なをぞの徒然草

2008年7月高齢(38歳)&2011年7月超高齢(42歳)で出産、二人娘に翻弄される育児の日々をボヤいてます。

神様はいますか

2005-05-28 00:44:01 | れびゅー。本とか、DVDとか、映画とか。
飛行機で読んだ田口ランディさんのエッセイ。今もう一度読み返しています。

彼女の本、特にエッセイはスピリチュアル系題材が多かったりするので好き嫌いがはっきり判れる作家さんだと思うのですが、スピリチュアル系ながらこの“神様~”のエッセイでは思わず拍手をしたくなるようなすばらしい切り口なのです。

信仰ってすごく難しくて神経を使う題材です。信じること、は確かに大切だけど 特に新興宗教を信仰する人はどこか“偏り”があるように感じます。それに考える力をなくさせる宗教が多いように思います。考える力がない集団は自分達が1番と考え、次第に行動が暴走化します。

ランディさんが書いているのは、神様がいるのは質問するため。もちろん、神様はすぐ的確な答えを簡単にはくれないけれど それでも質問することが神様の存在の意義があるというようなことを書いています。まさしくその通り、です。

私もランディさんと同感で神様はいると思います。でも、それは特定の宗教の神様ではないのです。私の中の神様は海の近くでドテッと日がな一日昼寝していて、たまに浜辺を散歩しいます。だからちょっと色黒。
だから檀家(?)の私にも美白を強制しない。ランディさんの言う神様と同じ結果主義で、ムラッ気があって気分でお願いを聞いてくれるときもあるけど面倒くさくなって聞いてくれないこともある。何だか楽しそうな神様でしょう?でも私は私の神様を余所の人と共有する気はないのです。共有した時点でそれは“宗教”になって一人歩きしてしまうから。私にはこんなおちゃらけていても神様がいるから当然人から違う神様を紹介(強要)されるのも嫌いです。その人に似合っているからといって、自分には似合わない洋服を強要されているようなものです。










どなたか日本にKRISPY KREMEとBANANA REPUBLICを。

2005-05-24 23:26:58 | Weblog
今回の旅行で、数少ない収穫(?)の中に1泊旅行でマウイ島に行った時に行ったドーナツ屋KRISPY KREME
があります。

このドーナツ屋、何故日本のみならずオアフ島にないのだ!と怒りたくなるくらい美味しいのです。できたてをサンプルでもらえる(と思います)ユニークなのは、何個も買ったときやセットの時の箱。他のドーナツ屋のように縦に並べるのではなくて横に並ぶのでかなりかさばります。マウイ空港でこのデカい箱を持っている乗客が結構多いとか。

調べて初めて気付いたのですがメインランドでは結構流行ってるらしいこと、アメリカ以外にカナダ、メキシコ、オーストラリアになんと韓国にもあるらしい!何故日本でなくて韓国に進出したのだ!

残念ながら私に海外ブランドの総代理店をやる気概も資金もないので、ホソをかんでいるのだけど 日本に作ったら絶対に当たるはずです。住友商事とか伊藤忠とかの商社か、プレタマンジェ進出を失敗したマクドナルドとか、ミスタードーナッツを展開しているダスキンとか どこか考えてくれませんか?HPによるとフランチャイズするには30,000,000ドルばかり必要だそーです!

それと、洋服ブランドで何故か日本に進出しないBANANA REPUBLIC オーソドックスなデザイン、セオリー系が好きな人には受けると思うのですが そんなに日本のマーケットってバカにされているのか?“あんなセンスのない国になんて、ふん”とでも思っているのか?シャネルやエルメスのような商魂を見せてほしいですわ。

あまりにもアメリカらしいクイズ番組。

2005-05-22 13:29:04 | 旅行日記
ところで、ハワイに行くといつも見てしまうテレビ番組があります。ハワイのテレビ局が製作しているのではなくてメインランドのたぶんFOX系の局だと思うので、ロサンジェルスやニューヨークでも見ることができるはずです。

回答者はいつも3人、クイズは簡単にいうとかくれたフレーズのアルファベットをあてる(時々はルーレットのようなものを回しながら)・・・というものですが、賞金がかなりすごいです。っつーか回答者はじめ観覧者のあまりに単純なノリのよさ、見るたびにアメリカらしくて笑えます。ホームスティしていたときのおかーちゃんも大好きな番組。それに比べたら日本のクイズ番組って地味(特にNHK)で問題が難しい。NHKは賞金かけるわけにはいかないものね。でも、数万ドルの賞金(+旅行や車の賞品)か出演者似顔絵のパズルの賞品ってどうみても前者のほうが気合入りそう。

