ガゼットのライブの2日後は今度はKIRITOさんのライブへ。
KIRITOもといキリトソロとしては2回目の参加となる今回ですが、前回がAngeloというバンドが動いている中での期間限定のソロワークスで、今回はそういったバンド等が無く、それをメインワークスとして生業としてやっていくという意味で大きく意味合いが異なります。というか、改めてファーストツアーと言い換えていいと思います。
と、長々と書きつつも、実際の所活動休止の時に色々落ち込んだしどうなるんだろうって悩んだけど、その結果、だんだん考えても意味が無い事に気づき、最終的にはただキリトさんがAngeloの活動を休止してからどう進むのかという事を楽しみにしていた中で、早く再会したい、新しい世界を見たい、この2つだけが目的になっていました。
そんな訳でこのツアーが発表された時は嬉しい気持ちと同時に早!!と両方の気持ちがありました。
会場のドラムロゴスに入場すると、Angelo時代とほぼ変わらないくらいの客。予定時刻と同時に開演しました。
SE
1.ANTI-MATTER
2.INTO THE MIRROR
3.RAID
4.Awaking bud
5.Suicide View
6.Clue
7.Aim
8.誰もいない丘
9.逆光
10.拍動
11.EXIT
12.GARDEN
13.カンナビス
14.毒薬
15.PLOT
16.DECIDE
17.TEAR
18.METHOD
ENCOLE
19.DOOR
20.陽炎
21.Cherrt trees
22.Ray
ソロワークスを開始してからの新曲「ANTI-MATTER」以降、配信リリースされた3つの新曲から狼煙を上げたライブは、
当然ながらAngeloの余韻など感じる事もなく、新しい世界を開く事への出発という意識が強く出ていた流れだったと思います。基本的に過去のソロ曲のみで構成されつつも、合間に「CELLCODE」名義で発表された「Clue」「Aim」といった楽曲までセットリストに組み込まれるなどの斬新さもありました。
中盤の「誰もいない丘」~「逆光」~「拍動」~「EXIT」なんて自身の昨年末から今までの状況を楽曲で表現していた所はさすがキリトさんとというか、タイトルそのものがストーリーになっている感じで、「EXIT」の終盤で「ただいま!」とMCした後に「GARDEN」というタイトルに....「Welcome to the neo garden」っていうワード自体が出てくるので、もう分かる人には彼が表現したいメッセージ的な部分もあったと思います。
「毒薬」くらいからはキリトさんもテンションが上がったのか奇怪なダンスをして客席やサポートミュージシャンを笑わせていたし、「DECIDE」に至っては勢い余ってすってん転んで立ち上がるといった場面もあり、しかもノリで全員が転ぶ仕草をしたりともう良い意味でライブの予定調和を崩しているようなオトナの余裕さえある展開で、アンコール最後の「Ray」までを駆け巡っていきました。
ガセットとはまた違う意味で、キリトさんならではの完成されたライブ、最高でした。ありがとうございました。
東京初期衝動のライブから約2週間開けて、今度は久々のガゼットのライブへ。
彼らのライブは2018年のNINTHのドラムロゴスのライブ以来なので、実質3年半ぶりくらいになりました。
時の流れは、速いものだなと。
今回は去年出た最新アルバム「MASS」のツアーですが、約1年もインターバルが空いたのは、発売時点ではコロナの収束の見通しがつかなかった事に起因しているとインタビューか何かで観ました。収束とは程遠いですが、良くも悪くもコロナ自体に国民全体が慣れきっていて、これが2020年の頃だったら考えられない位、色んなものが緩和されたものだなと思います。そういう意味では、今、このタイミングでライブをする事はベストなタイミングだったのではないかと感じます。後はチケット取れて良かったなと(笑)なかなか取れんのですよ。
入場するともうコロナ前を変わらない客席の空気でした。しばらくして暗転。
SE:COUNT-10
1.BLINDING HOPE
2.ROLLIN'
3.GABRIEL ON THE GALLOWS
4.INCUBUS
5.HOLD
6.裏切る舌
7.NOX
8.DRIPPING INSANITY
9.濁
10.THE PALE
11.MOMENT
12.BARBARIAN
13.FRENZY
15.UGLY
16.ABHOR GOD
17.LAST SONG
ENCOLE
18.Hyena
19.VERMIN
20.TWO OF A KIND
21.LINDA~candydive pinky heaven~
22.TOMORROW NEVER DIES
ライブはBLINDING HOPEからもう、怒涛の如く攻め立てる展開で進んでいきました。
アグレッシブさとヘヴィネスさに置いては、ビジュアルシーンの中でも、追随を許さないんじゃないでしょうか。
「NINTH」あたりから感じていた事ですが、ただ単に激しく勢い任せなのではなく、その激しさをガゼット流とでも呼ぶべき、唯一無二のレベルにまで昇華させているし、安定感さえある演奏。それら音像と5人が合わさった時のステージ上での圧倒的な存在感。すべてに置いて研ぎ澄まされていて、見事でした。
また「濁」「THE PALE」「MOMENT」といった、彼らの持ち味の1つである歌モノの楽曲も、1曲1曲がより悲しみや痛みをより増長させているように聞こえて、単に「静か」という表現に留まらない、より深淵に堕ちていくような、そんな落差が絶妙でした。
「INCUBUS」や「DRIPPING INSANITY」といったレアな過去曲を随所に挟み込みながらも、それらが「MASS」の
世界観を表現するうえでの絶妙な役割を果たしており、新たな感覚で体感出来た事も貴重だったと思います。
そして、何よりガゼットのライブの凄さはファンの方の一体感でしょうか。
本当に行ったら分かるけど、ライブ中での彼らの一体感は凄い。本当に一つになっているんですよ。熱狂的っていうのもあるんでしょうけど、やっぱりバンド側がメッセージを発信し続けて、それを理解してくれているからこそ出来る、信頼関係のなせる業なんだろうなと思うんですよ。それに彼らってガゼットが大好きだから、いつも思うのは会場中に満ち溢れていた飢餓感が半端無いという事ですね。「NINTH」の時もそうでしたが、今か今かと待ち構ええているそわそわした開演までの空気。そして始めってからは一気に崩落したかのように浴びせられる爆音を貪り喰うかのように堪能している姿。凄いです。
そんな訳で、終盤の「BABARIAN」から「FRENZY」「UGLY」「ABHOR GOD」までは溜まりに溜まったそんな飢餓感を発散させるかの如く、休む暇もない程の殺人メニューを次々に投下し会場中にヘッドバンキングの嵐が生まれていました。そして最後の「LAST SONG」では全員が拳を挙げて飛び跳ねる形で一体感に包まれ本編が終了。
アンコールではこれまた「Hyena」という懐かしい楽曲を披露。15年前の曲なのに色褪せない感じがたまらんですね。
