ぶらぶら★アフリック

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8月、アフリカではFICADが開催されます。ん?!

2016-06-24 07:30:00 | アフリカ音楽・アート・文化
今年8月、日本政府は、国際社会とアフリカの共催者とともに「第六回アフリカ開発会議(Tokyo International Conference on African Development: TICAD VI)」をケニアのナイロビで開催する。今回は23年のTICADの歴史でも初めてとなるアフリカ大陸での開催だ。

先日、当地コートジボワールメディアを眺めていたら、あ、TICADの記事がある。いよいよメディアでも報道され始めたかな、と思ってよく見たら、あれ?でもなんかちょっと違うぞ?!

まもなくFICAD開催
Bientôt le FICAD
(Abidjanshow.comサイトより)


FICAD?TICAD間違いじゃないの?!

と思ったら。

FICADとは、「ダウクロ国際文化芸術フォーラム」('Festival International de la Culture et des Arts de Daoukro')のことだという。確かにフィカッド(FICAD)だ。しかもこちらもすでにもう第十二回の歴史が刻まれている。


記事にはこう書かれている。

8月6日〜14日まで、第12回目の'FICAD'フェスティバルが、コートジボワール・アビジャンから北東242キロにあるダウクロで開催される。そして一足早く、開催式典が6月9日、アビジャン・ココディにあるUNESCO事務所で開かれた。今回のテーマは「進みゆく地方開発と、文化と観光の調和」。ダウクロは祭典でもりがる一週間を迎えるのだ。・・・「バウレの伝統文化を見直す好機となれば。」と主催者。

・・・また地元の伝統的コミュニティの長、リーダー、営農民、代議員、若年層など多様な社会グループの社会的統合を促進する対話が行われたり、若年層に対する社会職業的参加や道徳敵プログラムの啓発なども行われたりする。人々の交流、展示会、食、伝統的舞踊、音楽。様々なプログラムが国民和解と社会統合を後押しする。

2004年に「ダウクロ・カルナ・フェスティバル」として始まった祭典、2011年にFICADと改称し、現在に至っている。



(Youtube画像はこちらのページから)

FICADって、あまりに似た名前ではあるが、当地ではUNESCOの支援も得ながら、何年も進められてきたプログラム。そしてこの国の大きな課題である社会統合と国民和解にも焦点が与えられているとは知らなかった。


ちなみに全然別の話だが、アフリカ政府と開発パートナーで構成される「アフリカ能力開発基金」'African Capacity Building Fundation(ACBF)'、こちらの「革新的能力開発ファンディングイニシアティブ」も、
'Funding Innovative Capacity Development'で、FICADというらしい。Beaucoup de ●ICAD!!


ということで、8月はアフリカではTICADとFICADがどちらも開催されます。笑

→参考記事
コートジボワール国民和解への道

(おわり)

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