日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

夕焼けこやけ

2007-05-25 | 日々の生活
あんまり雨がひどいので,普段は仕事に自転車で行くが,本日はバスで行った。バスの時間は微妙で,帰るころ,雨は小降りになっていたものの,バスは出たところだった。20分ほど待つか,でも歩いて帰っても30分・・ちょっと考えて,久しぶりに商店街を歩いて帰った。自転車のときには,人通りの少ない裏道を通るので,商店街を通るのは久しぶり。目新しい店ができていたり,あったはずの店がなくなっていたり,栄枯盛衰激しい地方都市の商店街。郊外のショッピングセンターに押され気味というのも分かる。できたばっかりのショッピングセンター,きれいだったもんな・・。

というわけで,たらたらと帰ってきたら,家に着くころには雨も大分やんできていた。ローヒールとはいえ,パンプスで歩くのは辛い。足が痛くなった。

旦那は今夜は懇親会で,息子は部活があって,多分遅い・・・と思うと,なんだかだらだらとしてしまうが,しかし歩いて帰ったせいもあってか,お腹減りすぎ。買い物に行ったのだけど,ついふらふらと要らない物を買ってしまい,ひどく反省する。本当は何を買いに行ったんだっけ・・・。取りあえず,最近の我が家のお気に入り,エビスの「THE HOP」,息子にメロン・・・なんといういい加減な・・・。

今日が雨の予報だったので,昨日は家庭菜園にバジルの苗を植えた。去年は,前年に生えていたバジルが種を落としていたので,自然に生えてきたが,今年は冬に土を入れたりしたせいか,芽が出てこない。先日,近所のスーパーで,1株50円で売っていたので1つ買った。久々の恵みの雨だったから,これで根が付くといいのだけど。

夕方,西の空が夕焼け。雨も上がり,西が明るくなって雲も切れてきた。こんな空の日には,マンションの高いところで空を見たいと思う。

横浜では,2歳の女の子が知らない女に刺されて重傷とか。現在,現行犯逮捕された犯人の名前は出ているけど,例えば今後責任能力がないということで無罪になったりしたら・・・被害者はやってられないだろうと思う。

ストレス

2007-05-18 | 日々の生活
この夏休み,息子はまだ高校2年生なので,旦那が何を思ったのか,久々に家族でどこかへ旅行しようと言い出した。娘は大学のサークルで,あっちへふらふら,こっちへふらふらしているけど,家族でとなると久々。まあ,正直,あんまり旦那とは行きたくないという時期があったことは確かなんですが・・・

で,どうせ大学生の娘は,夏休みにまたどこか南の島へでも行くのだろうと思って,一応「今年の夏はどこへ行くの?」とメールしたら,沖縄方面へ行くと書いてあった後,「反対されると思いますが,同じ学部の友達(♀)と一緒に○ロッコへ行きたいと思ってます」と返事が・・・

海外ですよ。お金はあるんですか?いつ行くんでしょうか。そんなこと,メール一本で終わらせるなと,読んだとたんに怒りが・・・。お金貯めてるんでしょうか。まさか,親に泣きついてくるつもりなのでは・・。

なんだかど~っと疲れてしまいましたよ。

昔読んだ,「あしながおじさん」の中に,孤児院からあしながおじさんのおかげで大学へ行くことができたジルーシャ・アボットが手紙を書く中で,今手元に本がないから正確ではないが,学生時代を満喫している友達を見て,「みんなは,世間に借りがあるとばかりに,当然のようにそういう楽しみを享受しているけど,私にはそれができない」というようなことを書いていたことを思い出した。娘は,学生時代のこの4年を,当然のように親のすねをかじって,もちろん都会の下宿生活だから,いろいろ不自由はあったとしても,親から離れているという自由な生活を満喫している。思わず,こんなことは当然と思うなよ~と,念を送った。さて,どうなることやら。行くことになるのか,いつ行くつもりなのか・・。

娘から来たメールを旦那に見せたら,「○○大学は,そんなにみんなお金がある人が行くのかな」などと・・・。なんか,旦那もちょっとずれてませんか。


娘と同じ年で,地元から離れて大学へ行っている息子さんを持つ方から,卒業したら地元へ帰ってきたいから,そのための就職活動で地元へ帰ることが増えるだろうし,単位をちゃんと取っておかないとって言ってるのよと,つい先日聞いたばかり。下宿も大変だから,地元へ帰ってきたいみたいだよという話を聞くに付け,いったい娘は何やってんだか,と不安は募る日々。

