日,暮らし

明日は明日の風が吹く。

家庭の中の血のつながらない他人

2008-04-23 | 日々の生活
先日,とある場所で待っていると,後ろのほうで会話をする人の声が聞こえてきた。昔からの知り合いが偶然会ったようだった。年の頃は,60少し前くらいの男の人と,それよりも一回りくらい上の方。元は同じ職場に勤めていたようだ。

年下の方は,最近,定年前に早期退職で仕事を辞めたようで,どうしたのだと理由を聞かれていた。で,下のお嬢さんも大学を卒業して働き始めたので,子どもの手が離れたのもあって,もう自分の好きなことをしたいからと早期退職をしたらしい。女房は,もう残りも少しだし,子どもの学費も要らなくなったんだから,定年まで勤めたらもうちょっとお金も貯まるし,それに子どももまだ結婚もしてないのに・・と,ちょっと不満げだったと言っていた。

で,いろいろと知り合いの話などをしているうちに,仕事を始めたというお嬢さんの話になった。年下の方が,「女房は,血のつながりのない他人やけど,娘は自分の血のつながった子だから可愛い」というようなことをしきりに言う。どうも,自分の母親も一緒に住んでいるらしい。話の調子だと,多分,家でもそのようなことは,言葉の端々に出ているんじゃないのかな。「女房は,今,入っている保険は,死んだら幾ら下りるんだとか,遺族年金は幾らだとか,自分が死んだら幾らもらえるかばっかり言う」と愚痴をこぼすように言っている。

結構大きな声で話をしているので,後ろに座っている私に向かって話をしているみたいに聞こえる。で,退職金は自分が握っているとか,通帳の判こも替えたとか,そんな話もしている。私は,自分の旦那が外でそんなことを言っていると分かったら嫌だな・・と思いながら聞いていた・・というか,聞きたくなくても耳に入るのだ。

すると,黙って聞いていた年上の方が,「お嬢さんが可愛い,可愛いと言っても,そのうち,血のつながってない他人の男のほうがよくなるんだからな。血のつながってない他人の奥さんに,結局最後は世話になるんだから,奥さんを大事にしろよ」と言ったのだった。

なんというか,夫婦には,夫婦にしか分からないいろいろな事情とか,これまでの歴史があるし,言うことと現実は違うということもあるだろうから,話を聞いただけではどっちが悪いとか,判断はできないけど,でも,この人が自分の旦那だったら,例え現実は違っていても,外でそんなことを言われるのは,本当に嫌だなと思ったある日の昼下がり。で,その話をしていた年下の人が,もし今の時代の若者だったら,絶対に結婚できない(しないのではなくできない)タイプだろうなと,なんとなく思った私・・・。

メタボる。

2008-04-21 | 日々の生活
先日,朝ご飯を作ったり,弁当を作ったりしてばたばたしていたら,朝食を食べ終わり,のんびりしていた旦那が急に・・・「お母さん,太った?」と言った(まあ,なんてストレートなお言葉・・)

・・・否定はしませんが・・・

体重的には,正直言って高値安定というか,激増という感じではないのですが,確かにちょっと冬を過ぎて,気持ちのおもむくままに食べたり飲んだりしていたし,おまけにスポクラも冬になってから,仕事が忙しかったり,体調がいまいちだったりしたので,結局やめてしまった。それで春先になって,しまっていたものがほどけてきたというか,冬に厚着をしていて分からなかったものが,ばれてきたというか・・(笑)

息子からは,「お母さん,太った」とか「デブだ」とか,情け容赦のない言葉を言われてはいたものの,言われるほうも慣れてきたというのもあって,分かっちゃいるけど・・という状況だったのだ