もひとつ、笑えるのが司会者のMerv Griffinさんなんですが、どうみても白人版みのもんた。司会者ってこんな感じの人が番組として売れるのでしょうか?でも、おばさんに抱きつかれるみのもんた、大学生に抱きつかれるマーブ(今週は大学対抗だったので)どうみても後者のほうがいいでしょう。

ちなみに、サイトはこれ。



旅行と友情。

2005-05-21 18:26:42 | ハワイ
本日、何とか帰還。今回の旅行で私は、やっとハワイに執着していた自分と決別できたような気がする。
正直いって今回の旅行ほどシンドかったのは初めてだった。海外に行くと体も精神状態といつもよりストレートにリンクするのか熱がでて1日寝込んだりしたほど。今まで何回も海外にいったけど現地で具合が悪くなったのは、パリで牡蠣にあたった自業自得食あたり事件以来だ。後味の良さは突然行った香港マカオのほうが大分上だった・・・予想外だったけど。

出発直前にも書いたが、今回の旅行は友人の家に居候した。彼女は私が3年前にハワイで少しだけ滞在して語学学校に行ったときに知り合った子だ。快活でいい子だったのだ。彼女は来月に3年間のハワイ生活に終止符を打って帰ることになっている。帰ると聞いてメールをして行ってもいいか聞いてみた。“いいよ”の返事を軽く受けて私はお世話になりにいって愕然とした。

着いてみると彼女は私が考えていた以上に3年間築いた生活が終わること、これからの生活にナーバスになっていたのだった。私は愚かにも気付くことができなかった。ホイホイとおじゃましにきてとりたてて何も計画をたてていなかった(今まで事前に現地の行動予定をたてないで行ってそんなにもめなかったよなあ・・って思ってよくよく考えたら、私はそういう計画をたてるのが好きな人とだいたい一緒に旅行しているケースがほとんどだった。何て自主性のない性格なんだろう。)私にとっても1年に一度の休暇で何も考えずにボーっとしたかっただけが、ハワイの友人と遊ぶのを調整していた彼女はかなりそこでムッとしていた。滞在1週間の間に友情は悪化して最後にはほとんど口もきかずに別れた。

怒られるのを承知で書くと、彼女は3年間語学学校の学生という生活を過していくうちに、濃密な友人関係が出来上がった一方で、社会人では日常茶飯事で経験する“ちょっとムカつくけど、丸く収まるなら ま、いいか”という部分が抜け落ちてしまったように思う。ムカついた感情をストレートに私にぶつけてきたのだ。お互いが思いやる余裕がなくなっていたのだろう。彼女にとってチョロっと遊びにきた奴だったかもしれないが、私にとっては仕事を何とか調整しての大事な休暇だったのにそれに気付いてくれなかった。私は自分の休暇、“お休みしたい”ということだけ考えてきて彼女の精神状態に無神経だった。お世話になりながら失礼な話だけど、私は彼女に正直ムッとしたより失望した。ここまで精神的にコドモっぽい人じゃなかったはずだったのに。アロハという言葉はこんにちは、という挨拶のほかにも精神的な意味も指す。それは、広い大きな心をもって誰とでも接するということだ。私達は2人ともハワイにいながらアロハスピリットを失っていた。

社会人生活も十数年になってそれなりに仕事をするようになって私は必要とされていることが気持ちが良かった。必要とされていない自分というのがガマンできない。非現実な観光旅行なら良かったが、ハワイが日常になっている友人の生活に入り込んで私は彼女の生活の中で全くのお荷物で必要のない人間であることがつらかった。旅行の後半には、仕事のことを考えた。あそこなら少なくとも私はお荷物にはならない。私のいるべき場所はハワイではなく日本で、東京で、今働いている職場だ。今回の旅は自分の居場所を再認識する為だったんだ…なんて書くとキレイすぎるけど。

