日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

夜の街角ステーション

2005-05-30 | 日々の生活
今時のコンビニっていうのは,本当にいろいろと至れり尽くせり。

夜になって突然思い立って手紙を出しに行って思った。封筒7通の手紙を出すので,机をごそごそ探したが,80円切手が5枚しか出てこなかった。時計を見るともう10時過ぎたところだったが,明日の朝一番の郵便の集荷に間に合うように(この辺りは,朝7時半過ぎに集めに来るのだ)と思って,コンビニだったら切手も売ってるだろうと,封筒7通抱えて,夜の散歩に出掛けた。

夜の住宅地はし~んとしている。季節はずれの風鈴が鳴っている。仕事帰りか,背広姿の人が自転車で通り過ぎる。

5分ほど歩くとコンビニ到着。明るい店内には人が三々五々と,買い物したり漫画の立ち読みしたり。昼間は見たことがないバイトのお兄ちゃんに,「切手ありますか?」と聞くと,出してくれた。ついでに切手を貼る用のスポンジも一緒に。「ここにポストもありますから」と言われるので見ると,そこには赤いポストも。そうか・・・コンビニはもうこんな時代なんだと実感。手回しのいいお兄ちゃんが言ってくれるし,ここで出してもいいかな・・と思って集荷時間を見ると,1日1回午後のみ・・・(^^;残念。

駅前まで足を伸ばして,朝7時半過ぎに集荷に来るポストに投函。

そういや,自分の最近のコンビニ利用を考えると,お金の振り込みに使ったり,予約したり,チケットを買ったり,物を買う以外の利用が多い。本当に便利になったなぁ・・と思う。自分はいつまでも若く時代を生きていると思っていたけど,自分が大学時代なんて,今のようなコンビニなんてなかったよなぁあ・・・。せいぜい,学校の近くに24時間営業の店があったけど,今とは大違いだった。こうして時代は流れていくんだと感じた夜の散歩。

「ヌルイコイ」井上荒野

2005-05-29 | 日々の読書
娘が都会で下宿をするようになって,下宿先付近の地図を入手し眺めていた。都会だけど,住宅地だからか,そこここに銭湯がある。一応娘の下宿はワンルームマンションなので,ユニットバスがついているから,多分銭湯なんてよっぽどのことがないと行かないだろうし,娘が自分から行くとも思えない。

私はずっと結婚するまで自宅を出てひとり暮らしをしたことがなかったが,大学の合宿で銭湯へ行ったことはあった。広々とした湯船に浸かるのは,結構好きだったな。

なんてことを,出だしの銭湯「松の湯」を読みながら思っていた。そこで出会う「鳩」と「わたし」の物語。独身かと思っていた「わたし=なつ恵」は,れっきとした?主婦で,夫は仕事人間で家にはなかなか帰ってこない。不倫相手の浜見との関係,自分の病気の話。病気から逃げようとしているのか,見ないようにしているのか,でも生きたいと思うようになった「鳩」との関係・・・。

こんな本を読んだことがあると思って思い出したのは,「赤い長靴」江國香織。この本の日和子は,多分離婚はしないだろうけど。

所詮夫婦は他人だと言ってしまえば,実際の所そうだから,気持ちが通じるとかなんか,本当はないのではないかと思ってしまう。ただ,この生活を続けるかどうか,ただそれだけになるのではないか。特に子供がいない場合は。

読んですっきり楽しかったという本では,正直なかったんだけど,夫婦ってなんだろうなとか,出会うということは,結局こういうことなんだろうなと思ってしまった本だった。

息子・・・ふせる(^^;

2005-05-27 | 日々の生活
夕方,家庭菜園から帰ると息子が学校から帰っていた。今日は早かったみたい。制服も脱がないでだらだらしている。テーブルに置いてあった菓子パンを取りあえず食べた模様。急いで夕飯を作る。

疲れたのか,息子はソファに横になってごろごろ。重松清の小説なんか読んでいる。そういや,つい先日,部活がおもしろくないと言っていたっけ。ちょっと沈んでいるときは,よく本を読んでいる。

昨日は,珍しく他のクラスに入った転校生の話をしていた。「今度来た転校生って,まゆ毛がないんで。それで,担任の先生(体育の男の先生で怖い)に,つばを吐いたって」・・・怖い(^^;いったい,何したんって感じですが,しかし,その子よりも怖い同級生は実はいるんだって。・・・すみません。全然知りませんでした。

夕御飯も,なんとなくおっくうそうに食べて,それで「しんどい」と言うので熱を測ると,微熱・・・。ばてた模様。体温計を見ただけで,ダメージ+10ってところでしょうか。取りあえず,風邪薬を飲んで,部活して帰ったから絶対にお風呂に入るというので,さっさと寝ることにして,風呂も入った。で,速攻就寝。

でも,つくづく,息子は娘と比べて,もう一つパワーがないというか,気力に欠けるというか。先日,とあるサイトをうろうろしていたら,男の子は母親の影響を大きく受けると話題になっているブログを見つけ,ちょっとしょげている私。そう言われれば,自分のなんとかしたいと思っている部分を息子も多く持っているようで,なんだか申し訳ないような気になった。

取りあえず,明日は休日。起こさないでと言って寝ました。

これからの行き先は

2005-05-26 | 日々の生活
相変わらずの毎日。

しかし,この5月は天気がいい。五月晴れって,本当だ。息子の修学旅行もずっと天気がよかったらしいし,梅雨にはいるまでのしばらくの間は,気持ちのいい青空を楽しみたい・・って,空を見ると気持ちがいいけど,本当は相変わらずのどんよりの毎日

とある方に,人生を峠道にたとえると,40代というのは,峠のてっぺんにいるんだよと言われた。子供とお年寄りは,自分のことしか見えない。40代というのは,自分の来た道も見えるし,これから行く先もなんとなく分かるって。

