日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

来年もよろしくお願いします。

2006-12-31 | 日々の生活
去年の今頃は,何を思っていたか・・と,去年の今頃のブログを見ると,娘が帰省していて,単身赴任の旦那が帰ってきて,ばたばた過ごしていたようだった。来年は,物事をプラスに考えて過ごしていきたい,と書いてあるけど,どうだっただろう。旦那の単身赴任が解消して,家族3人で過ごすようになって,まあ,なんとか9か月たって,生活のペースが,こんなもんかなと思えるようになった気がする。

年を取るのが,毎年早く感じるようになってきて,気が付いたら年末大みそか。この1年,また1つ年を取ったのだけれど,人間として少しは成長したのだろうかと顧みる。

相変わらず,1人暮らしの娘の勝手気ままに振り回され,息子ののんびりマイペースにやきもきして,旦那のオレ様には,ああ,いつまでたっても・・・という気持ちがないわけではないのだけど・・・。まあ,こんなものかもしれないと,あきらめることも大事かも・・なんて思うようになった。それが,少しは成長なのか。えっ


何はともあれ,年の瀬。来年もまた,ぼちぼちと生きていきたい。生きていれば,いいこともあると,そう思いたい。




来年も,どうぞよろしくお願いします。
2007年が,皆様にとってよい1年となりますように。

年末モード

2006-12-28 | 日々の生活
なんとなく気分が乗らないというか,クリスマスモード,年末モードにならないと言いながらも,気圧配置が冬型になってきたし,私もやっと気分は年末モードとなってきたようで,今日はせっせと障子貼りをした。とはいえ,マンションの和室なもので,大きいのが2枚と小さい窓が2枚だけ。なんせ,この春には,旦那の単身赴任先の古い日本家屋で10枚と言わず障子を貼った私ですから,まあ,難なくクリア・・とはいえ,大きい方は去年も張り替えていたので,古い障子をはがすのも,少し湿らせたら案外きれいにはがれたんですけど,小さい窓のほうは,ここ5,6年,張り替えた記憶がないもので,古い障子紙をきれいにはがすのに,案外手間取る。障子を枠だけにして,綺麗に洗って,外に干して,大体乾いたら新しい障子を貼って・・・。でも,本当にそれだけで,部屋が明るくなったような気がした。

障子を貼り替えながら,ついでに窓ガラスをふきながら,なんとなく今までになく静かな年末・・・と思っていたら,そうそう子どもがいないからだと気が付く。まだ子どもが小さいときは,冬休みに入ると,朝からテレビ見たり,どこかへ連れて行ったり,御飯と言い,おやつと言い,部屋は散らかるし,本当に手がかかった。でも,今年は,息子は部活でお弁当を持って学校へ行っていたし,もちろん旦那は仕事。娘は,年末ぎりぎりまで帰ってこないと言うので,大掃除していても,障子を貼っていても,1人だったのだ。手のかかる子がいないと,確かにラクチンなのだけど,なんとなく寂し~くなってくる。子どもが大きくなるということは,こういうことなのだなと思いながら障子を貼る私・・

思えば今年もいろいろなことがあった。よく言われることだけど,年々一年の過ぎるのが早くなってくるようだ。あんまり時間が早く過ぎるので,去年だったのか,今年だったのか,自分でも分からなくなることがある。いや,これは老化現象か明らかに老眼になったし・・・。

旦那と年が結構離れているので,なんとなく自分の本来の年よりも,ずっと年を取っているような気がすることがあるんだけど・・・でも,来年は,年よりも若く見られるように頑張ろうと,何の脈絡もなく思った私・・・。