 私は今回の旅行で初めて“もうハワイはいいかな”と思った。今回は彼女との関係が悪くなってしまっただけでハワイに罪はない。もう2度と行きたくないとも思わない。やっぱり好きだし。でも、私はハワイに“世界はハワイだけじゃないよ。もっと他に目を向けてごらん”って教えてもらったような気がする。

ところで、最後の最後にちょっとしたサプライズがあった。空港でチェックインしたときにグランドホステスに“通路側がいいんですけど”といったらつっけんどんに“席はもう決まってます”のつれない返事。ヤな奴…とちょっとムカつきながら飛行機に乗ってみたら、エコノミー格安航空券がビジネスクラスの2階席に化けていた。それに通路側。あのおねーちゃん、やってくれるなあ。ハワイの神様がウィンクしているような気がした。

…ここまで文章を書いて、飛行機の中で読んでいた田口ランディさんの文体にすごく似ていることに気付いた。真似しているつもりは全然ないのだけど、つらつらと考えて書くと何故かランディさんっぽい文章になる。オリジナリティがないですよね。すみません。偶然にも読んでいたエッセー、“神様はいますか”の中に友情関係の内容があった。うーん、やっぱりやってくれるじゃないか、ハワイってば。





今度は突然じゃなくハワイに 成田編

2005-05-13 18:31:16 | ハワイ
こないだの香港は突然だったが、今日から本当の1年に1度のお休み、ハワイの友人宅に行ってきます。

今、成田空港のヤフーカフェです。無料で時間がつぶせてこんな便利な場所があったとは!友人の連絡先等印刷したのを忘れてしまい(すでに浮ついている私。大丈夫か?)真っ青になりましたが、ホットメールにしていたおかげで今ここで全部確認できました。本当助かりました。

1週間後どうなって帰ってくるのか、ちょっと楽しみ。

クジラという着ぐるみ

2005-05-12 00:32:43 | れびゅー。本とか、DVDとか、映画とか。
連休中、話題を集めていた、東京湾を悠々と泳いでた子クジラ。船にぶつかるのではないかと心配されていたが、今日千葉沖の定置網に引っかかって死んでいた。

ふと田口ランディさんのエッセー“ほつれとむすぼれ”の中にある“人間の着ぐるみを脱ぎたい”を思い出した。ここでランディさんは以前のあざらしのたまちゃんフィーバーについて書いている。たまちゃんは、たまちゃんという名前がついた時点で擬人化されたアザラシの着ぐるみをきた人間なのだと書いていた。それにげんなりしていた。

きっとランディさんは今回もげんなりしているだろう。あのクジラももう立派な着ぐるみをきた人間だ。もう少ししたらきっと名前だってつけられていただろうし、市民権を発行する自治体だっていたかもしれない。定置網をしかけた千葉の漁協にクレームの電話がたくさんきているんだろうな。インタビューを受けた地元の人も“自分達のところでこんな事になるなんて”と恥じていたし。

川に落ちた動物を街中総出で助けたという動物ニュースは見ていても楽しいけど どうもこの手のアイドル扱いは日本特有のような気がして私も好きになれない。どうして日本人って動物を擬人化するのが好きなのかな。動物を殺して食べて生きているのに、擬人化されてしまった動物の死は人間の死と同じように考えて怒ったり、文句をいう。それっておかしくない?

日本人のみなさん、もうちょっと人間らしくなりましょうよ。


アジア人という人種

2005-05-09 23:51:08 | ニュースな日々
私は旅行が好きで、体調を崩したりしていなければ、年に一度は旅行に行く。が、実は今回までアジア圏というのが眼中になかった。もう二桁台に及ぶ海外旅行、ほとんどはアメリカかヨーロッパだ。

自分がずっと思い込んでいた原因、湿気がすごい苦手。で私は前世はヨーロッパ人だったんじゃないかとアホなことも考えた。5年以上前に不運にもイギリスからの帰国で直行便がとれずマレーシア経由になりクアラルンプールに降り立ったときにはその考えがさらに強固なものになったくらだった。

インテリアや洋服に関してセンスがない、という意味で残念ながら東アジア系は共通している。逆立ちしても北欧のあのセンスに追いつくことはできず お金をかけて家を建てれば成金っぽくなり、ちぐはぐなインテリアをそろえたりする。ドラマの中のオシャレな部屋をみて、現実の自分の部屋に失望するのはおそらく日韓共通だろう。洋服のセンスも義務教育でカラーの勉強をするべきじゃないかといいたくなるような組み合わせをしているのも、残念ながらだいたい日本か中国か韓国人だ。

が、こと国民性とか気質という点では中国、韓国、日本人はやっぱり違う。どちらかというと日本人はヨーロッパ系諸国のほうが近いような気がする。ヨーロッパと同じように侵略の歴史があり、人の流動がありながら、どうしてもEUのような組織ができないのはそのためではないか。

沈没しそうなボートにそれぞれ中国人と韓国人と日本人が乗っていて、救命ボートにはあと1名しか乗れないとしたら?

