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加計学園関係者が一刀両断「獣医学部新設など言語道断」

2017-08-11 16:25:51 | ニュースまとめ・総合
加計学園関係者が一刀両断「獣医学部新設など言語道断」



2017年8月11日 10時26分

日刊ゲンダイDIGITAL

来る第三次世界大戦に備えて自給率を上げようと準備している政府と、平和ボケしている左翼&馬鹿国民が邪魔をしている。

「加計学園」の獣医学部新設を認めるのか――。設置認可の可否を判断する大学設置・学校法人審議会が実習計画などが不十分だとして、判断を保留する方針を決めた。今月下旬の予定だった文科相への答申は2カ月程度延期される見込みだが、実は加計学園の内部からも異論が出ている。08年から加計学園系列の千葉科学大で客員教授を務める加藤元氏(獣医学)は、「獣医学部の新設なんてとんでもない話。むしろ今、必要なのは大学の数を減らすことですよ」と指摘する。どういうことなのか。

「現在、獣医学を学べる大学は日本に16校ありますが、世界の最先端をいく米国と比べると、恐ろしいほどレベルが低い。底上げを図るには、今の16校から多くても4校にまで減らし、1校あたりの教授陣のマンパワーと予算を4倍に増やし、獣医師の専門性を高めるカリキュラムを組む必要があります」

 加藤氏は「どうしても大学を新設したいなら、全米獣医師会が設けた基準『AVMAスタンダード』をクリアするようなレベルの高い大学をつくらないと意味がない」と強調。学生1人に対して常勤の教授が1・2倍以上いること、羊、乳牛、馬などの動物が十分にいる環境があることなどがAVMAスタンダードの条件となっている。

「この基準を満たしている大学は日本に一つもありません。難関とされる北大や東大でさえクリアできていないのに、加計学園にクリアできるわけがないのです」

 そもそも加計問題は日本の獣医師不足に端を発したものだったが、加藤氏によると、この前提がおかしいという。

「恒常的に不足しているのは所得が低い地方公務員の獣医師であって、都心の動物病院はいつも飽和状態です。大学を増やし、仮に獣医師を倍増させたところで、地方の待遇改善を図らない限り解決にはつながりません。ところが、安倍政権や加計学園は獣医学部を増やせばいいと考えているようです。私に言わせれば、極めて安易な発想だし、自分たちのエゴばかりで本末転倒です」

 大学で獣医学部・学科は人気の学科の一つ。学生確保のため、新設を望む大学や自治体が多く、その中の一つが加計学園だった。

「加計学園の初代理事長は、獣医学部新設を熱望しており、息子である現理事長も長い間、設置のために尽力してきました。そのことを、加計学園で客員教授を務めている私はよく知っていますが、やはりおかしいものはおかしい。政治家や地方自治体は獣医学・獣医療を本当に必要とする国民の立場に立って物事を考えるべきです」

神戸の川に「オオサンショウウオ」何者かが放流か、須磨海浜水族園が保護

2017-08-11 16:24:38 | ニュースまとめ・総合
神戸の川に「オオサンショウウオ」何者かが放流か、須磨海浜水族園が保護




2017年8月11日 13時17分

産経新聞


 神戸市立須磨海浜水族園は10日、同市長田区の新湊川で、国の特別天然記念物に指定されるオオサンショウウオ1匹を保護したと発表した。

 オオサンショウウオは文化財保護法で研究目的などを除いて飼育が禁止されている。

 保護されたオオサンショウウオは体長約65センチ、体重約1・5キロ。9日午後2時半ごろ、新湊川の川岸にいるのを通行人が見つけ、警察に通報。長田署からの連絡で同園が保護した。発見当時は衰弱していた。

 同園によると、新湊川はオオサンショウウオの生息地として確認されていないといい、何者かが放流した可能性があるという。新湊川では平成23年にもオオサンショウウオが見つかり、同園が保護している。