で,息子と話をしていたときに,実はお父さんにも言われてねぇ・・と言ったら,「お母さん,現実を見たほうがいい」と言って・・・私の姿をデジカメで撮影したのだった。

この後ろ姿は・・・どこのだれの姿なんでしょう・・

くびれのないウエスト,胸より出ている腹回り・・自分が脳内にイメージしているあるべき自分の姿とは,似ても似つかぬこの写真・・・

実は我が家には,旦那が欲しいと言って買ったジョーバなるものがあって,リビングに置いてある。で,旦那は結構マメに乗っているんだけど,私は,以前,「ちりとてちん」が放送されていたときには,一応,それでも毎朝の放送の時間にジョーバに15分間(ジョーバは1回が15分間)乗っていたのだけど,最近は乗ってないし,それに1日15分だけではダメなんだろうなぁ・・・。

真面目に体を動かして,心のおもむくままに食べたりするのを控えようと,何度目かの決意をする今日この頃・・・。

今日はよい天気。ツツジも咲き始め,ハナミズキも咲いて,新緑の季節になりました。

時が解決することもある。

2008-04-17 | 日々の生活
しかし,毎度毎度のことながら,人っていうのは,自分の聞きたいようにしか聞こえないものなんだなと思う。

同じ事を,例え同じ場面で,一緒に聞いていても,受け取る側によってこれほど違うように受け取ってしまうのかというのは,やっぱり十人十色というか,人間は,同じ人というのはいないんだなということをひしひしと感じる。好きで一緒にいるような関係でない場合,相手が自分と同じような感性を持っている人であるというのは,本当にラッキーなことで,そうでないことのほうが多いというのを自覚しないといけない・・・ということを,再び肝に銘じた今日この頃・・・。苦手な人とも,なんとかうまく付き合っていくというのも,それも大人としての付き合い方なんだろうな。

しかし,私,いつそんなこと言いましたか?という現実を目の前にすると,なんだか反論する気力も,否定するだけの元気もなくなってくるもんだ。

先日,清水ちなみさんの「お父さんには言えないこと」(文春文庫)という本を読んだ。というか,ずっと前に単行本で読んだのを忘れていて,図書館で手にとって再び読んだ。OLにアンケートを出して,その結果に基づいて「おじさん改造講座」などを書いた著者が,お父さんについてアンケートして得た結果を基に書いた本。半数がお父さんは嫌いと回答したと,まあ,家族のいろいろな事情があるにせよ,父親としては,どきっとする回答結果ではあるかも。

娘にとっての父親というのは,大好きなお父さんだったり,大嫌いなお父さんだったり,いろいろと気持ちが入り交じっているような気もする。我が娘にとっては,多分,昔は大嫌いなお父さんだったと思う。特に,学校へ行けなかった時代の娘にとっては,本当に嫌な存在のお父さんだった。その後,学校へ行きだしてから,あるとき,「学校へ行けなかったときに,お父さんに言われた言葉がものすごく悔しくて,お父さんを絶対に見返してやろうと思ったから,中学校では頑張ったんだ」と言ったこともあった。

で,自分もだんだん大きくなって,大学へ行くようになり,壁として立ちふさがる存在だけでない,ダメな部分もある人間としての父親の姿を見てから,それまでのことが許せるというと何だけど,お父さんって,こんなところもあったんだなと思えるようになったのではないかなと思う。

で,今の娘にとってのお父さんは,娘がちょっとお願いしたら,すぐにほいほいと言うことを聞いてくれる甘甘な父親になっている。なんというか・・・

桜はもうすっかり落花して,花の絨毯。これから新緑の季節

親だって試行錯誤で,やり直しはきかない。

2008-04-13 | 日々の生活
先日は,息子の強い希望でアルバムの整理をして,思い出の地の探訪もしたのだけど,そのときに,娘の写真も整理していた。

娘は,初めての子どもということもあるのだろう,旦那がものすごくたくさん写真を撮っていて,アルバムも,申し訳ないくらい息子と差がある現実・・・2番目の子って,そんなもんかも・・・

まあ,それはさておき,娘の写真を見ていると,結構いろいろなお稽古事をしていた歴史が一目瞭然音楽教室に,クラシックバレエに(発表会の写真もある),水泳教室。お習字もしていたし,スポ少でバドミントンもしていた。私もまだ若かったのか,教育ママだったのか,今思えば熱心だったなぁ・・。