最近,かみ合わせが悪く,どうも顎関節症になったようで,頭痛もして肩凝りもひどい。ストレスも原因の1つと聞いた。このメールを読んで,ますますひどくなった気がする。

息子,試験中。

2007-05-14 | 日々の生活
息子の新しい歯ブラシを買うのをすっかり忘れていた。先週くらいに,歯ブラシの新しいのと言われていたのだけど,そのときは息子用に買っているのがなかったので,また買っておくからと言ったのだった。歯ブラシの新しいのがないわけではないのだけど,皆さん好みがあるようで,母が好きなタイプは,息子には不評なもんで・・。

ところが,うっかりすっかり,全く忘れていた私。先日も,スーパーに行ったとき,入るときには確かに「歯ブラシ」と思っていたのに,知り合いと会って話をしたり,あれこれ買っていたら,すっかり忘れてしまってたのだ。で,その後,息子の請求もなく,夜になったら思い出してはいたものの,言われないことをいいことに,そのまんまになっていたもちろん,買わないつもりではないのだけど・・ね

ところが,ただいま学校の定期試験中の息子。どうも,歴史がもう一つダメならしい。「あの先生の教え方が悪いから分からないのだ」と,自分の努力は棚に上げて不平を言う。で,あまりにもあまりなもので,とばっちりが母に来て,おまけに歯ブラシをしようとして新しいのを母が買ってないことに気づいて,まあ,怒り出すこと・・・ひとしきり,荒れる息子だった。ああ・・・

そういや,高校生のときの娘も,確か同じ教科で文句を言っていたような気がする。息子と同じ高校だから,案外同じ先生かも・・・「お姉ちゃんにメールして聞いてみたら?同じ先生かもしれんよ。対策を請うてみれば」とアドバイス(笑)あんまり役には立たないかもしれないけど,まあ,多少気は紛れるかも・・・

その他大勢の人々

2007-05-12 | 日々の生活
かけがえのない存在だとか,オンリーワンとか,・・・言っていることはとてもよく分かるが,時々,自分という存在は,この世の中では,その他大勢なのだなと思うことがよくある。1人1人の価値を認めていないというわけではないし,うちの家族にとっては,こんな私でも,いなくなると生活に困るというだけでも,なくてはならない存在であろう・・とは思うのだが。

例えば,物語の中でも,ドラマや映画の中でも,主人公の周りでわいわいと騒いでいるその他大勢の,いわゆる脇役と言われるような人々。で,実は,個人的には,それが嫌というわけでは決してないんだけど,なんというか,絵画の背景に塗りつぶされてしまう群衆なのだと感じてしまう。

で,その他大勢の人々にも,もちろん人生はあって,感情はあって,生きている意味も,当然あって,そうだから,どうでもいい人生というわけでは決してないのだけど・・・でも,そう思ってしまうのだから,仕方がない。

自分の子どもには,普通の人生を送って欲しいと願うが,しかし,その普通というのは,いったい何をさしているのかと問いただされると,もう返答のしようがない。ただ,自分で人生を歩いていけるように,ちゃんと1人で食っていけるようにだけして欲しいと思うだけで,実は親がこうなってほしいという理想の姿を示すこともできないのが,今の現実かもしれない。

夕べ,パソコンのキーボードをたたいていたら,どうも入力できないキーがあって,そこだけ空白が出る。で,このパソコン,何年使ったっけと,くらっとなった。今壊れてしまうと,非常に困る。旦那に,「uが入力できなくて,どうも,tとrも,入れるとおかしいよ」と言うと,「それは,力を入れすぎるからだ」とすげなく言われてしまった。仕事もあるのにどうしよう・・・と,いろんなことが頭をよぎる。

で,今から電器屋へ行くにしても,まだぎりぎり開いているとはいえ,実は夕御飯のときにビールを飲んだから,車の運転できないし・・とがっくりして,そのまんまにしておいた。これはきっと,私が使う前に,息子がパソコンでゲームをしていたからそのせいだ・・と息子に八つ当たりをすると,キーボードには触ってないと言う。まあ,だめもとでと,パソコンを再起動させてみると・・・なんと,ちゃんと入力できるではないですか。何のこっちゃ・・・。

