6月の唯一のLIVEはDIR EN GREY
去年爆音上映会に参加したけれども、LIVEとしては3年前の沖縄以来。
あの頃は3年も月日が経つなんて想像もつかなかったけれども、やっと『PHALARIS』というニューアルバムを
携えてのリリースツアーで再会に至る事が出来ました。
SE
1.Schadenfreude
2.Celebrate Empty Owls
3.Phenomenon
4.落ちた事のある空
5.Midwife
6.The Perfume of Sins
7.mezohyst of decadence
8.朧
9.響
10.Behind a vacant image
11.Values of Madness
12.T.D.F.F
13.詩踏み
ENCOLE
14.embryo
15.Bottom of the death valley
16.STUCK MAN
17.CLEVER SLEAZOID
18.人間を被る
他のメンバーがアー写衣装の中、京さんが過激な衣装ではなく白シャツ、黒ベスト、黒セットアップというシンプルな装いだったのが逆に新鮮でした。
ライブはその『PHALARIS』の1曲でもある「Schadenfreude」から開演。10分以上の長さのある大作ですが、その長さよりも次から次に映像と音像が組み合わさって広がる世界観にトリップされたような感覚で、その長さを全く感じませんでした。新鮮さと、と同時にDIR EN GREYらしさというのも随所に感じた時間でした。終演と同時に「Celebrate Empty Owls」と続きますが、セットリストはここから『ARCHE』と『The Insulated World』のアルバム楽曲を網羅しながら随所に『PHALARIS』の楽曲を披露していくという形で進行。様々な年代の楽曲が入り乱れながらもそこに違和感が無く、むしろ新たな命を吹き込まれたように感じられる所はいつもながら見事だなと思いました。
中盤「mazohyst od decadende」「赫」「朧」のドロドロとした暗澹たる楽曲の網羅では、進行するに連れて京さんがマイクを赤子のように抱えながら苦悩し、絶叫し、マイクを叩き付け、へらへら笑ったりと、曲の世界観にとこ込み、狂気的な姿を魅せます。そこから一転して「Behind a vacant image」からは、そんな「痛み」を解放するかの如く、優しくも力強いメロディーで歌い上げ、何かが解放されたような空気感かこだまする空間をぶったぎるように「Values of Madness」「T.D.F.F」「詩踏み」とたたきかけて本編は終了しました。
アンコールでは「embryo」「Bottom of the death valley」と『鬼葬』の楽曲が連続して披露されました。
共に長年ライブではやっていないため、25周年を意識している所が若干あるのか、は分かりませんが、なんにしてもこういうサプライズは、もう聞けないかもしれないと思いながら聞いていました。
「STUCK MAN」で踊り狂い、「行けんのかー!?」の煽りからの「CLEVER SLEAZOID」、そして最後は「お前ら生きてんのか!!」からのまさかの「人間を被る」にて終演を迎えました。こういう形で演奏されたのは初めてと思うんですけど、歌詞がぐっと響くというか、今を生きろって凄く伝えてもらっているように聞こえて、感動すら覚えましたね。
そんなエモーショナルな側面を魅せつつ、あっという間に福岡公演は終わりました。
別に「久しぶりやな」とも「3年ぶりやな」とも発言する事もなく、彼らはあくまで彼らのまま、ライブをやっていきました。過剰にファンに靡かないアティチュードに惹かれますね。今回は『PHARALIS』からの新曲は6曲と、まだ、ジャブというかホップステップジャンプのホップぐらいな所だろうと思います。まあ、それでも、『PHALARIS』の楽曲が思ったよりも聞きやすいという印象さえ感じたので、ライブの中でまた、色々変わってくるんではないかと今から楽しみです。
ありがとうございました。