lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

「歌川広重の旅」展へ

2016年02月27日 | 美術展、作品展

美術館「えき」KYOTOで開催中の「歌川広重の旅」展を観てきました。

「歌川広重・平木コレクション・保永堂版初摺で たどる東海道五十三次 」

 

浮世絵にくわしくありませんが、歌川広重といえば、

子どもの頃にお茶漬け海苔のおまけに東海道53次のカードが入っていて、

父がよろこんで集めていたのを思い出します

残念ながら、カードは全部はそろわなかったようでしたが、

(同じのが3枚もかたまったりして、くやしがっていた父でした

今回はその全55枚を、初摺の原画で観ることができました

江戸の町から出発して、道中には山あり谷あり、

休憩したり、話す人々のユーモラスな表情やしぐさ、

大きな川を渡ったり、海の音がして来たり、

朝日に夕日、月の光、

雨の日に雪の日・・

やっと三条大橋が見えた時には、じーんとしました。

 

いつもは女の人がだんぜん多いこの美術館も、

今回は平日でも男の人が目立ちました 

お絵描き旅行が好きだった父に教えてあげたいところですが、

代わりにしっかり、広重の旅を楽しんできましたよ

 

今回買ったはがきの4枚です。


「日本橋 朝の景」

すがすがしい朝。 旅はここから始まります。


「箱根 湖水の図」 

旅の難所。険しい山はパッチワークのような色分けで岩肌を強調しているそう。


「蒲原 夜之雪」 

最も私の好きになった作品です。

雪の中を行き交う人々の足元。音もなくふる雪。


「京師 三條大橋」 

時々通る場所の当時の姿、次に行ったときは、違うように見えるかも。

 

はがきは3枚までと決めているのにちょっと多かった、それに、

やっぱり家に帰ってから、みんな集めたくなってきました

 

展覧会は2月19日から3月27日まで。

チケットを手元に置いておくと、来月からの京都市美術館の

「モネ展」「ルノワール展」が100円割引になるようです