年末モードにやっとなったものの,お正月の準備は全くやってない。明日から,少しエンジンかけて,頑張ろう。

クリスマスイブ

2006-12-24 | 日々の生活
世間はクリスマスイブ。サンタさんは,今夜煙突からやってくるそうですけど,待ちかねている子どもたち,多いんでしょうね。
我が家には,サンタさんは,ここ数年来ていないのですが,旦那が電器店のチラシを見ながら,液晶テレビを買おう,買おうとしきりに言うので,とうとう根負けして,仕方なく電器屋さんへ。うちのテレビも,かれこれ10年近くたって,映画なんかを見ていて暗い場面になると,真っ黒になって,いくら明るさを調節しても画面が全く見えない。で,息子はここ1年ほど,テレビ買わないのか,買わないのかと,言っていたわけです。

電器店では,そりゃピンからキリまでありまして,もちろん買える予算もありますし,でも,そうはいっても,いいのにはやっぱり目移りする。で,ああでもない,こうでもないとテレビの前でいろいろと言ってたら,店員さん登場。で,結局32型薄型テレビを購入。購入金額は,一応想定の範囲内。クリスマスセールで,クリスマスケーキをプレゼントでくれました。・・・えっと,今年はケーキ,全く予約もしてなかったので,ちょっとうれしかったです(笑)

というわけで,うちにも1日早いサンタさんが,ケーキと一緒にやってきました。電器店に行ったのが,午前中早かったので,当日設置できますと。早速夕方設置に来てくれて,旦那と息子は,うれしげに「明るいなぁ・・」と言いながらテレビ見てます。なんだか,前の薄暗いテレビに慣れていたので,テレビ見るとまぶしいです

しかし,小心者の私・・・新しいテレビはうれしいんですけどね,やっぱりそうはいっても,そこそこの値段がするわけです。で,娘に仕送りしながら,お金ないないと言いながら,こんな贅沢をしていいのかと,なんだかどよんとしてしまったクリスマスイブの一日。

「晩夏に捧ぐ 成風堂書店事件メモ(出張編)」大崎梢

2006-12-23 | 日々の読書
リビングだけ大掃除して,息子に「えっへン,掃除したぞ」と言うと,「え~,ここ,こんなにホコリが・・」と小姑みたいなことを言う。いや,だから,ここからこっちだけ掃除したんだって・・

というわけで,夕べは冬至だから,せめてゆず湯でも・・と思っていたのだけど,旦那がBSの日本のフォーク・ロック全集リクエスト大会,みたいなのを延々見ていたので,ついつい一緒になって見てしまい(ついでに口ずさんでしまい),気が付いたら11時過ぎてたので慌てて風呂へ入ったら,入れるのをすっかり忘れていたゆず・・・まあ,ええわ。

今日は祝日なので,お休み。なんというか,普通の土曜日でも旦那は仕事は休みなんだけど,例えば仕事をしているところもある。個人病院とかね。だから,なんとなく祝日でお休みというのは,ちょっと普通の土曜日とは違う感じがする。とはいえ,息子は相変わらず部活で,旦那はちょっと仕事先に行ったので普通の日とあんまり変わらない。年末という気がしない,とか,クリスマスの気分が出ないなんてぶつぶつ言うのも,生活のペースが変わらないからかもしれないと思う。子どもが小学校なんかだと,子どもの休みに振り回されるという感じがあるけど,さすがに高校生になると,あんまり関係ない。弁当作らなくてラッキーくらいなもんかな

年末とはいえ,相変わらずの並行読書。大崎梢の「晩夏に捧ぐ」を読み終わる。先日読んだ「配達あかずきん」の続編。前作が,駅前の成風堂書店での日々のミステリを綴った短編集だったが,今回は高原の夏休みの謎解き長編。杏子さんに,以前成風堂で一緒に勤めていた美保さんから,今の勤め先であるまるう堂書店での幽霊騒ぎの手紙が来たことから事件は始まる。探偵は,前回同様大学生アルバイトの多絵ちゃん。

