lemonの日記

音楽、トールペイント、パン、猫のみかん

ショパン ノクターン変ニ長調 op.27-2

2013年08月13日 | 音楽

今週は京都府内では37,8度の日が続きます

暑い、と言うとよけいに暑いから言わないようにしよう、とわが家では決まりを作ったのですが、

こんな日に二階のPCで文章を打っていると、う~ん

きっと私が一番に言ってしまうでしょうね

こんな時は少しでも気分が涼やかになりそうな曲を聴いてリフレッシュしたいです。

 

ショパンのノクターン 変二長調 作品27-2は、

1835年、ショパン25歳の時の作品、パリのサロンで活躍していた時の作品です。

この曲、ノクターンのなかでも、特に私の好きな曲のひとつです

語りかけてくるようなメロディーは、

楽しい時に聴くと、より幸せな気分に満ち、

つらい時に聴くと寄り添ってくれるように聴こえるように思います。

もうずーっと昔、深夜のショパンコンクールのドキュメント番組を見ていた時、

エンディングに、地平線に日が昇る映像と、この曲が流れてきました。

一つの物事に終わりが来て、何かを成し遂げた時の安堵感や、

同時に希望も与えてくれるような音楽に思え、印象に残りました。

 

深夜だから、生徒さんなどは見られなかっただろうなと思っていたら、

それからだいぶ経った時に、大学生の生徒さんが、

「この曲を弾きたいのです。」と言ってこられ、

「実は、以前、夜遅くにショパンコンクールのテレビ番組を見ていたら、

最後に流れて、こんなに素敵な曲があるんだなと知ったのです。」と答えられ、

予期しない一緒がうれしかった記憶があります。

今はショパンコンクールも、ネットのリアルタイムで見られる時代になって、

ずいぶん便利になったことに感謝しながら、

でも、あの時代の、不意に現れる驚きや、楽しみに待つわくわくも

それが実現した時、本当にうれしかったなあと思っていますよ