摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

直感磨きの方法

2009-12-08 00:03:05 | 気づき
ここ数日、芸術づいてます。
土曜日は、映画「降りてゆく生き方」を見に行きました。
昨日は、本巣市のカフェ欅で、
神人さんの唄語りを初めて聞きました。
そして今夜は、大垣のスイトピアセンターで
平原誠之さんのピアノコンサートを聞いてきました。
明日は、滋賀県のMIHO MUSEUMで
伊藤若冲の作品を見てくる予定です。

ジャンルは違うけど、
それぞれ神様からのインスピレーションを受けて
作品を作ったり、演奏したりしている方たちだなぁと思いました。

私にとっての「作品」は、事業になるでしょう。
神人さんは、自分の音楽は自分が作っているのではなく
神様が作ったものを書き写しているだけ
というようなことを話していました。
私も最近事業プランを書いている時、
似たような感覚を持つことが多くあったので、
うん、うんとうなずきながら話を聞いていました。

どうしてそういうインスピレーションを
受け取れるようになったんだろう?
そんなことを友達に聞かれて、直感を働かせ
周りにある情報から自分に対するメッセージを拾う方法について、
これまでの自分の経験や自分なりのやり方についてなら
話せそうな気がしました。

まだ事業を始めてもいない段階で
こんな話をするのは気が早いようにも思えますが、
今の時点でいったん自分の経験や気づきをまとめるのも
意味があることかもしれません。

「直感を磨く方法」みたいな講座を考えてみようかな?

きび餅1つ

2009-12-03 04:23:11 | 気づき
------今日の「13の月の暦」-------

黄色い自己存在の種の年
倍音の月 19日


KIN 134 白い自己存在の魔法使い

形 明らかにする 測る
form define measure

永遠 魅惑する 受容性
timelessness enchants receptivity


http://cosmic-diary-internet.com/
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先週は、25日から29日まで東京に行っていました。
実は、今起業の準備をしています。
アメリカでの大学時代、周りの友人たちは
早い人で小中学生の時から起業していて、
自分のアイディアを世に問い、
それをお金で評価され、そのお金のエネルギーを
また世の中に返していくという流れに
あこがれを持つようになった気がします。

大学時代から10ウン年、
いくつもの事業案を書きため、あたためてきましたが
それが今いっせいに卵から雛へと孵り始めた感じです。


さて、東京滞在中はいろんなところで
いろんな人に会っていましたが、
その合間を縫って上野へ行き、
上野の森美術館で開催されていた「チベット展」を見てきました。
その際、上野公園では全国各地から出店したブースで、
名産の食べ物を売るイベントが開かれていました。

ちょうど昼食をとろうとしていたところだったので、
私と友人はいくつかのブースでうどんやおでんなどを買い、
桜の木の下の石に腰かけ、食べることにしました。

私たちが腰かけた石の前には、
明治あたりの貴族らしき方が軍服姿で
馬に乗っている銅像がありました。
公園を訪れている観光客の人たちがぱらぱらと立ち止まっては、
これは誰だろうという感じで説明を読んだり、
銅像をそばで見上げたりしていきました。

そんな人の流れの中に、傘を杖替わりに
足を引きずりながら歩くおじいさんが来ました。
髪の毛はぼーぼーで、見るからにホームレスの方でした。
おじいさんは、銅像の近くにあったゴミ箱を
傘であさりはじめました。

その間、私の周りにはたくさんの人がいたけれど、
誰もおじいさんに気を止めようとはしていないようでした。
でも、私はそのおじいさんに自分自身を投影して
いたたまれなくなってしまいました。

おじいさんは明らかに食べ物がなくて、困っていました。
一方、私は東京での滞在中、地下鉄などでの移動中
大きな荷物と赤ちゃんを抱えながら階段の上り下りをして
大変な思いをしていましたが、
そんな私たちの横をみんな素通りしていきました。
東京にいる間、電車で席を譲られたことは3回くらいありましたが、
階段で「荷物を持ってあげましょうか」という声をかけられたことは
一度もありませんでした。

困っている人が目の前にいるのに、
まるでその人は存在しないかのように振舞う人たち。
私は、彼らもこのストレスの多い社会の中で
人を助ける余裕をなくしているのだろうと理解しようとしつつも、
「この人たちと同じことはしたくない。何かしなくちゃ」
と思いました。

すると目に入ったのが、先ほど買った1つのきび餅。
私はとっさにそれをつかんで、
おじいさんのところへつかつかと歩み寄りました。
「おじいさん、お腹空いているんでしょう?」と聞くと、
おじいさんは戸惑ったような顔をしながら、
少しうなずいた感じでした。
「これ、よかったら食べて」と言って
私はきび餅をおじいさんの手に渡しました。

私が元の木の下の席に戻ろうとすると、
周りの人たちが明らかに驚いている雰囲気を感じました。
よかった。
自分が善行を積めたのもよかったけど、
周りの人たちに少しは気づきのきっかけを
与えられたような感触だったので。
この気づきが何回か重なっていったら、
きっと次にはその人達が行動を起こしてくれるだろうと
私には思えました。


今、私は今回の「きび餅1つ」が与えたような気づきのきっかけを
あらゆる方法で試していこうと思っています。
自分がほんのちょっとの勇気と知恵を持って行動することで
気づきと行動の輪を広げ、
それがより生きやすい社会づくりにつながればいいなと思います。
そして、赤ちゃんを抱えた女性が大きな荷物を抱えて
階段を上り下りしていたら、
「お手伝いしましょうか?」と必ず声がかかるような社会になったら、
私も安心して3人目を産めるだろうなと思います。

これを読んでくださったみなさんも、
そんな気づきと行動の輪に加わっていただけたら、
とてもうれしいです。