船越英一郎のスタッフが語った「夫婦の真実」

2017-08-11 16:23:09 | 芸能・スポーツ
船越英一郎のスタッフが語った「夫婦の真実」



2017年8月11日 11時0分

文春オンライン


「船越さんが別のマンションを購入したのは『(大宮エリー氏からの)手紙が火種になった』と松居さんはおっしゃっていますが、そんな理由ではありません」

 こう語るのは、船越英一郎、松居一代夫妻と長年親交のあるスタッフだ。

 これまで松居は、2011年、大宮氏が船越に宛てた手紙を自分が見つけたことで、船越は「自宅から徒歩1分のところにマンションを購入しなければならなくなった。メディアに報じられている『船越が松居を嫌になって別居した』というのは事実ではない」と語っていた。

 だがこのスタッフによると実際は次のような事情だったという。

「船越さんはテレビの撮影に行く前に、メイクなど事前に準備をしてから自宅を出られますが、早いときは朝5時になることもあります。もちろんその時間、松居さんはお休みになられています。それで船越さんが松居さんに気を遣って、仕度用のマンションを購入したのです」

 たしかに、本当に船越が松居のことが嫌になっていたり、松居が船越に出て行けと言ったのなら、自宅から徒歩1分のところに新たに居を構えることはないだろう。


 これまで船越本人はもちろんのこと、事務所など船越側の関係者は表立って反論はしてこなかった。だがこのスタッフは、松居がブログに書いていることが「『あることないこと』ならまだしも、『ないことないこと』ばかりであるのは見過ごすことができない」と、今回、文藝春秋編集部の取材に口を開いた。

 “お掃除好き”“お料理好き”キャラで売っている彼女の自宅での本当の姿、一方的に不倫を疑ったハワイ在住女性と松居が不仲になった理由、そしてこれまでDVに耐え続けてきた船越の苦悩の日々――。

 船越にも松居にも近いスタッフが、“夫婦の真実”を「文藝春秋」9月号(8月10日発売)で語っている。

中国、南シナ海での米「航行の自由作戦」に「強い不満」表明

2017-08-11 16:22:01 | ニュースまとめ・総合
中国、南シナ海での米「航行の自由作戦」に「強い不満」表明


2017年8月11日 13時55分

AFPBB News

【AFP=時事】中国政府は11日、同国が領有権を主張する南シナ海(South China Sea)のミスチーフ礁(Mischief Reef、美済礁)の周辺を米軍の駆逐艦が航行したことに強い不快感を表明し、米政府に公式に抗議する方針を明らかにした。

 米当局者によると、米海軍の駆逐艦「ジョン・マケイン(USS John S. McCain)」は10日、「航行の自由作戦(Freedom of Navigation Operations)」の一環で、中国が人工島を造成した南沙諸島(英語名:スプラトリー諸島、Spratly Islands)のミスチーフ礁沖を航行した。

 これについて中国外務省の耿爽(Geng Shuang)報道官は、国の法律と国際法に違反し、中国の主権と治安を「深刻に」損なう行為だと主張。「中国は強い不満を抱いてする」との声明を発表し、米政府に公式に抗議する意向を示した。

 匿名を条件にAFPの取材に応じた米当局者によると、作戦実行中の「ジョン・マケイン」に対し、中国海軍のフリゲート艦は無線で少なくとも10回警告してきたという。

ダルビッシュの魔球カーブにファン騒然「これは触れない」「なんて決め球」

2017-08-11 16:20:41 | ニュースまとめ・総合
ダルビッシュの魔球カーブにファン騒然「これは触れない」「なんて決め球」



2017年8月11日 14時59分

フルカウント

5回に強打者ポラックを大きく落ちるカーブで空振り三振

 ドジャースのダルビッシュ有投手は10日(日本時間11日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、今季8勝目(9敗)を飾った。5回を投げて1被弾を含む5安打10奪三振2四球2失点(自責2)。ドジャースは8-6で勝利した。デビュー2試合連続で2桁奪三振を記録した球団史上2人目のピッチャーとなったダルビッシュだが、球団公式ツイッターは相手の強打者を仕留めた魔球カーブを「えげつない」と紹介。これに対し、ファンは「これは触れない」「どうやったら打てるんだ?」と、賞賛の嵐を送っている。

