摂氏911

自然な生き方をめざす女性が、日々のできごと、感じたことなどをつづります。

また若い市長誕生!さて岐阜市は?

2009-11-16 23:11:43 | エッセー
------今日の「13の月の暦」-------

黄色い自己存在の種の年
倍音の月 2日


KIN 117 赤い宇宙の地球

存在 持ちこたえる 超える
presence endure transcend

舵取り 発展させる 共時性
navigation evolves synchronicity


http://cosmic-diary-internet.com/
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今日の夕刊を見て、
また若い市長が誕生したことを知りました。
今度は三重県伊勢市の前市議、鈴木健一氏(33)です。
千葉市の熊谷俊人市長(31)、
奈良市の仲川げん市長(33)、
松阪市の山中光茂市長(33)らに続く若手市長です。
佐賀県上峰町にはまだ20代の武広勇平市長(29)もいます。

市長は若けりゃいいってもんでもないけど、
若い方がしがらみも少ないだろうし、
これまでの枠を破ることもできるだろうと思います。

ひるがえって、私の住んでいる岐阜市は
今年の1月に市立岐阜商業高校の立命館への移管の是非をめぐって、
市長選が行われるはずでしたが、
結局無投票で現職の細江茂光市長(61)が再選されました。
市長の政策に反対する人も多かった割には対抗馬が出ず、
なんだか拍子抜けでした。
かく言う私はその頃、まだ金沢市民でしたから
投票はできませんでしたけどね。

来年始めには、細江市長の任期が終わるので、
2月7日にまた岐阜市長選があります。
細江市長は3期目を目指していますが、
今度は若い対抗馬が出ました。
浅野真氏(40)です。

以前浅野さんのホームページを見た時、
国レベルの政策が最初に並んでいて
「この人は本当に岐阜市長になりたいのかな?
また国政へ挑戦するための踏み台にしたいだけなのかな?」
と疑問に思いました。
その疑問はまだありますが、
今日あらためて同じページを見て、「おっ!」と思いました。
「岐阜を再生する真のプランはこれだ!!」という欄の最初に、
「1. 日本一の教育県にする!日本一子育てがしやすい県にする! 」
と書かれていたからです。

「教育」「子育て」と一口に言っても
内容によっては賛成できかねるものもありますが、
そこに書かれていた唯一の具体策、
「教施設(学校、図書館、公民館)などは
学校にもっと機能を集中させ、
昼間は子供、夜は大人が学校を利用できる様にし、
いつでも学べる特色ある学校を創っていきます」ということは、
私自身がやってほしいと考えていたものだったので、
「あれ、けっこういいこと言ってんじゃないの?」と見直しました。

学校にいろいろな機能を集めるということのメリットは、
金沢にいた時に実際に体験したことです。
金沢市、少なくとも私が住んでいた中心部では、
岐阜市と同じように小学校に隣接して公民館がありました。
そして、金沢に特長的なのは、
その公民館の建物の中に児童館もあって、
未就園児(2~3歳)のための親子教室が毎週開かれています。

私たち親子も児童館は歩いて2,3分の距離だったので、
しょっちゅう出かけていました。
引っ越してきたばかりだったのに、
その親子教室へ参加していたので、
児童館の先生に顔を覚えてもらい、
児童館の先生が私達を知っているから、
公民館の職員の人たちも、
私たちがどこの誰か分かるという風になってました。

子どもがいなかったとしても、
公民館では誰でも参加できるカルチャー教室が開かれているので、
それをきっかけに地域の人たちと顔なじみになることもできます。
私が住んでいた長町校下の公民館ではヨガ教室などやっていて、
若い世代の方も見かけました。
今岐阜市で私が住んでいる地域と
人口の年齢分布はおそらく同じようだと思いますが、
今の地域の公民館より敷居が低かった気がします。
今の公民館は、いつも決まったグループが使っていて
新規に使いたい人たちが使える余地が
あまりないような印象があるのです。
少子化で学校の空き教室も増えているでしょうから、
そちらにも公民館や児童館の機能を広げて
使えるようになったらいいなと思います。


それから、もっと気になるのは、学区の合併のこと。
教育に力を入れると言うなら、
まず1クラスあたり、というか先生1人あたりの生徒数を
少なくして欲しいものです。
以前見た海外との比較データでは、クラスあたりの生徒数が
日本と韓国で他の先進国(OECD諸国だったかな?)より
圧倒的に多かったのを覚えています。

学力世界一のフィンランドの教育について
何かのテレビで見たら、
1クラスは20人弱くらいで、
そこに先生が2人ついていました。
授業によくついていけない子がいたら、
別の教室で集中的に教えてもらうことができ、
落ちこぼれをつくらないようにしているそうです。
そのため、フィンランドでは塾がないそうな。

今街中の学校では子どもが少なくて
1学年に10人を切る子どもしかいないところもあります。
でも、それを逆手にとれば、
少ない人数だから目が行き届くという風にも
考えられるのではないでしょうか。
東京の品川区のように小中学校も
学区を選択できるようにして、
アットホームで行き届いた環境をアピールしたら、
そういう環境を好む親子に支持されるんじゃないかな?
少なくとも私はカリカリ詰めこまれて競争に追い立てられるより、
そんなのんびりしてるところがいいです。
保護者をはじめ、地域の人たちも
学校の授業や活動に関れるようになったら、なおベター


今、私が住んでいる地域では
数年後に隣の校下との合併が検討されていて、
もうそれが既製の流れとして
受け入れられてしまっている感じです。
私自身も、合併について再検討するよう動くよりは、
個人的に子どもたちを岐阜大学教育学部の付属小中学校へでも
入れようかなと思い始めていたところでした。

でも、今日の伊勢市長選のニュースを見て、
まだ変えられる可能性もあるんだと気づかせてもらいました。
以前の私だったら、もっとバリバリ運動やってたでしょうに、
人は変われば変わるもんだ

ともかく、なんだか勇気と希望をもらったニュースでした。


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