自分がこれからどう生きるのか,どんなふうに年を取っていくのか。お手本にしたいような,すてきな先輩に,たくさん会えるといいなと思っている。

でも,年を取ると人間が丸くなるっていうのは,嘘だろう。穏やかな人は,本当はずっと穏やかだし,頑固な人は,もっともっと頑固になるし,短気な人は,輪を掛けて短気になるだろうし。それはやっぱり,自分が生きていた結果なんだろう。

夜になって,近所のスーパーに買い物に出た。お味噌を切らしていたのをすっかり忘れていたからだ。買い物が終わって自転車置き場に行き,鍵を外していると,後ろから70台くらいのおじいさんが来た。ほかにも自転車置くところはあったんだけど,私の隣に入れようと思っていたんだと思う。うつむいて鍵を外していると,後ろに立って,自転車のベルを鳴らすのである。買い物終わって今から出ようとしているのって,見ただけで分かると思うんですけど・・・・。そんな,せっかちにならさなくてもすぐに空くのに・・・・と思いながら,急いで鍵を外して出た。なんとなく,俺が入れようとしたところで,さっさと出ろという気配を感じたな。この人・・・お家ではどんな夫なんだろうなって思った。

これはこれでよしとしよう

2005-05-25 | 日々の生活
月に2回か,若しくは3回,定期的に集まる会がある。絵本とお話の勉強会だ。今年から曜日が変わって,最初はなかなか慣れなかった。学校が始まってからの活動なので,4月はばたばたと続けてあって,春休み中のんびりしていたからちょっとハードだった。準備もあるから。

5月,連休も過ぎて,やっと活動のペースにも慣れてきて・・で,今日も朝から,行かなければと家事を手早く終えて,珍しく今日はリビングに掃除機も掛けてからさあと出掛けると・・・だ~れもいません

部屋の前でじ~としばらく立ち止まって考えていました。早いわけではないし,いつもなら始まっている時間だし,いつも最初に来るSさんの自転車もない。おかしい・・・。で,思い出しました。今週はお休み(笑)

速攻で帰りました。自転車を止めたところでおしゃべりしていた奥様数名が,すぐに引き返してきた私をちょっと不思議そうに見ていました(^^;

まあ,考えようによっては,時間が空いたということで,これはこれでよかったと思い直すことにした。

というわけで,今日は仕事帰りにドリームジャンボ宝くじ購入。連番10枚。当たったら・・・どうしよう。わくわく・・

息子に心配をかける

2005-05-25 | 心の中にあるもの
旦那が単身赴任なので,今は中学生の息子と二人暮らし。旦那は,来年辺りは帰ってくるのかなと思っているが,途中下車するか,直通で帰ってくるかは不明。というわけで,平日は,息子と二人の静かな毎日。

大学に行った娘がまだ家にいたときは,それでもうるさかった。大体が騒がしい子だったし,まあ,私ともかなり派手にけんかしていたりしたから(^^;しかし,都会の大学へ行ってしまったので,なんだか家の中もし~んとしているようだ。

先日来のごたごたで,私はず~んと落ち込んでいる。

詳細は息子には言ってはいないが,すぐ顔に出る正直者の私なもので,暗い顔して考え込んでいると,息子が心配しているのが分かる。

親だからしっかりしろ・・と思うのだが,ついつい考え込んでしまう。なんとか早くこの穴から浮上したい。

人の気持ち

2005-05-24 | 心の中にあるもの
言葉にして,だれかに言いたいことがあるが,それをちゃんと言葉にすることができない。言ったら,これは愚痴?とか,聞きたくないかな?とか,こんなことを言ったら相手が不快になるかな?とか,いろいろと考えてしまう。

言ってすっとするというのは,だれがって,それは自分だけ。

「私は,相手がどう思ってるか,なんて考えないで,自分が言いたいことだけ言うし,やりたいことだけしかしないのよ」なんてことをすぱっと言う人と会った。自分の親くらいの年の人。そりゃ,いろんなことがあったんだろうなって思うけど,そういう人と一緒にいるのは,きっとしんどいだろうなと思う。

「だから,あなたも我慢しないでちゃんと言ってね」と仮に言われているにしても,そんなことをそのまんま言えるわけないじゃないかと思う。気を遣いすぎとも,真面目だと言われても,それが私の性分だから,なんともできない。

時々,もっと楽ちんに生きたいなと思うのだけど。

いいことも,悪いことも

2005-05-23 | 日々の生活
先週,とあることがあり,それ以来どよんとした毎日を送っている。

自分は旦那に何を期待しているのだろうと考えることがある。
旦那は正論ですね。で,完全です。ねばならないのですよ。
私は,それも分かるのですが,チョコレートのダースのCMじゃないけど
堂本君が「君は何にも悪くないよ。」って言ってくれるような
そんなせりふを期待しているのかも知れない。いいよ,いいよ,大丈夫だよって。
・・・でも,違うんだよなぁ・・・。

まあ,だから自分で頑張らねばと,しっかりしろと,叱咤激励していると思えば
それはそれでいいのかもしれないが。

そんな夕方,借りている家庭菜園にきゅうりの苗を植えに行った。
先日植えたのが枯れたので,また買ってきた。
すると,近くの畑を借りているおばさんがいらして,あれこれと話をする。
植えて,水をやって,さあ帰ろうとすると,その方が
「珍しくもないけどね」と言って,アルストロメリアの花束をくださった。
その方は花もたくさん植えているのだ。もちろん,喜んで頂いた。

辛いこともあるけど,ほんの小さなことでうれしくなることもあると
そんなに思えた帰り道。きっと,いいことあると信じて。