親になること

2007-05-10 | 日々の生活
朝,ニュースからそのままつけていたテレビのワイドショーで,若い母親が,幼児2人を置き去りにして恋人のところへ走り,1歳児は餓死し,3歳の子は,残飯などを食べて生き延びていて,1か月後に帰ってきた母親がドアを開けると,やせ細った3歳児がしがみついてきたという事件のレポートをしていた。

母親の幼いころからの生育状況とか,事件の詳細,その後報道されない事実とか・・。3歳の男の子が,1歳の弟が死んでいく側で,どうやって生きていたかを考えると,本当に辛い。この子が,その後どうやって大きくなっていくか,どんな人生を送るかを考えると,もうどうにもいたたまれなくなる。生まれたときには,本当に母親として頑張ろうと思っていたのだろうに,どうしてこうなってしまったのか・・・周りに手をさしのべてくれる人は,だれもいなかったのか,と。

親として,ちゃんと子どもを育てなければならないということが,プレッシャーになっている人も結構多いと思うが,しかし,どうしてこんなことを・・と思うような親もいると思う。先日,子どもを育てている親に対して,政府の教育再生会議が,あるべき姿の提言を出していた。なんでこんなことを言われにゃならんのだと,文句の1つでも言いたくなる気持ちはよく分かるけど,それを目に留めて,怒ったり,プレッシャーを感じたりするような人は,本当はちゃんとそれなりに頑張って子育てをしているわけで,本当に提言を受け入れて欲しいと思うような人には,きっとどこ吹く風なのだろう。

ネットの世界には,本当にいろいろな人がいて,もちろんブログに書かれたりすることが,すべて真実の姿であるわけはないだろうが,しかし,今の自分の周りにはいないような人とも出会える。そんな人たちが,何を思って頑張っているか,何を励みに生きているのかを知ることもできる。

私にできることは,離婚して,子どもを育てながら頑張って働いている,会ったこともないその人たちに,頑張れ~と密かにエールを送ることくらいだけど・・・。

子どもと大人の間

2007-05-08 | 日々の生活
ゲド戦記を訳された清水眞砂子さんが書かれた「そして,ねずみ女房は星を見た」(テン・ブックス)という本を読んでいる。大人が読みたい子どもの本ということで,清水さんが読んだ児童書について,何度も読み返し,自分が年を取ることで見えてきたものなどについて書かれている。もちろん,「ねずみ女房」というのは,ルーマー・ゴッディンの「ねずみ女房」のこと。

13冊の本を取り上げているが,その中に,「十一歳の誕生日」ポーラ・フォックス著(ぬぷん児童図書出版)という本がある。私は読んだことがないけれど,清水さんが「この作品の豊かさに私は息ができなくなりそうです。」と書くその本を,一度読んでみたいとも思う。

その本の主人公のネッドは11歳の誕生日を間近に控えている。時代は,1935年。主人公のネッドにとって,11歳というのは,子どもでいられなくなっ年,つまり無垢でいられなくなった年,罪を知ってしまった年。この場合の罪というのは,単純に悪いことという意味ではない。

子どもでいられなくなるということは,即大人になることを意味するわけではない。そして,「子どもでいられなくなった日から大人までの時間あるいは距離をどう生きるか,それがどのような大人になるかを決定づけていくのかもしれません。(P85)」と清水さんは書く。

子どもでいられなくなった子どもたちが,その内面ではいかに忙しくしているか,心配は山ほどあるのに,出口はどこにもみつからない状況。そして,「子どもという楽園から追放された子どもたちが向こう岸(この場合は,大人になるということと思うが)にたどり着くまでのこの困難な日々を替わって生きてやることはだれにもできない」と清水さんは言う。

男の子だからかどうか,それはよく分からないのだけど,息子はあんまり自分のことをあれこれとしゃべるほうではない。別に無口だというわけではなくて,小学生のころなどは,私と二人で実家へ帰る道中の車の中で,実家に着くまでの2時間ほど,ずっとしゃべりっぱなしだったこともあったくらいだけど,でも,実は肝心なことは言わない。まあ,何が肝心なのかと言われると何だけど,例えば友達とのあれこれとか,学校で先生に怒られたとか,もちろんほめられたとか(そんなことがなかったのかもしれないけど)・・・。だから,息子が学校でけんかしたとか,どうしていたとかというのを,お友達のお母さん経由で聞くことのほうが多かった。

