日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

ぶきっちょさん

2007-01-25 | 日々の生活
夕べ息子が,「お母さん,今日先生が○○模試代2000円払えって言うから払ったからちょうだい」と言った。先日,センター試験があったとき,1,2年生は模試があった,その分だ。高校生は,授業料以外にも,こうして途中でいろいろと請求があるのだ。娘のときにも,夜遅くなってから,実は明日6000円要る・・なんて言われて,早く言えよ~という状況になったことも多々あった。

まあ,娘の場合,小遣いを買い食いやらカラオケやらで使って,いつもぴーぴー言ってたので,立て替えて払うなんてことはついぞなかったんだけど,息子の場合は,なんというか,娘と小遣いの額がそんなに違うというわけでもないのだけど,結構小金を貯めているようで,取りあえず模試代2000円くらいは財布に入っていた模様。「だって,先生が急に言うんだもの・・・」などと言ってはいたが,しかし,そんなことは絶対にないと思う。確信している

娘のときだって,何日までに持って行くとか,今回のは何千円なんで,用意しておいてって,大抵数日前には言っていたからだ。で,私が息子に「急に,今日模試代って言って,今日までに払えってことはないやろう」って言うと,「・・・そうかも」言われたときに,いったい何を聞いていたのか・・・。

高校には,芸術課目の選択があって,美術と音楽と書道と,その中から1教科選ぶようになっている。息子は,入学したとき,美術はどうにも画才もないようだし,音楽はなぁ・・ということで,どちらかというと消去法で書道を選択したのだけど,まあ,その芸術点が,はっきり言って,なんでこんな点になる・・というくらい悪い。最低ラインをうろうろしている。なんぼなんでも・・と思うが,息子は,あの先生はひいきばっかりして,自分のことはいつも悪く言うのだと言う。どうも注意をされる筆頭のようだ。まあ,特に字が上手だということもなく,下手くそな字を書いているんだろうなとは想像するのだけど,それとこれとは話が違う気がする。

息子の言い分は,自分だけが注意されるということだけど・・・多分ぼぉ~っとしていることが多いんだろうなと思う。つまり上の空っていうんですかね。きっとそんな態度が横柄に見えるんだろうなと思う。親としては,決して悪い子ではないと思うのだけど,どちらかと言うと分かりにくい,先生のお覚えはよくない子の範疇に入ると思う。担任に直訴したいとまで言ったので,母はう~んと考えた。

多分,この子は,ほかの授業のときも,ふっと意識がどこかへ行って,心ここにあらずってことが多いんじゃないかと思う。それが,多分さぼっているというように見えると思うので,・・・本当のその書道の先生が,息子ばかり注意したりするということがあっても,担任に言ったときに担任がどう考えるかと想像したら,多分息子に非があると思うんだろうなって思うのではないのかなと。

それで,息子にはちょっと酷なことを言った。しばし考えて・・・そうかもしれないと言う息子。教師が悪いとは言わないが,学校の先生って,成績でその人間を判断することって,多々あるよなと思っている。じっくりその子と向き合うという時間もないだろうし,人数多かったら,息子なんて,成績が悪いので目立っているかもしれないけど,どちらかというと先生のお覚えのめでたいほうではないと思うのだ。授業で分からないところを質問に行くとか,いつも熱心にかつ積極的に学校生活を送っているなんてことは,とうてい息子には望めそうにないので・・・。

我が家で取っているY新聞で,今土曜日に中沢新一が連載をしている。題名は「無人島のミミ」。まだ始まったばかりだけど,結構おもしろい。(ちなみに,この前はドナルド・キーン氏の連載。これも大変興味深かったが)1月20日は,子どもが文字を知り,人間の世界へ足を踏み入れるときのことを書いているのだけど,そこで「半分人間」という言葉が出てくる。「ことばには魔法の力がやどっていて,その力を失うのとひきかえに,子どもは人間になる。」で,言葉の力を信じている人は,人間の世界では半分人間として生きていかざるをえなくて,人間の世界で生きる半分人間は,「ぶきちょさんにならざるを得ない」。

半分人間の話では,いろいろと思うところがあるのだけど,でも多分息子は,どこか生きるのがぶきっちょな,“ぶきっちょさん”なんじゃないかなと,この連載を読みながら思っている。いいのか悪いのか・・・分からないんだけど・・・。

ナマケモノ化

2007-01-20 | 日々の生活
この週末,ナマケモノ化している。

金曜日,旦那が夜は送別会で御飯が要らないと言うし,息子は,学校の近くにあるパン屋のパンがおいしいから買ってと言うものだから,それを晩ご飯にすることにしたので,朝からずいぶんと気が楽。旦那が御飯要らないというだけで,これほど気楽になるなんて・・。

とはいえ,パンだけではあれなので,お手軽にクリームシチューでも作ることにして,仕事から帰ってからちゃっちゃと作ってパンを買いに行く。郊外にある,そこで焼きながら販売しているパン屋さん。結構な人気で,営業は7時くらいまでらしいのだけど,5時過ぎに行っても,まだたくさんの人が買い物中。カレーパンが人気で,置くそばから売れていく。息子に言われていたので,私もなんとか1個手に入れた。

で,本日の土曜日は,息子が朝から校外模試があるので普段通りに弁当を作成。旦那は夕べは午前様だったようで,息子が出かけてもまだ寝ている。私も,一応最低限の家事をしたら(台所を片付けて,洗濯干して),後はだらだらとこたつで読書。遅くに起きた旦那は,今日も再び遠くから客人が来るので,お迎えに出かけ,昼ご飯も夕御飯も不要。