そして「VERMIN」に行くかと思いきやここでベース以外の音が入らず、トラブル?と思ったら、ベースのREITAさんの誕生日という事でサプライズケーキが準備されていました。キャリア20年になるのにこういう粋な所するのがまた良いなあと思います。DIRとか絶対しないから(笑)ちょっと和む場面もありつつも、その後はしっかり「VERMIN」から攻撃再開し、ラストはもうガゼットの終盤曲としての代表曲になりつつある「TOMORROW NEBVER DIES」で再度一体感に包まれこの日の終演に至りました。
振り返れば、全体を通して暴れさせつつも、聞かせるブロックがあったり、サプライズな選曲があったり、最後は全員で一体感に包まれて解放的になるなど、進め方が完璧な極上のロックショウでした。「MASS」が今後どう変化していくのかはわかりませんが、また福岡に来れたら会えたら良いなと思います。ありがとうございました。
キノコホテルの翌日は東京初期衝動のライブで、INSAまで行ってきました。
このバンドもたぶん最初はSNSか何かで流れてきたのがきっかけですね。。去年
で、その時はもうツアーが終わった後で、そこから暫く離れていたんやけど、偶々SNSのタイムラインで流れてきて、
全然曲知らなかったんだけど、ライブパフォーマンスが凄く破天荒で、言い方は誤解を招くかもしれないけど、ガールズバンドでここまでパンクな感じの映像を見て、これは行ってみようと思ったという所ですね。
まあ、後はメンバー皆可愛いなと(笑)最低ですね、僕は。
このライブがアルバム「えんど・おぶ・ざ・わーるど」のリリースツアーという事は知っていただけど、
詳しくアルバムを聞き込んだわけでも無ければこの時点ではメンバーの名前さえろくに知らない状況でした。
なのに行こうと思ったって不思議で、結果、Crossfaith~キノコホテルと久々に3日連続ライブになったのでした。
入場したのは開演10分前くらい。お客さんは若い人が多かったかな。
そのままVoのしーなさんだったか?の注意事項のアナウンスが流れたんやけど、所々言葉を間違えたり、噛んだりしていてアナウンスしながら笑ってた。でも、「ライブ中はMCしないので、ここで。盛り上がっていこうぜー!!」みたな煽りで締めてました。
1.再生ボタン
2.腐革命前夜
3.マァルイツキ
4.下北沢性獣集合
5.ベイビー・ドント・クライ
6.BAKAちんぽ
7.空気少女
8.チューペット
9.流星
10.春
11.中央線
12.STAND BY ME
13.山田!恐ろしい男
14.トラブルメイカーガール
15.愛のむきだし
16.不純喫茶にてまた会いましょう
17.パンチザウルス
18.世界の終わりと夜明け前
19.東京
20.再生ボタン
21.ロックンロール
アンコール
22.ベイビー・ドント・クライ
23.黒ギャルの傑は煮卵に似てる
24.兆楽
25.爆速高円寺ブス集合
26.トラブルメイカーガール
ライブはもう衝動で駆け巡るような時間でした。
最初の方こそ割とミディアムでポップな楽曲が並んでましたが、「下北沢~」位からはとにかくしーなさんが鷹が外れたようにギターを持ったまま叫びまくり、マイクスタンドの向きをフロアよりにしたりと激しくなって行って、「BAKAちんぽ」ではメンバー全員がコーラスで曲のタイトルを連呼したりと普段見た事がない光景が広がってました。
希さんはポーカーフェイスにはにかみ気味ながらもリズムを取っていたし、あさかさんはしーなさんに負けず劣らずはっちゃけて笑顔全開でステージ上を動き回ってました。なおさんは表情を変えないままワイルドに繊細にビートを叩き込んでいきました。
動と静が入れ替わり立ち代わるような曲順の中、しーなさんは一度発火した火がそのまま燃え広がる様に歌から叫びに代わり、フロアのオーディエンスに向かって必死に繋がりを求めるかのように距離を詰め、時にはもたれかかるようにして絶叫していました。たぶん、気持ちが、想いが無意識に前に前に出ちゃうんでしょうね。パンクで荒々しいって言いながらも、実は人一番繊細な女の子が、不器用ながら生きていくために悶えている、そんな生き様のようなものを魅せつけられているようで、すっかりその姿に虜になってました。
まあ、あれだけ肌を密着させていたら、感染対策の定義って何なんやろうな...とか思ったりもしましたが。。
やから、これからもなるべく前に行かないようにしようと。
そんなこんなであっという間の約2時間でした。
凄まじいインパクトを残して頂きました。ありがとうございました。
そういえば余談ですが、去年この会場で「NEE」ってバンド見たんですけど、そのベーシストが元このバンドメンバーで「NEE」に専念するために東京初期衝動を脱退したと。その時の活気に満ちたライブと、このバンドの当時の病んでた感じのインタビューを見た時、その対比ぶりになんともいえない気持ちに後々なりました。そんなバンドのライブの後に同じ会場で見たのが、このバンドというのも、不思議な縁だなと。
Crossfaithのライブ翌日はキノコホテル主催ライブでライブハウス秘密に行ってきました。
この秘密は出来てまだ日の浅いライブハウスなのですが、テナントビルの1Fに居酒屋があり、その裏側にまさに秘密の場所の如く作られた場所です。キャパシティ的に150人くらいの小さな箱で、ステージの幕が昭和の趣を感じさせるイラストで、雰囲気的にも昔のキャバレーを彷彿とさせるようなお洒落な場所で、一発で好きになりました。
キノコホテル自体も2019年に九州3公演全て回った時以来で、あの時の事は凄く覚えているのですが、今回は結成15周年記念ツアーの一環での前回同様対バンライブとなりました。去年アルバムを出して全国ツアーしてましたし、福岡にも来る予定になっていましたが、コロナの影響でライブが中止になり、そんな間にベースの人が変わり、ドラムの人も3人変わるという工程を経てもはや別のバンドを見に行くような感覚はありました。まあそれが楽しみでもあったんですけどね。
このツアーが発表された時は行く気満々だったのですが、家を出る数分前に、チケット予約をしていない事に気づき、急遽予約をして会場に向かったというオチ付きです。若年性認知なのかと心配になります。最近...
ちなみにこの日はシンウルトラマンが公開された日で、朝・昼と2回IMAXで見て、疲れて行ったのをよく覚えてます。
中に入るとどこから聞きつけたのか結構様々な年代の方々で入り乱れてました。ちなみに僕は最前で鑑賞。
【ストロベリーチョコレーツ・サーフクラブバンド】
ビートルズのオマージュバンドTHE GOGGLESのギター・セシルさんがやっている自称サイケデリックバンドらしいです。
そのギターの人はゴーグルの代わりに奇抜なサングラスをしてたり、もう一人のギターの人が仙人にしか見えなかったりと見た目だけが印象に残るバンドでした。楽曲も1曲も分からない上なんだかよく分からない内に終わったので敢えてチェックの必要もない存在でしょう。THE GOGGLESが福岡は出られなかったので代打で出た感じです。
【肉食パルチザン】
1.ヨーテル食べ放題
2.DIY
3.アンビリバボー
4.美味しいお肉
5.どんなお肉?
6.こんなお肉?
7.あんなお肉?