27年前に起こった作家殺人事件,捕まった作家志望の若者が幽霊として自分の無実を訴えているのでは・・・。夏の終わりの高原の街。昔からある商店街の本屋さんを愛する人々。つくづく作者の大崎さんは,本屋さんが好きなのだなと感じるし,また書店員って,結構おもしろいんだなと思う。多絵ちゃんと杏子さんの出会いの話も出てきて,で,杏子さんが多絵ちゃんに紹介したという本は「秘密の花園」なのかな?と思うけど,違うのかな。絵本あるのかな・・・。

殺人事件の謎は,正直言って重苦しく,辛い結末だと感じたのだけど・・・。

で,自分の文章読解力のなさは棚に上げて・・・所々で,言葉が足りないかと感じる所があった。だれがなにしたという,さらっと読んでそれが分からなくなるところがあった。物語の大筋に関わるところではないんだけど,それがちょっと気になったかな。

でも,著者は続編の第3作目を執筆中。前回のような駅前の成風堂を舞台の短編ということで,楽しみに待ってます

季節感

2006-12-22 | 日々の生活
ばたばたしていたら,12月も半分以上過ぎて,考えてみたらもう今年も10日ほどで終わりだった。・・・なんだか変に暖かいから年末という気分がしない。

夕べ,なんとなくテレビをつけたら,黄金伝説で松居一代?だったか,お掃除をしまくっていた。掃除をしないと運も良くならないよとか,ここ,こんなに汚いでしょうなんて,もちろん早送りしてるからだけど,どんどん綺麗になっていく部屋。・・・うちにも来てくれないかな・・なんて思ってみていたら,息子が,「大掃除したら」なんて言うのである。・・・手伝えよ,全く。

で,それ見たせいではないが,今朝は朝からなんとなくお掃除モードになって,リビングをせっせと掃除した。クーラーも掃除して,フローリングにはワックスまでかけたのだ。・・・偉い>自分

でも,リビングだけで疲れて時間切れ。まあ,あとはぼちぼちやろう。

買い物に出ると,お節の注文だの,クリスマスケーキの宣伝だの,チキンはもう予約締め切りましただのと,ああ,世間はクリスマス・年末モードなのだと,今更ながら気が付く次第。今年は,クリスマスケーキも予約してないし,チキンだってそうだし,お節なんて,全然考えてもない。なんだか,自分の中で年末だから,クリスマスだから・・という気持ちにならないのだ。ああ・・だめだな。

もうちょっと子どもが小さかったときって,クリスマスプレゼントの買い出しだの,ケーキの予約だの,年末大掃除だのと,せっせとやっていた。季節感あったよな。

そんな,あんまり普段と変わらない12月。そういや今日は冬至だった。せめてゆず湯にでも入ろうかな。

嫁,姑

2006-12-09 | 日々の生活
旦那と結婚したときに,義父は既に亡くなっていて,義母がまだ独身だった旦那の弟と暮らしていた。我が家は転勤族で,旦那の弟は,地元勤めだったので,学校を卒業して就職してからも,ずっと母と同居していたのだ。優しい弟で,穏やかに話をして,実家へ帰るたびに,同じ兄弟でもこうも違うのかとよく思った。で,義母は,気むずかしく,ぶっきらぼうな旦那よりも,弟をずいぶんと頼りにしていたと思う。たまに帰ってくる長男も大事だけど,一緒に暮らすならやっぱり弟かな,と思っていた感じだった。

結局,我が家は,結婚してからも,あちこちと転勤を続け,弟は,そのうち結婚して家を出たので,しばらくは母も1人暮らしをしていたが,最終的には弟夫婦と同居した。弟夫婦には子どもがなかったし,共働きで,昼間はだれもいなかったので,それは少し寂しかったかもしれないが,とはいえ,我が家へ来ても,それは結局遊びに来たというだけのことのようで,旦那はマンションを買うとき,それでも母が来る(同居する)ことを考えて,部屋数の多い物件を探したのだけど,結局買った直後に弟夫婦と一緒に新居を見に来ただけだった。