 敵地チェイスフィールドで“魔球”が冴え渡った。6-2で迎えた5回、先頭打者に四球を許したダルビッシュはAJポラックと対峙した。カウント2-2で迎えた5球目にダルビッシュが投げたのは、73マイル(約117キロ)のカーブ。大きく軌道を変えながら落下する魔球に、ポラックはあえなく空振り。この三振で勢いに乗った日本人右腕は、続くラム、ゴールドシュミットという中軸を連続三振で斬り、失点危機を免れた。

 ドジャースの球団公式ツイッターは、この1球を動画で紹介。「あのダルビッシュのカーブは? えげつない」とメッセージを添えて絶賛すると、ファンも魔球にすぐさま反応した。

「まさに!」
「これは凄まじくえげつない」
「ユウ、えげつない」
「このカーブはいつもえげつないよね」
「なんて決め球なんだ」
「テーブルから落ちる感じだよね」
「どうやって打てばいいんだい? ワオ」
「これは触れない」
「最高!」

 ファンもトレード期限最終日にトレードで獲得した優勝請負人の魔球に大興奮だった。

 腰痛で戦列を離れているエース左腕クレイトン・カーショーも切れ味抜群のカーブを持つことで有名だ。あるファンがカーショーが驚きの表情を浮かべる動画とともに、「このボールをカーショーが見た時」とメッセージを送ると、球団公式ツイッターもカーショーがニヒルな笑顔を浮かべる動画で返答するなど、ダルビッシュの魔球カーブを話題に、ツイッター上は大盛り上がりだった。

いちかばちか? グアム周辺照準、北朝鮮のミサイル発射計画

2017-08-11 16:19:18 | ニュースまとめ・総合
いちかばちか? グアム周辺照準、北朝鮮のミサイル発射計画


2017年8月11日 12時15分

AFPBB News

【AFP=時事】北朝鮮は10日、米領グアム(Guam)島周辺への中距離弾道ミサイル(IRBM)4発の発射計画を、数日中に完了すると明らかにした。

 これに対しドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は、「誰も見たことのないような火と怒りに直面する」と激しい言葉で警告し、北朝鮮との緊張関係を高めている。

 北朝鮮はミサイル発射演習を実行できるだろうか。

 北朝鮮軍によると、この計画では「火星12」4発が「グアムから30~40キロメートル離れて」着水するよう狙いがつけられているという。

 この中距離弾道ミサイルは5月の最新試験で約787キロメートルを飛行しており、急角度で発射すれば、その射程は最大約5000キロメートルになると考えられている。グアムは北朝鮮のミサイル基地から約3300キロメートル地点にあり、十分に射程内となる。

 だがアナリストらは、ミサイルが標的を外しグアムに着弾するほどまでに目標を外す可能性はないとしている。

 韓国国防安保フォーラム(Korea Defense and Security Forum, KODEF)の上級研究員ヤン・ウク(Yang Uk)氏はAFPの取材に対し、「火星12」は1970年代の旧ソ連時代と同様の技術で「剃刀のような精密さ」はないと指摘している。「このミサイルが目標水域から外れる可能性は最大5キロメートルまでで、それ以上ではないだろう」

 同氏は、北朝鮮が発表した距離からすると「間違ってグアムに撃ち当たる可能性は今のところかなり低い」と述べている。

“覆面男”が歯科に侵入、女性医師の指切る

2017-08-11 16:18:02 | ニュースまとめ・総合
“覆面男”が歯科に侵入、女性医師の指切る



2017年8月11日 15時40分

日テレNEWS24

 先月、東京・足立区の歯科クリニックで、歯科医師の女性が覆面姿の男に襲われ、指を切るケガをした事件で、現場近くに住む53歳の男が逮捕された。

 警視庁によると、建造物侵入・傷害の疑いで逮捕された足立区に住む電気工・佐藤治容疑者は、先月25日夜、足立区の歯科クリニックに侵入し、歯科医師の女性(58)に「だまれ」などとナイフを持って脅した上、抵抗した女性の左指を切った傷害などの疑いが持たれている。

 犯行時、佐藤容疑者は白地に黒模様の覆面をかぶっていたということだが、警視庁が現場付近の防犯カメラを解析したところ、現場から50メートルほどの所に住む佐藤容疑者が浮上したという。

 調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているということで、警察は詳しい動機などを調べている。