8.鳥ユッケ
9.博多肉牛
10.パルチザン
11.手羽先
鬼面を被った出で立ちでヘヴィメタルな荒々しいサウンドでありながら、歌詞の内容が全て焼肉に関する事というこちらもネタなのか何なのかよく分からない変わったバンドでした。4~7曲目までは歌詞が一単語しかなく、1曲1秒という過去最速の楽曲が続きました。そんなネタなのかよくわからないのに本気で汗だくでライブやってるのでフロアは結構盛り上がっていて不思議な光景でしたね。ちなみにTシャツのデザインが好きで何故か買ってしまったのですが購入して以来一回も着る機会が無く今もタンスの中です。。。
【キノコホテル】
1.赤い花・青い花
2.キマイラ
3.アケイロ
4.愛してあげない
5.冷たい街
6.ピーコックベイビー
7.すべて売り物
8.キノコホテル大迷宮
9.#84
10.キノコホテル唱歌
11.恋は気分
ENCOLE
悪の秘密結社のテーマ
デジタルのゴリゴリとしたSEが流れる中入場された従業員の方々。そして妖艶に登場したマリアンヌ様。
雰囲気そのままにライブは開演...と思いきやなんと機材トラブルでマリアンヌ様のキーボードが出ないというアクシデントがいきなり勃発し演奏できない状態に。「ちょっと~!!」と思わず苦笑いのマリアンヌ様。予定外の事態に戸惑いつつも、復旧していざ始まってしまえば、イザベルケメ鴨川さんの奇天烈なギターに、ソフィア城崎さんの奏でる重厚な5弦ベース、緊張気味でありながらもキャロライン長浜さんのパワフルなドラミングが織り成すハードなサウンドに、独裁者のように圧倒的な存在感を放ち場を支配するマリアンヌ様の振る舞い、そしてこの3年分位の隙間を埋めるようなフロアの盛り上がりぶりが凄く、発声禁止にも関わらず観客が絶叫してMC中にマリアンヌ様が「あんまり喋ってると注意されるわよ」とやんわりと注意を促す場面もある程でした。
ライブはほぼほぼ間髪入れず、必要以上のMCを挟む事もありませんでしたが、それでもライブハウスの雰囲気が良かったようで「古き小さくてお洒落な会場ですね」とも話してました。
なので、印象に残る場面が殆どなくて、むしろあっという間に終わってしまった印象でした。
音楽を通して、再会の宴を祝い合う、、そんな感じでした。
個人的には「冷たい街」が好きなのと、『赤い花・青い花』や『マリアンヌ様の密会』からも演奏されて嬉しかった。
従業員はこの3年でリズム隊が次々と変わりながらも、流れを途切れる事なく不屈の精神で突き進んできました。
自己紹介ソング「キノコホテル唱歌」ではそんな各々が各々の楽器で自己主張する場面があるのですが、そんな突き進んできた彼女達なりのアーティストとしての意地のようなものを見た気がしました。
ちなみにアンコールは覚えてなくて。たぶん2曲くらいキノコホテルとしてやった後に、この日はスペシャルな展開が待ってました。たぶん肉食パルチザンがやっている「悪の秘密結社」という特撮映像作品制作会社があるのですが、その会社のテーマソングとして制作された「悪の秘密結社のテーマ」という曲に何故かマリアンヌ様もコーラスで参加しているという事で、キノコホテル+肉食パルチザンの肉食アニマルさん+セシルさん+サックスの人という錚々たる方々で「悪の秘密結社のテーマ」を演奏するという、まるで同窓会のようなパーティーさで終演となりました。
こんな和やかなムードで終演し、また福岡にも来てくれるんだろうとか思ってたんですが、それから暫くしてマリアンヌ様を除く従業員全員が退社(脱退)するという事でツアーファイナル以降活動休止に入る事が発表されました。いやいや、昨日のCrossfithに続いてマジか?と思いましたし、たぶんファンクラブ向けには従業員コメントも出てると思うんですけど、メディアにはマリアンヌ様のコメントしか出てないので、正直な所、急展開すぎてショックを受けたのも事実です。キャロラインさんなんて3か月しか在籍しとらんやん、、。マリアンヌ様についていけなくなったのか、それとも本気で各々の今後を見据えて偶々結果として今回の形に行き着いたのか、それは分かりませんが、まあもう脱退してしまったのであのメンバーでライブを見る事は叶わなくなった訳です。ホントにバンドって儚いものなんだなと。
初めて彼女達のライブを観たのは2016年ですが、その後は2019年、そして今回と、数えるほどしか見ていないけれど、確実に自分の青春の中にいたので、これまでの出会いに感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
最期に、会えてよかったです。
FiNOのライブから1週間後の5/13にCrossfaithのライブに行ってきました。
『Xeno』~『New Age Warrior』のツアーに参戦した2017年位が最期だったので丸五年ぶりでした。
『EX MACHINA』のライブは確か都合が合わずに行けなくて、で、その後の「OPERATION」ツアーは佐賀に行く予定だったのですが、予約した電車を間違えるわ、チケットを持って行くのを忘れるわで途中の駅で折り返して家に戻って行けなくて、去年の15周年ツアーはZepp Fukuokaを取ったつもりがなんと大阪の公演を取っていて結局行けずじまいというとんでもない不運(というか僕がバカ)で縁が無く、5年ぶりになってしまったという。
平日だったので定時で全力で抜け出し、ギリギリだろうと2階席を予約していたのですが、幸い最前席で視界良好でした。
今回の'ATLAS OF FAITH : NEW FRONTIER'は、昨年行った15周年ツアーでは収まりきらなかったCrossfaithの歴史を更に深掘りし、これからどう新天地を開拓していくのかを示すツアー。その一部として、'Gimme Danger'で参加した、ラッパー'ralph'のスペシャルショーケースも行い、更に開拓ということで、他ジャンルであっても自らの旗を掲げ自分たちの世界観を爆発させているアーティスト達をサポートアクトに迎えて、より刺激的な彩りを添えるというコンセプト。
[CVLTE]
SE
1.lullaby
2.heartbreak
3.happy
4.eat acid,see god
5.hedonist
6.run
7.bloodbath
S.Aとして登場したCVLTE. 2018年に札幌で結成されたロックバンドですね。
Crossfaithにも通じるデジタルでラウドな要素はありつつも、最大の持ち味はその独特な、時にお経を詠んでるような他とは一線を画す印象的なメロディを活かしたバンドが印象的な、メロディアスな要素を強く出ているバンドでした。
この日のセットリストは30分程度の構成でしたが、「eat acid,see god」という曲が唯一ハイテンポで突き抜けるシャウト混じりな楽曲で、それ以外はそのメロデイが強く印象に残った楽曲が大半でした。Crossfaithのファンからすると激しさという意味で物足りない部分はあるかもしれませんが、物怖じせず独自路線を突き進む所が逆にCrossfaithのハートを掴んだんだろうなとも思いました。正直こんな対バンでも無ければ知る機会は無かったと思います。
終始盛り上がりというより、お互いに手探りという印象が強くありましたが、福岡の、しかもZepp Fukuokaという本人達もライブをしたことが無い大きな会場で、ほぼ初見であろうオーディエンスを相手に、徹頭徹尾自分達のパフォーマンスを披露していた姿は見事でした。このライブ以降はHYDEさんの対バンにも出たりと、シーンの中で台頭しているようなので、これからの活躍が非常に楽しみなバンドですね。
