志情(しなさき)の海へ

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大湾三瑠『究道無限」舞40年の歩み、「よー加那よー」が最高でした!

2015-02-08 18:14:32 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他

カチャーシーの個性を格式化したような面白さ、踊りを見ながら笑いがこぼれる狂言仕掛けの創作舞踊です。金武良章振付の「よー加那よー」はカチャーシーの最高賞のようなバリエーションでしょうか?「いちゅび小」も喜劇的なカチャーシ―的な踊りで、それでいて微妙な手の振りは、関節を外して元に戻すような、意外性のある剽軽さで会場を笑いに包みました。首里士族のツィク舞は、首里のカチャーシ―のような自由な余興空間から誕生したのかもしれませんね。

楽しかった。古典女踊「伊野波節」も良かったね。独特な型で、腰を低く落とすところなども含め、おそらく首里王府時代の原型はこんなだっただろか、と思わせた。赤田風も紅型衣裳を大きく見せながらの登場、赤が情熱そのもので、「語いたや 語いたや 月の山の端に かかるまでも」仲風がいいですね。安座間澄子先生の十八番芸だったのですね。

次の独演会には、是非大湾さん独自の創作舞踊、新しい創作曲でお願いします。叔父様の大湾清之さんもマイクなしの地の歌三線で聞かせました。大湾さんの新曲(作曲)で新たな琉歌をご自分で創作されて、かつ大湾三瑠ならではの創作舞踊を見たいです。

天性の演技者(舞踊家)の色艶をもっていますので、年齢と共にその艶に磨きがかかっていくこと、それを見届ける楽しみを観客席で堪能したいものです。嘉数さんへ、大城立裕先生の「さかさま執心鐘入」また見たいですね。確か大湾さんは朝薫の役柄でひょうひょうとして舞台で存在感を見せていましたね。

舞台の受付には組踊や舞踊の伝承者のキラ★メンバーが迎えてくれました。いいですね!佐辺さん、神谷さん、天願さん、盛義さん、んんん、彼らは沖縄芸能ルネッサンスの主人公たちですね。

それから大湾さんへ謝名元慶福さんの「命口説」の一人芝居を是非演じてほしいです。以前八木政男さんが演じた1人舞台です。貴方ならきっといい舞台ができます!謝名元さんにコンタクトをとって作品を読んでみてください。映像もあるはずです!

崎山律子さんはいつになったらウチナーグチで解説できるようになるのでしょうか?綺麗すぎる日本語ではなくその半分でもウチナーグチで丁寧に解説できたら成長(学習)だと思います。綺麗な日本語にウチナーの琉球舞踊、音楽、んん、落差が痛いですね。八木政男さんや吉田妙子さんがウチナーグチで解説したら舞台はもっと身近に感じますね。知名定男さんのウチナーグチでもいいね。舞台が自らのものではないような落差!辺野古基地は大和のものでありアメリカのものですね。ウチナーのものだったら、海にコンクリート分投げませんね!疎外されたものがあちらこちらにいっぱいのちゃんぷるー沖縄ですね。


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