新型護衛艦、長崎造船所で建造へ 三菱重工が受注 船体コンパクト化 機雷処理能力も

2017-08-11 16:14:35 | ニュースまとめ・総合

新型護衛艦、長崎造船所で建造へ 三菱重工が受注 船体コンパクト化 機雷処理能力も

8/11(金) 11:30配信

長崎新聞

戦争が近い証拠だね。でも戦争は起こさなくても起こされる危険を左翼たちは知ろうとしない。


 防衛装備庁は9日、2018~21年度に連続発注予定の新型護衛艦について、三菱重工業を元請け、三井造船を下請けに選定したと発表した。全体の発注隻数は未定だが、建造地は三菱重工長崎造船所(長崎市)が中心となる予定。同造船所は艦艇の手持ち工事量が減少していたが、これで仕事の安定確保につながる。

 新型艦は基準排水量3900トン、全長130メートル。中国の海洋進出が活発化する中、日本周辺海域を機動的に防衛できるよう船体をコンパクト化し、対艦に加えて機雷処理能力も備える。

 防衛装備庁は、まず18年度予算に2隻分の建造費約千億円を盛り込みたい考え。全体設計と1隻目を三菱、2隻目を三井が担う。19、20年度は三菱、21年度は三井優先で建造する。毎年2隻で計8隻を発注する想定なら、三菱が6隻、三井が2隻を受け持つ見通し。

 長崎造船所は三菱の艦艇の建造拠点。だが15、16年度にイージス艦を連続失注した影響で、現在建造中の護衛艦を今年秋に進水させると、新たに取り掛かる艦艇がない状態だった。新型艦を巡っては三菱、三井、ジャパンマリンユナイテッド(JMU、東京)がそれぞれ企画提案。設計、建造、管理能力などが審査された。

台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権? 中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの

2017-08-11 11:47:06 | ニュースまとめ・総合

台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権? 中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの


8/11(金) 11:30配信

産経新聞

 中国が軍事力の近代化を進める中、空軍が7月、3回にわたり轟(H)6爆撃機に沖縄県の沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡を通過させた。H6は台湾の東側を半周する形で台湾とフィリピンの間のバシー海峡も通過。中国側はこうした行動の「常態化」を予告しており、台湾の国防部(国防省に相当)も「将来は常態の活動となる可能性がある」としている。中国軍は台湾海峡有事など、紛争海域での米軍の介入を阻止する能力を重視している。中国の狙いや戦略を探った。(台北 田中靖人)

 ■旧ソ連から導入

 H6の宮古海峡の飛行は7月13、20、24日の3回行われた。いずれも4~6機で、20日には電子戦機や情報収集機を随伴。25日には1機が中台間の事実上の停戦ラインである台湾海峡の中間線の西側を飛行して、台湾海峡を縦断した。台湾の国防部は21日、台南から離陸した戦闘機「経国」がH6と並行して飛ぶ写真を公開した。台湾メディアは飛来したのはH6Kだと報じている。現在、戦略爆撃機を多数運用しているのは米国、ロシアと中国だけだ。

 台湾空軍の「空軍学術」の昨年2月の論文などによると、H6はソ連のTu16バジャーを中国国内で製造したもので、中国は1958~59年にソ連から数機を受領し、自国での製造契約も結んだ。バジャー自体は50年代の設計で、古いタイプの機体には自機防御用の機関銃の銃座を設けるなど、第二次大戦時の設計思想の影響がみられる。

 中国の国産H6は西安飛機工業公司が製造して68年12月に初飛行し、69年に核爆弾B5の投下を任務とするH6Aが就役した。72年から大量生産が始まり、多い時で年間30機が製造された。ミリタリーバランス2016年版によると、中国空軍は120機、海軍の航空兵は30機を保有しており、このほか空中給油機10機や電子戦機などの派生型もある。

 全長約35メートルで最大飛行重量は約72トン、ジェットエンジン2基で、巡航速度は音速0・75、航続距離は6000キロという。H6Kは最新の改良型で、2007年にネット上に原型機の写真が投稿され、13年8月に就役した。機体を軽量化して燃料タンクを大きくし、より推力の大きなロシア製エンジンに交換。これにより、航続距離は8000キロまで伸び、作戦行動半径は3500キロを超えるようになった。また、レーダーを換装し、赤外線探知機やデータリンクシステムを搭載しているとの情報もある。H6Kの保有機数は現在、20機と推定されている。

