なをぞの徒然草

2008年7月高齢(38歳)&2011年7月超高齢(42歳)で出産、二人娘に翻弄される育児の日々をボヤいてます。

どっち?

2007-04-09 22:20:58 | う~ん。
引越しに伴い、今住んでいるマンションの管理会社に退室に関する問い合わせを今日しました。

退室の連絡用通達書は入居する際の契約書についていたのでそれを送ったところ“公共料金の停止は忘れずに、部屋にゴミなど置いていかないように”としか書いてなく、鍵の返却をどうするとか退室時の立会いをどうするかとかが記入されていなかったのです。

何と鍵は返却用封筒に入れて郵送。賃貸マンションといえば、テレビでも見るし友達も経験しましたが退室時に現状維持状態によって敷金から引かれてしまうのですが、今の部屋は入室時の契約書にすでに35,000円が退室時のクリーニング代として記載されており1年以内で喫煙もしていないのでそれ以上はありません、とのこと。フローリングにどの時代の住人が残したのかタバコでつけたような穴ボコがあるのが心配だったのでそれも伝えましたが短期だったし請求することはありません、とのこと。

…結局、私はここのマンションを管理する人と1度も会うことがなかったのでした。つまり向こうも私というこのマンションの○×号室の住人がどんな人物だか全く知らないで次の住人になるわけです。オマケに私は右も左も隣室の住人と会ったことがなく、どちらも女性らしいというのは時々漏れ聞こえてくる声でわかったけれどどんな人だか全く知りません。

さっぱりしてるけど、何だか寂しい話。

と思った矢先、前のアパートの大家さんが今年の桜の写真の葉書を送ってくれました。前のアパートはボロい木造の本当に下宿といった感じの部屋でしたが、敷地の中にある桜の木がそれは立派な上、前の道路も桜並木があるお花見の時期には最高の場所でした。

ただ、棟続きの大家さんのおばちゃんはザ・下宿屋のおかあさんで戸締りや電気のつけっぱなしでよく怒られました。ある程度長期の不在の時は連絡用紙に書かないとダメで1度、祖母が亡くなって書かないで慌てて神戸に行ってしまったときは3日後に電話がありました。他の部屋の子もだらしがない子には容赦なく説教していました。部屋に帰ってドアのしたにメモ書きがあると“うわ、今度は何をやらかしたんだろう”と思ったものです。

けど、こうやって葉書をくれるってうれしいものです。

今のマンションのように全く顔を合わせないというのが、プライバシーが守られていると思う人もいると思います。前のアパートのようなタイプは古臭くておばちゃんの干渉はプライバシーの侵害でうるさい、という人もいたと思うのです。

でもね、そこまで固執するプライバシーってどれほどのもの?って思います。人間は1人では生きていけないんだからそれだったら多少面倒くさくても、私の顔どころか性格まで知っていて引越しても葉書を送ってくれる大家さんのほうが私は絶対的に好きです。

今度住む部屋に入るときには ちゃんと両隣と管理人さんに挨拶しなきゃ。