[Crossfaith & ralph]
-Crossfaith-
SE
1.Catastrophe
2.Devil's Party
3.Ghost In The Mirror
4.Diavolos
5.Kill 'Em All
6.Freedom
7.Gimme Danger
-ralph-
8.Zone
9.piece of cake
10.PRADA
11.Hougou
12.Selfish
-Crossfaith-
13.The Perfect Nightmare
14.Wish(Nine Inch Nails)
15.Panorama(Interlude)
16.Stars Faded In Slow Motion
17.Astral Heaven
18.System X
19.Xeno
ENCOLE
20.Monolith
NEW FLONTIERのサイバーな映像が流れる中登場したメンバーとサポートギター。
声出し厳禁だったので当然嬌声はないものの、扇動し拳が突きあがるフロアはもう臨戦態勢となり、始まるや否や乗っけから「Catastophe」でフロアを熱狂の渦へと巻き込んでいった6人。風格がもう5年前とは別人でしたね。特にTeruさんとHiroさんとAmanoさんはメイクやら衣装やらが奇抜でした。Amanoさんはもう衣装の意味あるのか?的な露出度高めの衣装でしたし、海外のアメコミ映画に出てきそうな格好に見えました。
その後も「Devil's Party」「Ghost In The Mirror」さらに『FREEDUM EP』に収録されていた「Diavolos」等と、意外な選曲も披露しながら更なるカオスに包まれる会場。選曲として『SPECIES EP』や配信リリースされた楽曲がメインかと思いきや、その前にあたる『Xeno』や『EX MACHIA』の時代の楽曲が大半を占めていたのが面白かったですね。あのあたりの楽曲ってリリースツアーでも散々やってきてるしライブでも常連になっている曲が多いと思うんですけど、それでもまだやれる余地があるというか。こうやってコンセプトを変えて、演奏していく事でさらに新しい命が吹き込まれるというんですかね。新鮮な感覚を..ってこれ前回FiNOのレポでも書きましたが、とにかくそういう印象を感じましたし、やり切れなかった部分ってそういう所かなとかも感じました。
ただその熱狂の空気を別の空気に変えたがralphさんでした。一瞬照明が暗くなってデジタルなSEが流れる中ステージ中央のお立ち台に仁王立ちになっているralphさんは存在感凄かったです。なんというか物怖じしてないんですよね。「おら、かかってこいよ」位な佇まいで披露された「Gimme Danger」こそがこの日の最大のハイライトだったと思います。
そこからメンバーがステージからいったん捌けて、TeruさんだけがDJとしてステージに残り、そのままralphさんのソロブロックへと突入していったのですが、この流れは斬新でしたね。フューチャリング的な立ち位置ではなく、Crossfaithのステージの中にralphさんの枠が設けられているという流れが。ralphさんは自身のラップとパフォーマンスでまた違った熱気を呼び込みつつも、終始フロアを圧倒するようなオーラを放ち、「ジャンル?そんなもん関係ねえだろ。良いものは良い。ダサいやつは消えて行く。それだけだ」みたいな自信とアングラさを垣間見せたステージでした。
ralphさんのステージが終了するとTeruさんのソロパートへと突入し、Crossfaithの他の面々が入れ替わりで再登場。そこから拍車をかけるかの如く「The Perfect Nightmare」へ突入。Teruさんは中盤で銀色のジャケットを脱いで上半身裸になっていましたが、途中で寒くなったのか黒シャツを着こんでいて忙しそうでした。そんな事も思いつつ、ショーは終盤にかけて「Stars Faded In Slow Motion」という激しさの中にノスタルジアな要素がある楽曲に続けて「Panorama」「Astral Heaven」といったインスト曲が披露されるなど魅せ方を変えていきました。終盤にかけて、勢いのままに行くのではなく、敢えてドラマチックな要素を取り入れる事で、激しさだけではない、自分達の多様性を表現したいというのが伝わってきました。ライブは「System X」と続き、「Xeno」で豪快に本編は終了。
さらにダメ押し如きアンコールの「Monolith」で会場全体にヘッドバンキングの嵐が巻き起こりこの日の夜は終演を迎えました。
振り返ってみると予想を何倍も超えた刺激的なショーでした。
CVLTEさんもralphさんも音楽性が似て非なるものがありながらも、根底の部分はどれも同じというか。自分達の音楽に絶対的な譲れない想いを持っているというのが感じられて、NEW FLONTIERというのが、Crossfaithそのもののこれからのみならず、ジャンルを超越した最上級の化学反応をもたらしてくれた。その無限の可能性というものがまだ先にある、という事を教えてくれたような気がしました。
そして、この国内ツアーを終えて本編ともいえるワールドツアーに9月から出発する予定でしたが、「ライブ活動を継続して続ける事が困難」という理由で中止になり、帰国後の凱旋公演まで無くなってしまいバンド活動そのものが休止となってしまいました。コロナで動けなかったこの2年分の活動を埋めるべく組まれたであろう、しかも本来見据えていたであろう海外ツアーを直前になって休止せざる得なくなった事情というのは、察するに余りあります。
ただ、「より最強のバンドになって戻ってくる」というまるでターミネーターの「I'll be back」的なコメントを残していたので、今は休息頂き、さらにヤバくなって帰ってくる日を信じています。福岡、ありがとうございました。
去る5/6、つまり連休明けで藤原さくらさんの翌日にこちらも久しぶりにFiNOのライブに行ってきました。
FiNOは2016年のTENJIN ONTAQのステージが最初で、その後はメジャー1stのワンマンツアーで行って以来だから、
たぶん4年ぶりくらいか?その後は2nd,3rdとアルバム出てたのは知っていたんですが、タイミングが合わなかったり
なんとなーく聞かなくなっていった内に4年経ってしまったという。福岡でもキャパがどんどん大きくなって、
DRUM Be-1,そして今回のBEAT STATIONとステップアップされているのは知ってました。そんなタイミングで何故
今回行こうと思ったのかと言うと、それは全然行ってなかったのと、アルバムツアーじゃなかったから、色んな
年代の曲が聞けるかなと(笑)結構思い付きですね。
連休明けだった事もあり仕事を終わらせてバッタバタで入場しました。
SE
1.Rhythm of your heart
2.Hallelujah
3.What's Gonna Be
4.Hole
5.Liberty
6.Stay(want your mind)
7.Too Good To Be True
8.Happy Sad
9.Summertime
10.One By One(新曲)
11.Awakening
12.Moment
13.Breathin'
14.By your side
15.Ghost in my place
16.Don't Be Someone Else
ENCOLE
17.新曲