 ■巡航ミサイルが脅威に

 最大の特徴は、主翼の下に射程1500~2500キロとされる巡航ミサイル長剣(CJ)10を計6発懸架できることだ。これにより、米領グアムを攻撃できるほか、日本のほぼ全土が射程に入る。15年11月には、4機が宮古海峡を通過し、西太平洋上を約1000キロ東側に進出して帰還した。

 米ランド研究所が11年に発表した中国空軍に関する報告書は、約100機あるH6が将来、巡航ミサイル4発を懸架できるH6M25機とH6K75機に改修された場合、稼働率を75%とすれば、1回の任務で400発以上の巡航ミサイルを発射できると計算。グアムのアンダーセン空軍基地や青森の三沢空軍基地に壊滅的な損害を与えることができると指摘している。

 また、中国が実際にこうした攻撃を行わなくても、その能力があるだけで米軍は早期警戒管制機(AWACS)や地対空誘導弾パトリオットなどの防空システムを巡航ミサイル対処に投入せざるを得ず、例えば台湾防衛などの際に大きなコストになるため、米軍に負荷や圧力をかけることができる効果もある。

 一方、16年末には、南シナ海で中国が主張する九段線に沿ってH6が飛行したことが米メディアに報じられた。イラン・イラク戦争中の1988年、イラクに輸出されたH6D4機が巡航ミサイル鷹撃(YJ)6を発射し、少なくとも14隻のタンカーや貨物船に損害を与えている。中国海軍の航空兵は、対艦巡航ミサイル4発を懸架できるH6G30機を保有。将来的には超音速の対艦ミサイル鷹撃(YJ)12を搭載するとみられている。

 中国は、台湾侵攻作戦などの際に米国など第三勢力の介入を阻止するため、接近阻止・領域拒否(A2/AD)能力の構築を図っている。その一環として、H6Kへの近代化と長距離巡航ミサイルの搭載を進めてきた。

 米国防総省が議会に提出した2017年版の中国の軍事力に関する報告書によると、爆撃機の訓練はより「複雑で現実的」になっているという。H6が7月20日に宮古海峡を通過した際に電子戦機や情報収集機を随伴していたことは、有事の海峡通過を想定し、日本や台湾の対応能力を探っていた可能性もある。一方、台湾の当局系シンクタンク「両岸交流遠景基金会」の陳唐山董事長(会長)は8日に台北で開いたシンポジウムで、H6の飛行は台湾に対する「威嚇だ」と指摘した。

 中国軍は実戦に向け、着実にH6部隊の能力向上を続けている。一方で昨年12月には宮古海峡を中国の空母「遼寧」が通過し、西太平洋に進出している。中国軍がこれからも、西太平洋での活動を活発化させるのは間違いない。近海から外洋への進出と、中国は海空戦力によって着実に西太平洋の覇権を握ろうとしている。

北朝鮮のグアム攻撃示唆はアメリカよりも韓国に構ってほしいからである可能性

2017-08-11 11:11:58 | ニュースまとめ・総合
北朝鮮のグアム攻撃示唆はアメリカよりも韓国に構ってほしいからである可能性



2017年8月11日 8時45分

ハーバービジネスオンライン

 8日、アメリカのトランプ大統領が北朝鮮に対し「世界が見たことのないような、炎と怒りに直面する」と述べたことに対し、北朝鮮はグアムに中距離弾道ミサイル4発を撃ち込む作戦を検討していると「応戦」した。日本のメディアはこぞって米朝開戦間近と危機感を煽り、東証株価も下落傾向にあるが、果たしてその緊迫度はいかほどのものなのか。

 仮に米朝が開戦(正確には休戦の停止)した場合、日本よりも甚大な被害を受けるのは韓国である。北朝鮮は兼ねてから「アメリカと開戦すれば、ソウルは火の海になる」と発言しているし、実際に北朝鮮の多くの砲身はソウルの方向を向いている。

