「さよなら人類館」 作 上里和美 2008年9月 ←上演したいですね。テキストの修正は一部ありえるかもしれませんね!
舞台は、モノトーンを基調とする。人々は、カラフルな現実に生きている。が、この舞台では、実存を認識する心象として、あえて、モノトーンにこだわる。黒の沈黙、白の独白として心に刻まれるものを表現したい。
(老婆の腰巻、娘のペチコートが、白黒の水玉、縞模様に変化 . . . 本文を読む
第二幕
首縄をかけられた市長が登場。両脇に重そうな荷物。折り畳みのサンデッキチェアー一式とクラーボックスを引きずるように持っている。涼しげなパナマ帽、高価そうなエスニックなかりゆしウェア風な模様に襟の立ったシャツ(スタンドカラー)、シーサーの陶器のループタイ、ピシッとした折り目のズボン、磨かれた靴。けれど、顔色はどす黒くくすみ、目の下の隈取りが . . . 本文を読む
第三幕
暗い舞台の上、スポットが当たると、高官はいきなり被っていた帽子を取り、右手でそれを胸にあて、直立不動の姿勢を取る。
高官 「はい、負けていないふりを続けています。こうして影に隠れる、はい、カクレンボ、を、続けています。忠誠を誓います。私は、その試験にパスしました。こうして、着帽しております」
高官は、慌てて、放り投げら . . . 本文を読む
大城立裕さんは、組踊から沖縄芝居(琉球史劇や琉球歌劇)にかけての歴史の経緯を熟視してきた方ですね。それゆえのこの新作歌舞劇なんでしょうが、登場人物が氏の作品の中の人物像と重なるのは興味深いです。現代の玉城朝薫を自認されているのでしょうね、というか、現代から1719年代の玉城朝薫や平敷屋朝敏の先駆者への応答なんですね。80代にして意識的に創作を続ける精神がすきっと立っている様は素敵ですね。
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劇団「うない」ハワイ公演≪アンケート≫
The Survey of Unai performance at Hawai Okinawa Center.
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