18.Please Please Please
ライブは公演時点で配信リリースされていた「Rhythm of your heart」から開演し、「Hallelujah」「What's Gonna Be」「Hole」「Liberty」「Stay」と序盤から多彩な楽曲で会場を盛り上げていきました。
特定のアルバムツアーでは無いため、様々な年代から選曲されるだろうとは想定していたのですが、印象的だったのは
その様々な年代の楽曲が披露された事は勿論ですが、それらが懐かしさよりもむしろ新鮮さを伴っていた点でしょうか。
ライブ中、VoのHISASHIさんはツアータイトルに「Departure」と掲げていた事について、「新しい自分達を見つけて
さらに次のステップに進む」という意味合いを込めていると語っていました。その次に進むんだという熱意のようなものが奏でられる音に表現されているように聞こえましたし、彼らの楽曲は音楽として聞く限りはポップですが、バンドならではの荒々しさ、熱意のようなものが渦巻いていました。むしろ既存の曲をアップデートする事で、既発曲に馴染み深いリスナーに新鮮さを感じてもらう事に意味があるのではないかと思いました。
バンド自体がHISASHIさんが従来通りギターを持って演奏する一方、ハンドマイクで彼自身が一人のリスナーのように、音の渦へダイブするように動き回る姿に、彼らが今までの殻を破ろうとしている...いや、破っていた姿がありました。さらに付け加えると、このツアーの直前に配信リリースされた「Happy Sad」の陽気な音の中にある激しさ、そして未発表の新曲として披露された「One by One」では、従来のFiNOらしさに、クラブサウンド寄りの四つ打ちビートが斬新なダンスナンバー、さらにアンコールではこの時点でタイトルも決まっていない新曲(後にニューアルバムに「Goodbye My Car」として収録された)が演奏されました。ノスタルジックなギターの音色に哀愁漂うメロディが印象的なナンバーで、最後の最期まで攻める事を貫き通したライブでした。
結果的にネタバルになりますが、後に「Departure:My New Me」というアルバムがリリースされた事から、このライブツアー自体がアルバムに向けた壮大な序章でしたし、このアルバムを見据えていた事は明白でした。そして、このアルバムリリースツアーではキャパシティを大きくして更に高みを目指す彼らの姿がありました。僕はこのアルバムリリースツアーは行けなかったんですが、きっと、これから先上を目指し続けると思うので、これからも応援しています。
ありがとうございました。
去る5/5の連休最終日、藤原さくら嬢の弾き語りツアーに行ってきました。
会場の大濠公園能楽堂ですが、福岡市の観光スポットでもある大濠公園っていう巨大な池がある公園が
あるんですけど、その沿道にある300人位入る会場です。
まあ弾き語りツアーで、しかも中々行けないような場所でコンサートなんて滅多にないと思うので、
しかも住んでる家から徒歩圏内なのでまあお散歩がてら行ってきました。
過去にも1度、別の神社にある能楽殿に行った事があるんですが、その時は赤ちゃん連れOKで結構泣いてる子供が多く、
機材トラブルで音が余り聞こえないという鑑賞環境としては最悪な思い出しか無かったので、
大丈夫やろかと思いつつ入場。たぶんソールドアウトかな?
ほぼ満員で、ステージにある能楽殿を左右正面から扇形に覆うようにする造りになっていました。
定刻で開演しました。
1.わたしのLife
2.Walking on the clouds
3.春の歌
4.Someday
5.Ellie
6.spell on me
7.Give me a break
8.play with me
9.maybe maybe
10.Waver
11.生活
12.また明日
13.クラクション
14.Mother
15.Super good
16.BPM
17.かわいい
ENCOLE
18.NEW DAY
19.Goodbye
揚幕から姿を現した藤原さん、そのまま拍手の中はにかみながら橋掛かりを歩き本舞台へ。
会場が会場でしたがややカジュアルめいた衣装で全体的にラフな装いでした。
自然に本舞台に置かれたアコースティックギターを手に取り、新曲の「わたしのLife」からライブはスタート。
能楽の会場ですが、音響関係も問題なく、彼女の艶のある声とギターの音色が見事に鳴り響いていました。
中盤では打ち込みのリズムパターンを用いたり、ギターの音色をリバーブさせて表現するなど、単なる弾き語り
のみならず、悪く言うと眠くなってしまわない様に(笑)ライブの中に緩急を設けていたのも一興でした。
Heartbeatというタイトル通り、この数年、コロナで思うように音楽活動、特にツアーが出来なかった事から
より多くの方に会いに行けるように、敢えて小さめの会場を細かく廻るようにして、近い距離で同じ空間を
楽しみたいというコンセプトがあったそう。そんな中で地元という事で、最初は福岡から始めたかったとか
そんな事を言っていたような無かったような。それもあってか最初は緊張気味だった雰囲気もライブが進むに
連れて緊張が解れて笑顔が多かった。
特にアルバムツアーでも無いため、初期の楽曲から最新アルバム「SUPERMARKET」の曲まで幅広く網羅しつつ
おそらく、その時彼女が演奏したいであろう楽曲で構成されたセットリストなので、フラットな彼女の今を
堪能する事ができました。
このツアーは来年にかけて続いていくので、恐らくその中でセットリストも変化していくと思います。
だから、時期を空けて行くと、また違った景色が見れる、それも楽しみの一つだと思います。
次いつ会えるのかはわかりませんが、彼女の歌声が好きなので、また行ける時は行きたいと思います。ありがとう。
御無沙汰です。すっかり半年前ですがindigo la Endのライブに行ってきました。
彼らのライブは、「零れ行く私小説」リリース後のホールツアー以来。
最期に行ったのが2019年で、その後の「夜行秘密」はコロナ禍で自粛していたので、
実質ライブに行くのは2年半ぶり。
正直indigoはもういいかなと思っていたんですよね。なんだろう、なんか、「零れ行く~」で、
何故かそういう気持ちになって遠ざかっていたんですよね。
そんな自分が何故行こうかと思ったのかと言うと、単純に年月が空いたから、まあ、久々にいってみるかいいかと(笑)
久々に福岡市民会館でしたがほぼほぼ満員でした。老若男女入り乱れててた。
予定時刻から10分ほど遅れて開演。
1.悲しくなる前に
2.想いきり
3.不思議なまんま
4.砂に紛れて
5.藍色好きさ
6.愛の逆流
7.実験前
8.フラれてみたんだよ
9.蒼糸
10.通り恋
11.チューリップ
12.邦画
13.インディゴラブストーリー
14.たまゆら
15.夜明けの街でサヨナラを
16.花をひとつかみ
17.夏夜のマジック
18.春は溶けて
ENCOLE
19.ダビングシーン
20.幸せが溢れたら
彼らを特徴付けるといってもいい、藍色や紫色の暗澹たる照明に照らされたステージ。そしてセットがかなり下まで降りてきていたため、ステージが全体的によりコンパクトに臨場感あふれる仕様になっていました。