中国人は間違いなく血みどろの争奪戦をするだろう。
韓国人は一番年齢の高い人が乗ると思う。
日本人は譲り合っている間に誰とも決められないまま船が沈んで全滅するような気がする。

この考えは今回中国に行ってみてますます強くなった。
日本にいて中国からきた人達の犯罪を声高に非難するのは、日本人の感性というか考え方が常識だと思うからだ。この常識、実は違うのよ。中国は30数階の高層マンションでもお隣からドロボーが入らないように窓には鉄格子をつけるのよ。つまり隣人を疑え、なのだ。最近は近所とのお付き合いが希薄になり、運が悪いと年中大音量の音楽ならすヘンなおばさんがいたりしても日本じゃまず考えれない。ドロボーは入った奴が悪いのではなくて入られるような無防備状態にしている人が悪いのが中国の常識なのだろう。その常識で日本でも暗躍しているのだろう。

ここ数年になって、急にお隣の国のスターがもてはやされるようになっても やっぱりねっこのところはなかなか共通の目標を見つけることができない。

共通していることが、もう1つある。3つの国がそれぞれお互いを理解する努力や態度に表すことができず、自論ばかり強調すること。
つまり、ずっと前に書いたディベートに必要な相手の話の内容を理解することができない、ということだ。




突然、マカオ深セン香港旅行記 その一ツアー旅行の心得

2005-05-06 22:47:30 | 旅行日記
…というわけで無事に戻ってきました。日本に戻ってきて“日本人で良かった…”と思う海外旅行は今回が初めて。

決してツアー内容が悪かったわけではないのです。むしろ団体ツアーにしては現地ガイドさんの質も旅行日程もホテルも食事もとても良かったと思います。いくら連休とはいえ本来なら10数万円の旅費で香港って普通に考えると決して安い方ではないはず。

海外旅行鉄則その1
格安航空券なら本人の責任の範囲で激安チケットで行くのがお得ですが、団体ツアーで旅行に行くなら無理してもそれなりの値段のツアーにしましょう。

非常に失礼な言い方ですが料金はツアー客の質に比例します。少なくても数人、多いと何十人もの昨日まで全然知らなかった人達と数日は朝から晩まで一緒に過すのですから、できれば最後まで気分よく過したいもの。最低ラインとして集合時間に守れること(場合によってその後のアクティビティに影響するので)仲良く、でも詮索しすぎないオトナの和やかな会話ができるメンバーであること。

鉄則その2
迷ったらやってみる。しなかった後悔よりしでかした後悔のほうを選ぼう

とは、人生波乱万丈な香港の現地ガイドさん談。特に海外旅行は、行きたい時に行きたい場所へいつでもいける方は少数派でむしろ、1年に1回や数年に1回の大イベントのはず。あのお店のスカート、買っておけばよかった、あの美術館に行っておけば良かったという後悔より買ってみたけどあわなかった!とか、有名な美術館に行ってみたけどショボかった!という後悔のほうが、確かに後悔度数は低くないでしょうか?あわないスカートは誰かにあげればいいのです。

鉄則その3
身軽で行く事。

大は小をかねるといいますが、ツアー旅行はスーツケースをかかえての移動も結構多いです。どこでもエスカレーターやエレベータがあるわけでなく、大きくて重たいスーツケースはかなり大変。今回の旅行では、違うグループで疲れもでる3日目、エスカレータでカバンごと転がり落ちて救急車で運ばれた人がいました。数日から1週間なら機内持込用でOKですが、機内持込をしても、結局は荷物を預けた他のお客さんを待つので飛行機ではあまり意味はありません。(余程信用していないとか、大事なものが入っているとかは別として)預けた方がチェックイン後の免税店のお買い物では楽です。