摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

私の会社

2009-12-19 23:33:13 | 自分のこと
ちょうど1年くらい前、
金沢の中級心理分析士養成講座を修了する直前に、
私は起業するという大学時代からの夢を「明らめ」ました。
でも、不思議なもので、いったんその夢を手放した後
とりあえず赤ちゃんと一緒に過ごすのかと思いきや、
1ヶ月ほど前急に「起業する!」と思い立ったのです。

きっかけは、小さな気づきでした。
地元の小学校は数年後に合併することになりそうなので、
息子は岐阜大学の付属小学校に入れようかなと
少し前まで私は思っていました。
付属小のホームページから感じられる雰囲気も
なんとなく好感が持てたので。
でも、付属に行くと学校が離れているから
地元の友達がなかなかできないし、
早く帰らなくちゃならないから
学校に残って遊ぶのも難しいというような話を聞きました。
それで、数年後にはちょっと離れた別の学校の方へ
おそらく通うことになるだろうけど、地元の学校に入れた方が
息子は友達とたくさん遊べていいのかなと考え直しはじめました。

でも、ちょっと待って。
学校の合併って確定したわけじゃないよね?
来年2月に市長選があるから、
次の市長が中心市街地を活性化するために
中心市街地での義務教育の充実をはかるなら
小学校はそのまま残してもいいんじゃないか?
規模が小さくなった学校も残したうえで、
東京都の品川区のように、
市民が学校を選択できるようにすれば
人数のバランスも取れるようになるのでは?
と思ったのです。

そう考えた時に、そういう政策を立案して
市長や議員などの政治家に提供する
コンサルティングをやりたいと思い立ちました。
最後に会社勤めしていた時は、
コンサルティング会社で県の事業案を書いていましたし、
市民運動/活動の中で政治や政策について学んでもきたので。

ただ、海外ではシンクタンクなどによる
政策立案がビジネスとして成り立っていますが、
日本ではそういうことに政治家も市民もお金を払うという発想が
まだ根づいていないということはよく耳にします。
実際、この私のビジネスプランを聞いて
「でも、本当にお金になるの?」と聞く人は少なくありません。
いい政策にお金を払いたくなる仕組みをすでに考えていますが、
その実現もこれからの私のがんばり次第だと思ってます。


さて、上に書いたプランの他にも自分が手がけたい事業を思いついて、
将来的に私が作り上げたいビジネスの全体像には、
6つの事業部門ができました。
上に書いた政策立案は、コンサルティング部門で手がける仕事の一部です。
他には、カウンセリング部門、人財開発部門、不動産開発・運営部門、
社会調査部門、助け合い部門を作りたいと思ってます。

実は、このすべての部門に関して、
ほんのちょっとのことも含めますけど、
すでに動き始めてます。
ちゃんと形になり、ビジネスとして成り立つ時期は
まだわかりませんけどね。
最初に立ち上がるのは、人財開発部門になりそうです。
ここでは、今までも手がけてきた講座などを
もっと体系的に、もっと厳選して提供しようと思ってます。
この部門は、コンサルティングとカウンセリングの部門とも
深い関係を持つことになります。
というのも、コンサルティング部門では
個人向けに「天職プロデュース」という
その人が本当に輝ける仕事を作るお手伝いをしようと思っていて、
カウンセリング部門ではそんな「天職」をつくる前に
心理的なブロックを取り除くお手伝いをしたいと思ってるからです。


で、この6つの事業部門からなる私のビジネス全体で
何を目指したいのかと言うと、
「女性が羽ばたく未来」です。
ちょっと恥ずかしくなるようなベタな表現ですが、
これが私に降ってきたインスピレーションだったので、
とりあえずそのまま採用してます。
おとといの記事で紹介したウィメンズ・アクションネットワーク(WAN)の
ホームページにあった言葉を借りれば、
「女性が自由に活躍できる社会」と言い替えられるかもしれません。

私が今回、起業しようと思い立ったきっかけも
1人の母親として息子の進学先を考えたことでした。
そして私は同時に、遠く離れた実家の母のこれからも心配し、
義理の両親の今後のことも気がかりです。
でも、私は今年かなり満足度の高い出産をして、
恵まれた子育てをさせてもらっているおかげで、
最近もう1人子どもがほしいなと思い始めたのです。
ちょっと前の私では考えられなかったことですが。

だから、義理の両親が子育てを応援してもらえるくらい元気で、
実家の母も元気で、
アラフォーの私自身のタイムリミットが来ないうちに、
安心して子どもを産んで、働ける社会をつくるために
今すぐ自ら行動したいと思うのです。
誰かがやってくれるのを待ってたら、
時間切れになっちゃいそうですもん。


今はとりあえず走り始めてしまいましたが、
ちょっと時間が経ったところで
思いをまとまった言葉にして出していく必要性を実感してきました。
それでその第一弾として、今日はこの記事を書きました。
これからはどんどん思いを言葉にして、
それがたまってきたら紙に落として、
さらにそれをブラッシュアップしてという流れを作っていくつもりです。
みなさん、ぜひご支援、ご指導のほど
よろしくお願いいたします!

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
難しいかも (イッシィ)
2009-12-20 12:19:23
コンサル系の仕事って
市町村レベルでは難しいかもよ

行政はボランティアに依存して
NPOという天下り組織と繋がっているし
ボクなんか、
「アンタは商売でしょ!ボクらは善意の参加者で無償奉仕。一緒にしないでほしい」って言われた。
古田菜穂子さんも、いろいろ努力してきたけど、結局、県の局長になってしまった。

こおゆうブレイン系の仕事は有料でするのは、有名な企業か天下り組織どゃないと認知されないんじゃないかな。

返信する
ご忠告ありがとうございます (かおる)
2010-01-09 11:36:20
イッシィさん

私も最初からそれで食べられるとは思わないですし、
コンサルだけを仕事にしようとも思いません。
自分が「こうだったらいいのに」と思った
問題意識を忘れずに、
今は「これだ!」と思ったビジョンに
向かってまず進んでみようと思います。

しかし、「非営利が美しい」という意識は
どうにかしたいものですね
最近ソーシャルビジネスが認知されてきたので、
お金をうまく使うことへの理解も
広まって行くことを期待しましょう。

返信する

コメントを投稿