荘厳なSEの中、漆黒の衣装に身を包んだメンバー4人+サポートのキーボード女性1人+コーラス女性1人の6人編成で登場し、ジャムセッション的にバンドの演奏が始まりながら「悲しくなる前に」「想いきり」と疾走感溢れる楽曲でスタートしつつも、「不思議なまんま」「砂に紛れて」とミディアムテンポの楽曲が奏でられて、空気感が変化。以降、特定のテンポの楽曲で流れを作るのではなく、緩急織り交ぜた多彩なテンポで新旧入り乱れた楽曲を披露していく展開。ライブでありつつも、まるで1本の音楽劇を鑑賞しているような新鮮な感覚でした。音楽という物語を見ている感じですかね。
本編前半で1つのピークを迎えた「実験前」では、このバンドにしてはハードなサウンドに点滅する照明も相まって混沌で緊迫に溢れた空気を作り出し、目を逃すことができませんでした。メンバーもテンションが上がったのか、ソロパートではカーティスさんがステージに倒れ込みながらギターを演奏するなどアグレッシブな場面も。
ワンクッション置いて演奏された「フラれてみたんだよ」から、絵音さんの「バンドを続けるかどうか悩んでいたが、この曲が出来た事でまだ続けようと思ったという」MCと共に始まった「蒼糸」、さらに「通り恋」「チューリップ」「邦画」「インディゴラブストーリー」とミディアムナンバーの応酬。全体的にこのあたりに今のバンドの表現したい空気感が出ていたように思いますし、個人的にはそこからの「たまゆら」が最高でしたね。綺麗というより歌い上げるというんですかね、結構生で聞くと激しくて、感情的な部分が色濃く出ているようで。さらにサビで奏でるカーティスさんのギターの音色がそんな感情的な部分に拍車をかけているように聞こえました。
ライブは「夜明けの街でサヨナラを」でメンバーがステージ前面に出て煽ったりと盛り上がり要素を残しつつも、代表曲である「夏夜のマジック」、そしてセルフカバー曲でもあり当時の時点で最新曲の「春に溶けて」で、序盤の空気感と同じバンドとは思えない程、暖かく明るい空気感の中で、本編は終了しました。
アンコールでは恒例のグッズ紹介から、絵音さんの長いMCタイムへと突入していきましたが、6年ぐらい見て分かった事は、絵音さんのMCそのものは僕はあんまり好きじゃないという事ですね。嫌いとかじゃなくて、単純に話が面白く無いから(笑)そういえば「実験前」でカーティスさんが倒れ込みながらギター弾いてたのが絵音さん的にはハマったらしく、わざわざその部分だけをクローズアップして演奏して竿の人達だけ倒れ込んで弾いてみるという学生ノリみたいな事をやって爆笑を誘っていました。そんなやり取りの後、ドラムの人が言ってましたが、ライブの終盤のMCでいつもそれまで作り上げてきた空気感をぶち壊してしまいつつ(笑)、粋な時もあるので、またご縁があるときは、なにとぞみたいな感じで上手くまとめてましたね。ツアータイトルについては、絵音さん曰く、「救いようがないとかそういう意味だけど、そういう中で何かを希望になるものが見つけられれば。」みたいな事を言ってたような。個人的には昨今の情勢も踏まえてのタイトルなのかなとも感じました。そんなラストは「ダビングシーン」そして、「幸せが溢れたら」と彼ららしい屈折した思いを描写したナンバーで楽曲。
久々でしたが、行って良かったと思いました。
ライブに行く度に雰囲気が変わるし、絵音さんの多分心象に一番近い所にいるバンドなんだろうと。
それとバンドが常に動いていて、多彩な表現が出来るようになっているのが、演奏する空気感から伝わってきました。
全体的に、最新アルバムの「夜行秘密」がライブの核になっていると思いましたし、そこに歴代のアルバムの馴染み深い楽曲が合わさる事で、またそれらの楽曲の印象も違って聞こえました。そういう新しい発見が沢山出来たライブでした。
単純に「夜行秘密」の楽曲は素晴らしすぎる。なんでアルバムツアーを行かなかったのかと少し後悔しましたね。
とにかく会えて良かった。ありがとうございました。
御無沙汰です。
Angelo福岡ライブからちょうど1週間後の12/26、眩暈SIREN主催の対バンライブで再度ロゴスへ行ってきました。そしてこれが2021年最後のライブとなりました。Angeloで感動的に締めくくるというのでも全然良かったんですが、最後の最期までこういうEXTRA感を求めてしまうのが性なんですよね。。
眩暈SIRENは2019年にBEAT STATIONでの「神はサイコロを振らない」との1月のツーマン以来なので、実質約3年ぶりとなりました。元を辿れば2018年のONTAQが最初だから今回で3回目。何が好きかと言えば世界観ですかね、、明るくない。し、顔も殆ど見せないし、ずっと塞ぎ込んでいるというか。なのに楽曲の中では、誰かと繋がる事、生きる事に一番足掻いて、もがいて、光を探し続けているというか、生への躍動を人一番感じさせられる所だったり、、ですね。
今回は1stALBUM「喪失」と同時発売されたSingle「不可逆的な命の肖像」のリリースツアー対バン編の初日で、対バンはビジュアル系バンドのRAZOR。こちらも初見でしたが実は名前は知ってました。lynch.のイベントに出ていたり、ギターの剣さんがSadieのメンバーでもあるので、気にはなっていたので、丁度良い機会になりました。
会場のロゴスには開演15分前位に入場したのですが、メディア曰くの今季最強寒波の煽りでとにかく寒かった。いらっしゃいませの一言も言わず座ってたりドリンク代だけをぶっきらぼうに要求するスタッフを横目に入場。元気か?寒かったので余計イライラしましたね。もう少し接遇の勉強した方が...。感染対策で乾燥させる訳にもいかないので、建物内部も寒さが薄らぐ程度の空調でした。チケットには記載ありませんでしたが、着席スタイルで、席は自分で好きな所を選択可能となってました。この冷えぎみな温度と静かな環境も全部込みで演出と思って楽しんでいたんですけどね。
ロゴスの最後部を仕切りで覆っていたので、収容率70%位の状態になってました。
【RAZOR】
1.KNOT INVISIBLE
2.瓦礫
3.PRIMARY
4.DAYBREAK
5.COUNTDOWN
6.ギブミー不気味
7.Teach me your world
8.嫌、嫌、嫌。
9.ブルータルモダン
10.千年ノ色彩
眩暈SIRENとは去年対バンをしたそうですが、実はそれ以前から存在は知っていたそうで、雰囲気が全く違うバンド同士のツーマンという事で非常に楽しみにしていたという話や、イベントで福岡に来たのも初めて、ドラムロゴス自体も初めてという事で気合の入り方が尋常じゃなかったですね。
のっけから「やってやるぜ」的なオーラで、初見の客を絶対に繋ぎとめてやるって気迫も感じました。自分達は「ビジュアル系」だと敢えて宣言し、そんな勢いのまま、中盤にバラード系の曲がありつつも、全体的に激しいラウドロックなナンバーを立て続けに連発したセットリストでした。こちらの目当ての観客も多く、会場内には久々に荒れ狂うヘッドバンキングの光景がありました。先日のlynch.やSadieのライブを思い出しましたね。剣さんは黒髪だった以外、最後に見た2015年の時と何も変わっていなかった。下手ギターとベースの人、ドラムの人もポストハードコアなスタイルで、バンドの中で立ち振る舞いがバラバラなのも面白かったです。特にVo猟牙さんはアー写で見たビジュアルと違って、フルメイクでニワトリのように髪を逆立て派手な模様のスーツを着ていたのですが、2曲目でジャケットを脱ぎ捨て、終盤に至ってはヘアセットが原型を留めていない程に荒れ狂っていました。音楽ジャンル的に、進んで聴こうとは思わないけど、終始ハイテンションにライブは進行し、最後の最期まで自分達を刻み付けようとしたアティチュードは美しかったです。