旦那は結婚が遅かったので,私と結婚したとき,義母は多分ほっとしたという気持ちのほうが強かったろうと思う。もしも,もう少し旦那が若かったら,義母は私に対して,もっといろいろな要求をしてきたのではないのか・・・と,正直あのころ思ったものだ。娘が生まれて,保育所に預けながら私が仕事をしていたころ,実家の親に,「なつめさんも早く仕事を辞めて家庭に入って,息子や孫の世話をするように言ってください」という手紙を書いてきたこともあった・・・らしい。これは,私が諸事情から結局仕事を辞めたあと,何かの拍子にふっと実家の母が口を滑らせて分かったことだった。で,母は,多分私に言うと,まだ若かった私はきっと気分を悪くしただろうと思って言わなかったらしい。・・・多分,そのときだったら,きっとそうだったろうなと思うけどね

で,その後,そんなことが分かっても,義母とは,結局同居ということにはならなかったので,何を言われても,それほど深く思い悩むことはなかったのは,私のお気楽なところだったのだろう。息子ができる前に一度流産をしたときも,病院から帰って伏せっていると,義母から電話がかかってきて,開口一番,「(流産した子は,男か女か)どっちだったの」と言われて,実の親だったら,まず体は大丈夫かと聞くのだろうに,と哀しかったこともあったけど,それだけだった。ただ,心に刺さった小さなトゲのように,思い出して,たまにチクッとした痛みを感じることはあったにしても,だ。

だから,今でも私は,嫁姑問題については,何も口を出す資格はなくて,同居したり,介護をしたりしているお嫁さんについては,ただただ偉いなと思うだけ。そして,そのことだけでも,人間的には,自分よりもずっと偉い人だと思っている。

「配達あかずきん 成風堂書店事件メモ」大崎梢

2006-12-05 | 日々の読書
図書館にリクエストしていてやっと届いた「配達あかずきん」。あかずきんといえば,お母さんから,おばあちゃんちへ届け物をするように言われたのに,オオカミに邪魔されて,寄り道をし,おばあちゃんちではオオカミに待ち伏せされて危うく食われて,はいそれまでよ・・となるところを狩人に助けられた女の子・・・というグリムの昔話ですが,この「配達あかずきん」ちゃんは,駅ビル6階の書店成風堂のアルバイト店員博美ちゃん。ひょんなことから事件に巻き込まれて,危ういところを助けられるんですけど・・・御本人は,もう一つ訳わかんないってところがなんとも力が抜けるんですけど・・・

これは,駅ビルにある書店成風堂を舞台に起こる事件を書店員杏子さんがアルバイトの多絵ちゃんを助手に解決する・・・というんじゃなくて,本当の探偵役は多絵ちゃんなんですけど,とにかく楽しいミステリ。書店員のご苦労やら,書店の舞台裏やら,おなじみさんとのやり取り,販促に来ている営業マン,ご近所のお得意さんとの,あれこれがとても楽しいミステリ。表題作のほかに,4編の短編。

ああ,この本か・・という本もあれば,ちょっと読んでみたいなという本もあり,よく行く本屋さんの裏では,書店員さんがこんな苦労をしているのだなと,書店員の日常もよく分かる。この本を読んで,杏子さんの働いている書店で働いてみたいなと思う人もいるのではないのかな。書店は力仕事ですってあるけれど・・・。

最後に,「書店のことは書店人に聞け」と,書店員の座談会もある。これがまた楽しいのですが,この座談会で話をしている書店員さんの勤めるとある書店は,高校のときに教科書を売っていた書店でした。繁華街のアーケード街にある本屋さんで,通っている高校からは少し遠く,通学路からも離れていたので,教科書を買う時期以外,あまり行くこともなかったんだけど,こんな方が勤めているなら,のぞいてみたいとも思うかも。・・・今では遠くて行けないけど。で,その方がおっしゃっている,他の書店員さんが作家デビューをして・・というその作家さんって,だれなんだろう・・・。