それは,どれも転勤して,それから娘が不登校になったころにやめてしまったのだけど,後になって,娘は,お習字だけでも続けていたら・・と言ってたっけ。その後は,もうなんだか,無理をしてさせてもお互い辛いし,娘がやりたいというものだけをしたらいいんじゃないかなと思って,私からは,特に強く勧めるようなこともなかったので,結局学校の部活中心の生活で,中学,高校時代は終わってしまった。息子に至っては,娘と同じようにいろいろと始めたものの,もう一つ上達もなく,結局,娘のいろいろで,親としての自信を失った私は,息子に何事も無理強いすることなく今日まで来てしまった。

で,その写真を見ながら,お稽古事にいろいろと連れて行った日々を思い出して,私はいったい,何をやってたんだろう・・・なんて思っていたのだけど・・・。

先日,息子の小学校のときの役員仲間でランチをした。役員が終わってから,もう何年もたつのだけど,たまにランチをしている。そこで,話のついでに子どものお稽古事の話が出て,私が,「あれだけ熱心にしていたのに,今は何にも残ってない気がする」と言うと,Aさんが,「そういや,昔タレントのTさんが,小さいときからいろいろなお稽古事をしていたのに,大学受験をしたときに落ちてしまったら,そのときに親に,あれだけのことをしたのに,何の意味もなかった,というようなことを言われて,それでもう親の言葉にショックを受けて家を出たという話をしていたから,子どもに言うときには気を付けないと・・」というようなことを言った。(笑)すみません,それは,子どもには言い過ぎだってことを言いたかったんですね。

多分そのタレントのTさんは,それまで親の期待通りに,素直に頑張ったんだろうと思う。だから,挫折をしたとき,自分の頑張りを認めてもらえなかったというショックがあったんじゃないかな・・。

子どもに何かさせるのでも,それは,もちろん,子どものために・・というのが大義名分であるかもしれなけど,でも,その一方で,親の自己満足という部分もなきにしもあらずだと思う。で,実は,私だって,娘にバレエをさせたいという私の願望もあったので,娘がやりたいといったときに,ほいほいとさせたというのもあるわけで・・・。

でも,我が家の子は,私は私で,結局,やりたくないことはやらない子だった。だから,もう,途中で私も,もうそれほど嫌なら,やめてもいいやってことになったわけで・・・。

しかし・・・今になって,娘や息子は,自分が嫌って言っても,なんとか続けさせて欲しかった・・なんてことを言ったりする。で,調子のいいこと言うよなぁ・・っていう気持ちになってしまう,親歴22年の今日この頃の私。親として,まだまだこれから,発展途上・・

八つ当たり

2008-04-08 | 日々の生活
今日は,花祭り。お釈迦様の誕生日ということで,そういえば,昔々,まだ小さいとき,近所のお寺で,甘茶を飲んだことを思い出した。もう,昔々のン十年前のこととなるので,断片的にしか覚えてないんだけど,確か,象の形をした,甘茶が出るようなものがあって,それがどこかから来たというので,子どもたちで行って飲んだ記憶が・・・。あまりに昔で,その思い出を反芻するにも,一緒になって思い出してくれる人が近くにいないので,正直,それが本当だったのか,夢なのかがはっきりしないというのがなんだけど,確かに甘茶を飲んだ記憶はある。

で,先日,お茶の専門店へお茶を買いに行ったとき,花粉症に効果的と書いてあったので,甜茶を買って入れて飲んだら,それが何とも言えず甘かった。そういや,甘いのが好みでない方は,こちらのジャスミンの入ったものを・・と,隣に書いてあったような記憶が・・・。で,その甜茶を飲んだとき,一瞬,昔飲んだ甘茶もこんな味だったような・・・と,古い記憶が蘇ったのだった。