というわけで,1人のリビングでだらだらと過ごす私。今夜は残っている生クリームを使うべく,マカロニとほうれん草のグラタンを作成,息子は部活から帰ったら塾なので,私の極楽生活は続く・・。

本日読了:「文学賞メッタ切り!リターンズ」大森望/豊崎由美

トヨザキ節が効いている,と言ってよろしいのでしょうか。しかし,お二方とも,これだけの本を読んでいるというのがすごい。文体やらジャンルやら,人の好きずきはあるでしょうけど,なんとなくそう言われると納得してしまう・・というのがあるかも。

で,S氏の某文学賞受賞を何が何でも阻止したという選考委員ってだれだったんだろう・・・って,結構気になるんですけど・・

というわけで,極楽の週末,明日はどうなるかな。もう一日,極楽生活が続くか・・。(笑)

こだわりの何かか?

2007-01-16 | 日々の生活
久々にジムへ。体重は微増微増で,行けない間に蓄積された私の脂肪・・・。デジタル体重計には,見たくない数字が・・・


体重の増加を気にしながら・・・先日は,知り合いと一月ぶりにランチ。月に一度,子どもの本の勉強会をしているので,その流れで。学校でもない,ご近所でもない,ただ子どもの本というつながり,それだけでこうして今一緒に御飯を食べているというのも,それはそれですごいと思う私。考えてみれば,この町に住んで,途中転勤はあったにしても,トータルで15年が過ぎようとしていることをしみじみと感じる。子どもたちは,学生時代をここで過ごしたわけで,子どもたちにとって帰ってくる古里はこの町なのだろう。

で,そのランチですけど,最近はやりのカフェで食べた。某知り合いが,前にお茶を飲みに行ったら,昼時だったか,雑誌に載った直後だったか,偉く混んでいて,長々しゃべっていたら出されたわ・・なんて言っていたので,ほんのちょっとこわごわ行ったが,空いていた。で,ランチメニューを頼んで,追加でコーヒーが100円で飲めるというので,それも頼んで,おしゃべりしながら待っていた。すると,少し向こうに座っていた人が終わって出たのだけど・・・お皿を下げに来たお兄ちゃんが,お皿を下げた後で・・・テーブルと,座っていた席の辺りに,なにやらシュッシュッと吹きかけてから拭いていた。何か・・・よく分からなかったんだけど,例えば消毒用アルコールとか?ファブ○ーズとかの類なのかな?

その席の周りには,だれも座ってなかったんだけど,その後,別の所を片付けたときも,シュッシュッと吹きかけてから拭いていたので,このお店はそういうシステムなんだろうと思う。・・・・これって,清潔ってことなん???よく分からん?????

ランチはおいしかったし,器もしゃれたのを使っていて,なかなかおしゃれな店だったんですけどね。なんだか,それってやりすぎではないの??と思ってしまう私。今時は,そうなんですかね??最近のはやりなのか??よく分からん。初めて見た。

またあの店に行くか・・・と言われたら,自分からはもう行かないかもしれないな。そりゃ,汚い店には行きたくないんだけど,出た後すぐあんなことされるのもなぁ・・。あれは一種のパフォーマンスなのかな。これだけ清潔にしてますよってこと??

もうとっくに・・・三が日が過ぎて

2007-01-04 | 日々の生活
既に仕事始めとなってしまいましたが,改めまして



あけましておめでとうございます。



今年の年末は穏やかに過ぎて,世間は暖かかったですが,我が家には30日から嵐が吹きすさびまして,いったいこの年末年始はどうなることやらと危惧しておりました。

何のことはないのですが・・・事は,年末になるまで都会で遊んでいた(と思われる)娘から,「帰りの電車賃がない・・」とメールが来たことから始まるわけでして,それに旦那が激怒して,まあ,いろいろとあってから,結局「それならもう帰ってくるな」ということになったわけです・・・

いや,全く・・・。そこまで言うには,いろいろと事情はあるのですが,どうしても今の下宿から,より学校に近いところへ引っ越ししたい娘が,親が反対しているのを自分の言い分を通して,結局1月に引っ越しをすることにしたのです。それで不動産屋にン十万支払うのですが,親から出してもらうつもりなのに,それが分かっていて,学割を取って帰る片道分も使ってしまったのか・・と,いうことです。仕送りは,冬休みがあるにもかかわらず,ちゃんと一月分しているわけですから。それも,最初は休みになったら帰るつもりが,自分が目一杯友達と遊ぶためにぎりぎり大みそかに帰るからとメールしてきて,それなら自分で学割取って,チケット取って帰りなさいと言っているのに・・です。

で,メールをするのは私なもんで,娘は,「もうそこまで言うなら,二度と帰らない」などと言いますし・・・なんだかがっくりな年末年始でした。まあ,年明け早々に引っ越しするつもりなので,片付けでもしてすごせばいいんですけど・・何をしていたのやら・・。

旦那は,年始に私の実家へ行ったとき,酒を飲んで酔っぱらい,娘の愚痴を思いっきり私の両親にしておりまして,それは非常に珍しいことなので,ちょっとびっくり・・・。旦那が酔っぱらって寝てから,母曰く,「まあ,どこかで愚痴もこぼさないとね」

そんなわけで,年末年始は,それ以外は,静かに過ぎていきました。息子も,なんとなく静かに過ごしておりました。で,我が家で一番食べるのは,実は娘なわけでして,娘が帰ってくると思っていろいろと買っていた食材は,なかなか減りませんでした。

そんな幕開けだった2007年。どんな1年になりますやら・・・。

今年もどうぞよろしくお願い致します。