セットチェンジ中に客席では席替えがおこなれていました。RAZORお目当てで前方にいた御姉様方が続々と退席され眩暈サイレンのファンと入れ替わっていました。中にはRAZORが終わった後そのままロゴスを後にする方もいて新鮮でしたね。そういう意味ではこの日はRAZOR目当ての方が多かった印象。
暫くすると暗転。前方の熱心なファンの方々が一瞬立ち上がりかけますが、何故かすぐに着席し、結局誰も席を立たなかった。僕は立とうとしてた矢先に皆座っちゃったのでそのままタイミングを逃してそのまま着席したまま鑑賞。
【眩暈SIREN】
SE.shjima
1.斜影
2.不可逆的な命の肖像
3.HAKU
4.偽物の宴
5.image_
6.紫陽花
7.思い出は笑わない
8.蒼彩
9.故に枯れる
10.ジェンガ
SEと同時にぼぼ暗闇の中、静かに入場。最後に京寺さんがいつものフード被った格好で入場し「よろしくお願いいたします」と丁寧な言葉を述べて開演。『喪失』の楽曲をメインとしつつ、過去曲も散りばめた新旧織り交ぜつつ進行していきました。彼らの音楽も激しいといえば激しいんですが、RAZORとはその激しさの本質が違っているんですよね。剥き出しの凶暴性を音に乗せ、ステージとフロアで上昇気流を生みつつ一体感を持って暴れまわっていたRAZORだとすると、バンドから放つ音楽を各々で受け止めている感じというか。何せパフォーマンスがほぼ無い。偶にウルさんが拍手を煽ったりはされますが、京寺さんはいつも通り顔が髪に覆われていて見えない、Gtのオオサワさんは終始客席から向かって右手を向くような形で後ろ姿しか見えない。Baの森田さんも前髪で表情が読みとれない、DrのNARAさんもフード被って顔見えない。(と言ってもその表現方法はそれで好きなんですけど)だから純粋に音楽そのものに集中されていく。バンド側が突っぱねているというより、そういう形でしか音楽を届けれない。不器用で繊細で、はち切れそうな心を繋ぎ止めようとする、生きる表現としての音楽、その秘めた激情が激しさに繋がっているのかなとか思いつつ。
京寺さんは何度か御礼の言葉を述べつつ、「蒼彩」前に少しだけMCをしてました。と言っても彼女の云わんとする所は何となくですが、大切なものを失う事は、時と共に風化できず、ずっと抱えていく事に意味がある的な内容だったような。彼女の事はよく分からないけど、バンドの環境が変化しても、この人の心の中にある本質的なものや孤独感はずっと変わっていないし、フードと前髪で素顔を覆い続ける限り、ずっと変わらないのかもしれない、そう思いました。そんな本質に少しだけ触れたような感覚の中、終盤にかけては、そんな想いに呼応するかのようにメンバーそれぞれの動きが荒々しくなり、特にラストの「故に枯れる」「ジェンガ」は音というよりもはや「叫び」そのものに聞こえました。
そんな景色を魅せつつ、最後は「ありがとうございました。」と御礼を述べて終演。アンコールもなし。
客電が点いた後、残っていた余韻は、解放感とも虚無感とも違う、また不思議な感覚でした。
心の中に爪痕を残されたような感覚。
他の観客の方々もほぼほぼ無言で席を後にする姿を見て、同じ感覚を覚えたのかなと感じました。
そんな忘れようもない感触と共に、僕の2021年のライブ参戦は終わりました。
何か、着席で無言っていうのは、sukekiyoに近い雰囲気を感じましたね。
まあ、全然音楽性は違うんですが、通じるものがあるというか。最初はどんな感じになるんだろうと思いながらのライブでしたが、両極端な内容で、結果としてこの日、この場所でしか堪能できない独特で貴重な時間だったと思います。福岡は終始着席でしたが、この後の対バンシリーズも同じとは限らない。眩暈SIRENは来年3月の福岡でのワンマンライブも行く予定なので、そこまででどう変化しているのか、楽しみです。忘れられない夜を、ありがとうございました。
御無沙汰です。
すっかり寒くなってきましたね。天候と体温が一致しない感覚。あんまり慣れないですね。
そんな肌寒さが強まってきた12/19にロゴスで行われたAngeloのライブに行ってきました。
Angeloとしてはラストツアーの福岡公演。ZAIKOで8/1のLINE CUBE SHIBUYAのライブ配信を見ていたので、その時アルバム発売、ツアー発表と来た後に、無期限の活動休止が発表された時の、時が止まったような感覚は今でも鮮明に覚えてます。キャリアが長くなると、リリース等が緩慢になる昨今のアーティストに比べて、Angeloは毎年毎年作品を作り続け、コンスタントにツアーをこなす、そんな風にフルスロットルで毎年駆け抜けていたバンドでした。だから正直、いつ止まってもおかしくない、とも感じていました。でもそんなギリギリ感が、変な言い方ですが好きだったりもしたんです。僕自身、昨年のコロナ禍で、キリトさんの配信に勇気づけられた1人です。そんな中で発売された『[evolve]』という作品は、一番好きなAngeloのアルバムで、こんな状況で過去最高の作品を作った凄いバンドだと思っていました。
だから、活休が発表後のPHYやWEBのインタビューで、『[evolve]』製作段階で活動休止の話が出ていたというのは衝撃でした。今年頭の単発ライブ『THE EXIT OF DYSTOPIA』だったり、WOWOWのトーク番組でも、そんな素振り全然感じなかった。どんな想いでライブやテレビに出ていたんだろうと。
最終的にはキリトさんも活動休止を受け入れつつ、ツアーに臨んでいたというのもね...。思えば、春のツアータイトルが「THE COUNTDOWN」でその初日の1曲目が「Collapse parade」だった事も今思えば象徴的で。タイトルが「秒読み」で1曲目が「崩壊の行進」って、もうそのまんま「終わり」を暗示してるじゃないですか。そして7月からのホールツアーが「MEPHISTO DECIDED」で、何かを決断しなければならなかったという。キリトさんが出される「DECIDE」という言葉は重要な意味があると思っていて、PIERROT解散後にリリースしたシングルに冠されていたタイトルも『DECIDE』で偽らざる自分の気持ちをストレートに綴っていた。そのワードをまた使ってきた時点で、何か感じるべきだったのかもしれないと、全く感じなかった自分が悔やまれるものです。
PIERROTの時と違うのは、急に終わってしまった前回と違って、きちんと「終わり」までの道標が示されていた事でしょうか。アルバム発売、ツアー実施、そして活動の集大成となる2daysのライブ。活動休止が発表されて約半年間の活動。11月に発売された最終オリジナルアルバム『CIRCLE』は、『[evolve]』のような感情的な印象より、「終わり」という目的の下に作られたので、どこか俯瞰的というか、様々な角度から、その決断に至った心情、感情、衝動、そして終わりと同時に生まれる始まり、未来を描いたアルバムだったと思います。まるで遺書のようにね。。
そんなエモーショナルな想いの中、今回FCに入ってまでゲットした今公演。ドラムロゴスに行くと、全席指定でしたが、会場は50%の規制を解除された形での全席指定で満員で溢れかえっていました。僕は丁度真ん中付近の列で、Karyuさん側でした。椅子があるのと、声が出せない以外、通常のライブと変わらない位の空間でした。定刻の17時ちょうどに暗転。
SE
1.COUNTDOWN
2.VOICE
3.スーサイドゲーム
4.PIERCE THE SKY
5.ガイア
6.PURELAND
7.砂の城
8.SIGHT