週に3日のパートに行っているが,先週は,一緒に仕事をしている方が新しい方に変わられたので,その方が慣れるまでと,毎日仕事へ行った。私の仕事はあまり変化がないが,その方は,新しい仕事が増えたので,その関係もあってあれこれと・・・。で,正直,初めまして・・となると,お互いに気を遣う。慣れて,お互いのペースができて,この人はこういう人だと,お互いに理解するまでは,結構時間が必要かなと思う。ちょっと凹むと,もう辞めてやる~という無責任な気持ちがわき上がるのだけど,そんなときには,もう一人の自分が,「おまえはいったい,どこに年を取ったんだい?」とお説教をする。自分の時給の中に含まれているものを,時々考える。

旦那,夕べから,のどに魚の骨が刺さっているようで,朝行くときにも,けほけほと咳き込むようにしている。気になるようなら耳鼻科へ行けば・・と言うが,今日は忙しいらしくて,行く時間がないとか,行っても無駄とか,ぶつぶつ・・・。実は,夕べはフライをして,息子にはチキンカツをしたのだけど,旦那は魚かな・・と,アジフライをしたのがまずかったようだ。一応,骨は取ったんだけど,取りきれなかったのだ。「骨,あるから気を付けてよ」と,食べる前に注意はしたんだけどねぇ・・。

急いで食べる旦那が悪いと思うのだけど・・・アジフライにした私が悪いなんて言い出すので,人に当たるなよと言いたい私。とはいえ,普段なら,自分で三枚に下ろして,骨抜きでちゃんと骨を取ってはいるんだけど,夕べは急いでいたので,フライ用に下ろしてあったのを買ってきて,そのまま揚げたもので,私に当たるなよ・・と言いつつ,ちょっと悪かったなぁ・・とは思っている。でも,本当は,ちゃんとよくかんで食べないのが悪いと思うんだけどね

春休み終了

2008-04-07 | 日々の生活
本日より新学期が始まり,長い春休みだった息子も始業式で学校へ行った。部活を辞めてしまった息子は,時間だけはたっぷりあったのだけど,友達は当然部活をしているので,案外家にいてだらだらしていた時間が長かったこの春休み。時々,「部活したい~」とか言うので,「ここは思い切って頭を下げて,もう一回入部しますと言ってみたら・・」などと言ったものの,それは即,却下あんなに嫌がっていた顧問の先生も異動になったから・・・と言ったんだけど,辞めた理由はそれだけでもないので仕方ない・・か。まあ,毎度,人生いろいろ~♪というメロディが頭をよぎる。とはいえ,時間があるなら,今年は受験生だし,勉強したら・・・と思うのだけど,それはそれ,分かっていてもできないものはあるようで(笑)

で,分かっていてもできないことっていうのは,みんな同じようにあるわけでして,新学期までにしないといけないと分かっているのに,どうしても電話までの距離が遠い私。最近,街中の公衆電話が激減しているんだけど,どうも我が家の電話も,それに負けず劣らず見当たらないというのか,なんというか,タイミングを逃すと,なかなかできないものだなと思う今日この頃・・。トホホ・・。

さて,この週末は,天気予報も外れての花見日和。旦那とせっせとウォーキングがてら近所の桜を愛でる。こんなところに,こんなに大きな桜の木があったのか・・と思いつつ歩く。今年は,花見弁当を用意して(って,買ったんだけど(笑)),ついでにビールも持って,公園にシートを敷いてお花見。満開の桜の花を見ながら,のんびりとしていた。で,もちろん,公園には,団体様ご一行というか,ビンゴして盛り上がっている会社関係かと思われる人たちや,学生かなというような一団,子どもが小さいから家族で楽しんでいますというような方もいるけれども,我が家のような,そこそこ年取った夫婦連れという感じの花見客も結構いる。我が家も,子どもが大きくなって,こうしていざ花見でも・・となっても,もう子どももついてこないし・・・。結局,これからは,2人で楽しみを見付けていかないとなぁ・・・と,しみじみ思ったお花見。

さて,昨日一日,万歩計を付けていた旦那の総歩数は,約1万8000歩だったそうだ。本日の旦那は,ちょっとお疲れ気味のようだ。