 韓国のメディアは、しかしそれほど緊迫した状況とは報じていない。

 アメリカのロサンゼルスタイムスは、「韓国国民は驚くほど平穏な雰囲気だ。なぜ?」という見出しで記事を掲載し、「自分が生きてきた間、実際に戦争が起こるとは考えたことがない」という大学生のコメントを紹介している。

 同じアメリカのUPI通信も「韓国国民は、朝鮮半島における戦争の可能性をとても低く見ている。過去にも似たような状況があったが、戦争は起こらないという経験を皆がしている」と報じている。またウォールストリートジャーナルは、「北朝鮮リスクは、韓国投資家達にとっては、低価買収のチャンスであり、大きな利益を得ることが出来る」という韓国人投資家達のしたたかな表情を伝えている。

 アメリカの報道を見ても、韓国国民はいたって通常モードである。

 日本が報じる危機と、韓国が「報じる」(実際はほとんど報じていない)平穏。一体どちらが「真実」に近いのか。

 9日、アメリカのCNNは、同局の解説者でもあり、元・米陸軍司令官でもあるマーク・ハートリング(Mark Hertling)氏にインタビュー、彼のコメントを紹介している。

 ハートリング氏は、「仮に米朝が開戦したとしても、それは何か月も先のこと」としている。その根拠として、まず韓国に居住する、軍関係者家族等、数万人のアメリカ人の退避が行われなくてはならないからだ。現時点において、韓国ではこのような動きは見られない。よって戦争が臨迫してはいないとしている。

◆南北対話を引き出すという裏の目的も!?

 また同氏は、朝鮮半島周辺に展開している米軍の増員も必要不可欠な要素であるとし、「米海軍の戦艦や潜水艦や、日本やグアム周辺で作戦を実行出来る爆撃機などが、今よりも多く配備される必要があるともした。仮にアメリカがこの作戦を準備するのであれば、数か月は掛かるであろうと予測している。

 ハートリング氏は最後に、アメリカが、北朝鮮との開戦を決断するには、北朝鮮のソウルに向けた砲撃の対策を取らねばならない。シミュレーションによれば、開戦後に即、北朝鮮によるソウル砲撃が実行された場合、数万人の死傷者が出る可能性が高い。開戦に向けては、この砲撃設備をまず除去しなくてはならず、そのためには大規模な空軍兵力が必要であると明かした。

 CNNは、北朝鮮との戦争は、人口密集地域である東アジアに多大な人命被害をもたらすものであり、総じて戦争の可能性は低いと締めくくった。

 エスカレートするアメリカと北朝鮮の「ブラフ合戦」であるが、その裏では対話に向けた動きもある。

 8月7日には、アメリカ・ティラーソン国務長官が「北朝鮮が一連のミサイル発射実験を中止すれば、北朝鮮と話し合いをする用意がある」としており、トランプ大統領の過激な発言の裏で、米政権が北朝鮮との対話の選択肢も残していると示唆している。また8日のトランプ大統領の「炎と怒り」発言は、米高官が「もともと予定されていた言葉ではない」と明かし、トランプ大統領も翌9日には「米国が核兵器を使用する必要がないことを望んでいる」と、前日の発言を緩和させるような考えを表明している。

 8月6日から8日にかけて、フィリピンのマニラで開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議では、北朝鮮と韓国の外相も非公式ながら接触している。

 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は、ASEANの夕食会場で会話を交わし、韓国の康外相は北朝鮮に「南北対話の再開」を呼びかけた。

 これに対し、北朝鮮の李外相は「韓国側の提案は不誠実」であると批判はしたが、康外相は「韓国が、北朝鮮に対する制裁に参加しながらの対話提案は不誠実だということだろう」と、その背景を分析している。

 ASEAN外相会合に、同じく参加している中国の王毅外相はこの件に関して、「北側が、南側の前向きな提案を、完全に拒絶したわけではないと感じている」とし、南北対話を支持することを表明している。

 北朝鮮をとりまく緊張が高まる中、アメリカや韓国は、制裁や強硬策の裏で対話の糸口を探っている。「日米韓の連携を強化し、北朝鮮の制裁を強化する」ことを強く表明している日本政府であるが、外交の裏ルートでは米韓と同様に、対話のルートを探っているのだろうか。強硬論は必要ではあるが、一辺倒では事態は打開されない。