9.LINKAGE
10.CONNECTED NEW CIRCLES
11.The Crime To Cradle
12.Amon
13.STOP THE TIME,YOU ARE BEAUTIFUL
14.FIELD OF GOD
15.SCENARIO
16.Pendulum Clock
17.Daybreakers
ENCOLE
18.CONNECT
19.報いの虹
20.PROGRAM
参戦自体が『FAUST』ツアー以来約2年ぶりという方も多かったのではないでしょうか。
冬で冷え込んだ空気の中、会場に充満していたのが最期への様々な感情が渦巻く複雑な空気感。
そんな中でSEが鳴り入場してきたメンバー。特に変わらず。最後まで粛々と、そして荘厳に入場していきました。TAKEOさん、KOHTAさん、ギルさんと入場してくる中、Karyuさんは金髪ロングでちょっとディスパー時代を彷彿とさせる感じで現れ、そしてキリトさんは髪を短く切り込んでまるで貴婦人でした。
そんな妖艶な雰囲気を醸し出しつつ始まったライブは、これまでのアルバムツアー同様に『CIRCLE』全曲をまず収録順通りに演奏していきました。最初アルバムを聞いた時、ピンと来なかったというか、聞き込んでいく内に化けるというか、まるでスルメのような楽曲達だなという印象だったのですが、それがライブで更に化けたというんですかね。アルバム1曲1曲から訴えてくるフィーリングのようなものが、音源から遥かに進化して研ぎ澄まされていたんですよね。「COUNTDOWN」から畳みかけるように始まった攻撃的なオープニングは、強いメッセージ性を放った「VOICE」、不協和音を取り入れた変幻自在の「スーサイドゲーム」、空間の中に更に広がりを生むような「PIERCE THE SKY」、アルバム随一の破壊曲「ガイア」、その破壊後の魂を救済するようなイメージの「PURELAND」と、様々な最新型のAngeloを魅せつつ、観客が共鳴と激情の中で拳を振り上げ、手をかざし、ヘッドバンキングを振り乱す熱狂の光景で、メンバーも入れ替わり立ち代わり動きつつ各々らしくパフォーマンスで魅せていきました。
「砂の城」から始まったバラードセクションでは、一転して終わりに向けてのキリトさん自身の想いと、ファンへの想いを重ね合わせるような言葉を紡ぎながら、受け入れられない現実と、受け入れるしなかった結果と、交錯する思いの中で、それでも前へ進んで欲しいという願いと、自分自身もまた進み続けるという決意を、繊細に、丁寧に、そして真摯に描かれていたように聞こえました。
僕自身、このセクションの中で、しっかりとその気持ちに向き合う事が出来たと思います。
「CONNECTED NEW CIRCLES」まで描き切った『CIRCLE』の物語を経て、過去曲のオンパレードとなる後半戦は、キリトさん曰く「殺しのセットリスト」でなんとヘヴィーな「The Crime To Cradle」から始まりました。ここに来てまさか僕の大好きな曲がここで披露されると思っていなかったので感極まっていたのですが、「輝きを燃やす命尽き果てるまで混乱に身を投じて」「新しい起源を生み出す」「神々しい序章を描く」といった印象的なフレーズがあり、10年位前の曲なのに、現在の状況とリンクしてるような歌詞が印象的でした。続けて「Amon」へ。テンポが速い訳ではないけれど、ひたすらにダークで低音でアグレッシブかつ凶暴な音像がライブの荒々しさに拍車をかけていました。しかしそこから一気に「STOP THE TIME,YOU ARE SO BEAUTIFUL」「FIELD OF GOD」と、一気にクライマックスに行き着くように今度は会場に凄まじい一体感を作っていきました。とにかくふり幅が凄い。
一呼吸置いて、キリトさんが「ここからも激しいですね。よし、ギル、死のう!」と、まるで「ギル、飲みに行こう」的なノリで語り、ギルさんがしっかりと頷きつつ(笑)、「SCENARIO」「Pendulum Clock」と演奏。ここまででの楽曲には歌詞の中に「cycle」、「to the next stage」、「決まっていた円を描く」、「要因と結果」、「デザインされた輪の中」と、終わりと始まり、螺旋、円、輪、といったワードで『CIRCLE』の世界観を拡張していきました。発表された年代がバラバラなのに、統一されたコンセプトの中で全て繋がって聞こえたのが圧巻でしたが、そこから全てを一気に無に戻すかの如く「Daybreakers」で激しく本編は終了しました。
鳴りやまない拍手の中、数刻置いて登場したメンバー。
メンバー紹介ありつつも、これまでと変わらず簡潔に各々らしく挨拶していきました。
TAKEOさんはいつも通り「気持ち良い!」、KOHTAさんは「福岡、良いんじゃないですか」、ギルさんは「ギターが壊れたけど最高です」と来て、Karyuさんは「キリトさんがIKKOさんみたいなフリしてて、20年位バンドやってて一番腹の底から笑いました」と笑いを誘っていました。(キリトさんが「高速で変化していく」という歌詞で人差し指を交互に動かしていたのがIKKOさんのフリに見えたらしい)
そしてキリトさんより「地方公演ラスト....とても大切な福岡....色々思う所はありますが、、音楽で伝えていきたいと思います」から始まった「CONNECT」、「報いの虹」。「CONNECT」ではキリトさんが、曲のキメの部分で何度も右腕をスイングして指さすようなポーズを客席やメンバーに繰り返して笑いを誘っていました。そこにしんみりしたモノはなく、前向きに最期を終わらせたいというキリトさん自身の姿勢が出ているようでした。そして選曲、「何があろうとどこにいようと強く繋がっている」「何より信じたものを守っていくはず」という言葉が詰まった詞。ここで言いたかった事は、常に何が起こるか分からない中、いつかやってくる終わりを意識して常に全身全霊でやってきた。それは大切なものを守り続けていきたかったから、ブレる事なく続けてきた。それはこれからも変わらないというキリトさん自身の想いそのものだったんじゃないでしょうか。そして最後の最期に演奏された「PROGRAM」。「まだ知らぬ未来を形作っていく」という、新しい始まり=「NEW CIRCLE」への希望を感じさせる中、そしてその始まりを祝福するかのような圧倒的な一体感と前向きさで迎えたフィナーレ。
それが、Angelo福岡公演のラストシーンでした。
終演後、メンバーそれぞれが捌けていく中、最後まで残ったキリトさんが、タオルを口に充てて「どうもありがとう!!」と生声で挨拶して笑顔で去っていきました。
こうして、僕のAngeloとの物語は終わりました。
本当は広島とか行きたかったし、東京の代々木も行きたかったけど、医療職だから、コロナもあるし、行きたくても行けないんですよ。。。Angeloとしてもう見る機会は無いと思いますが、気持ちが喪失感だけじゃないのは、キリトさんがこれからも音楽を続けていくと語っていたし、僕自身、キリトさんのスタンスはこれまでと変わらず、御自身の音楽を追求していく先で、その音楽を体感できる、、「再会の日はやがて来る」と信じているので。
それでも、キリトさんの最期のバンドの公演を、地元福岡で見る事が出来て本当に良かった。
それに熊本にも行ったし、福岡2daysも行けたし、イベントにも参加できたし、その時々で色んな思い出が出来た事は一生消えないから。これからも大切に歩んで行ける。
間違いなく僕の大切なバンドの1つです。本当に本当に本当に、ありがとうございました。