つい先日も,学校からえらく機嫌を悪くして帰ってきたが,その理由を言わない。自転車がパンクしたことは分かっていたが,それと機嫌の悪いのが全然結びつかなかった。で,「なんで帰りに自転車屋で直して帰らんの」なんて言っていたら・・・後日,それがどうも自転車置き場でパンクさせられたということが判明。何台かやられたうちの1台だったようで,部活の先生からの電話で分かった。なんでそのとき言わないのってことになったけど・・・でも,それは親が聞く態勢になってなかったせいかなと,ヒヤリとした。これまでだって,もしかしたらそうだったかもしれないと我が身を責める私・・・。

で,実は最近,息子は機嫌が悪い。しかし,今回は,私も,原因は大体分かっている。分かってはいるけれども,でも,私にはどうしようもないことなのだ。息子を見ていて,世の中の大人は,いい人ばかりじゃないよ,ずるい人間だっているよと言って慰めたくなる。しかし,言っても,今の息子には,何の解決にもならないことも事実であって,今はもう,自分の中で昇華するしかないのだろう。息子の心の中は,今とっても忙しいのだろうと感じている。

いろんな絶望や,あきらめや,怒りや,そして喜びなどを経て,子どもはだんだん大人になるんだろうなと思う。見ているだけの親は辛い。でも,替わってやることなどできず,ただそっと見ているだけでしかないのが親ということなのだろう。

元気でいれば,何とかなる・・・多分

連休後半の日々

2007-05-04 | 日々の生活
気が付けば,既に連休も後半。今年の連休は,連休早々に私のお楽しみが終わってしまって,あとは予定が全然ないので,個人的には長い連休となるかなと思っていた。で,のんびりするぞと思っていたのだが,息子が部活だの,練習試合で遠征だのというので,朝も早よから起きて送り出さないといけないから,結局朝寝坊をすることもなく,ばたばたと過ぎている。高校では,県総体が6月の頭にあるので,今の時期,連休中は,部活もびっちりあるし,練習試合も多い。

今朝は,遠くの高校へ練習試合というので,朝早く駅へと車で送っていった。途中,とあるホテルの前の信号で止まったので何気なくホテル駐車場を見ると,観光バスが何台も止まっている。連休だから旅行か・・・いいなと思って見ると,バスには,「○○高校サッカー部」と書いてあった。そういや,このホテルは,そういう団体の人がよく泊まっている。前に相撲の地方巡業があったとき,「○○部屋」と書いた看板が掛かっていたっけ。

県外の,それもずいぶんと遠い地方の高校サッカー部だ。遠征費用だってかかるだろう。今,高校野球の特待生制度が問題になり,新聞をにぎわせている。高校野球をするにもお金が非常にかかると聞くが,やっぱり強いスポーツだと,それなりにお金かかるんだろうなぁ・・と,その高校名を見ながら思う。で,息子に,「こんな遠いところまで来たら,お金も要るよね」と言うと,息子の学校のサッカー部もいろんなところへ遠征に行くらしく,思わず,「強い部活も大変だね~」と言ってしまう私・・。ええ,息子の部活,そんなに強くないんです。目標,1回戦突破ですから・・

息子の入っているバレー部は,部員がぎりぎりしかいなくて,試合のとき,人数が足りないときには,ほかの部活の子に助っ人を頼んでいたようなチーム。今回,新入生が3人入って,それが中学での経験者もいるということなので,今年は期待が持てそうか・・・

駅で,頑張れ~と言って下ろした。

さあ,帰ろうと信号で止まったとき,ふっと見ると,向こうを歩いている人がたばこを吸っていた。きれいなピンク色のワンピースを着た若い女性だ。で,連れの,それよりも少し年配の女性も一緒にたばこを吸っている。旅行客なのか,親子連れに見えるのだけど,二人で駅の看板を見ながら,たばこの煙を吐き出している。なんというか,・・・たばこをかっこよく吸うのは難しいとつくづく思った。