12月22日、「コンタクト・ゾーンとしての文学」のセミナーを途中から拝聴した。それから気になって分厚い『冲縄・ハワイコンタクト・ゾーンとしての島嶼』の本を紐解いた。山里勝己さんの序章がいい。文学のコンタクト・ゾーンに関して、基調講演者の鈴木智之さんはどうやら、山里さんが提示したプラットの『帝国の眼差し』の概念を基に文学と社会の切り結びを切開してみたということだった。プラットの翻訳はまだでていな . . . 本文を読む
嘉数さんのこの創作についてはすでにこのブログで書いた。気になったのは一括交付金が降ってきて、にわかに観光誘客のため県が15ヶ国に芸能団を派遣する事業「シップ・オブ・ザ・リュウキュウ」の一連の芸能公演の中身であり、プロジェクトの総体である。同じ方の舞台が何度も派遣されることのないフェアな派遣がなされているか、また冲縄の芸能の粋が意識されているのか、なぜ『人類館』のような芸術性の高い舞台が海外公演の候 . . . 本文を読む