志情(しなさき)の海へ

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真喜志きさ子さんが紹介した「真喜志康忠のうちなーぐちで語やびら『沖縄芝居よもやま話』」をゆかるひで!

2020-12-12 00:08:46 | 琉球・沖縄芸能:組踊・沖縄芝居、他
今年の2月に県立博物館・美術館で企画したプロジェクトがコロナパンデミックで中止されていた。ゆかるひで動画【録画映像】を紹介し、きさ子さんのトークがあった。人数制限があり16、17人。12月16日は真喜志康忠氏の命日。それに合わせての企画だと理解した。今日は午後6時頃までオンラインの授業があり、小雨の中を会場に向かった。那覇の繁華街は幾分にぎわいを回復している雰囲気。イタリアンレストランや居酒屋に明りが灯っている。
ゆかりひは独自の駐車場がないので幾分不便だ。松尾界隈の駐車場は高い。2時間で800円とか~。バスで来た方がいいのだが、瞬発的に動く時、厳しい。どうしても車で移動せざるを得ない。小雨で夕刻、交通ラッシュの時間帯と重なる。

ゆかる日できさ子さんがどんな語りをするのか、関心をもっていた。普段は授業と重なりなかなか金曜日の夕刻は動きにくい。ただ午後6時半スタートなので、少し遅れてもいいかと思った。録画映像は以前見ていたの、その中の康忠氏の語りと琉歌の詳細が知りたかった。それを彼女は紙に書いて紹介していて良かった。ユニークな琉歌であり、語り(対話)になっている。

 コロナ禍で少人数だが、満杯の心だった。会場に駆けつけた方々のうちなーぐちの語りに感心した。康忠氏の語りを真似る方がいたり、うちなーぐちがぺらぺらの方々はおられる。身近にいるオジーやオバー、おじさん、おばさんの語りを聞く会があってもいいと思った。
なめらかに流れるうちなーぐちは聞いていて心に沁みてくる。



それにしても、60歳の時の康忠氏の語りは面白い。覇気のある語り口にひきこまれた。

ところで、琉球大で講義をした時のデータがCD化されきさ子さんのところへ二箱、届けられたという。その中身を拝聴しながら、沖縄芝居を語っていくのも興趣に違いない。きさ子さんの役割はまだまだ大きいと言えるだろう。執筆の他に伝える役回りを背負っている。所望されていると言える。会場から「生かされている」という言葉に感銘を受けたという年配の方がいた。「生かされている」と感じられるのは幸せですね、と彼女はクモ膜下で倒れ、そこから生還した自身の体験を語りながら応答した。
「生かされている」と感じる時がある。それは個々に違う経験であり、多様な「生かされている」と感じるモメントがあるに違いない。

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