれが気になっていたその洗濯物の映画だった
早大生見延典子の卒業制作でベストセラーになった小説の映画化。そのコラムを書いた方は,リアルタイムで映画館で見たそうだけど,期待していたが,あまりピンとこないで,
「とにかくこの映画といえば,主人公のバイト先の美容院の亭主(伊丹十三)が,物干し場で,『少ない洗濯ばさみでタオルを干す方法』をとうとうと教える場面を思い出す程度だったのだ。」ということだったらしい。おお・・私と同じ場所が印象に残っていたとは・・・確かに,あれはなんとなく忘れられないシーンだったんだよなぁ・・・。
しかし,今もう一度映画を見直したら,とてもよくできた作品だと再評価されていて,もちろん,最後の結末は,見てのお楽しみということだけど,とても褒めていたのだった。
1979年公開の映画だとすると,私が見たのは大学生のころになるんだろう。あのころ,どんなシチュエーションで見たのか,全く思い出せない。大学へは自宅通学だったから,見たとしたら家のテレビのはずなのだけど。
あのころの自分は,一体何を考えていたのかなぁ・・・。
もう一度見たら,今度はどんな印象を持つかな。私も,1人でじっくり見たいと思っている。あのころを思い出しながら・・。