なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

笑う犬、笑わない犬

2017年09月28日 22時36分58秒 | 

ピースがウチに来て、26日でひと月が経ちました。

ピースも家に慣れて・・・・と言いたいところですが、

まだまだ、そう簡単には行かなくて。。。

 

最近気づいたんですが、

ピース、あんまり笑った顔を見せない・・・?

写真、たくさん撮ってきましたが、

どれを見ても、笑っている写真がありません。

勿論、遊んでいる時や、嬉しそうなときはシッポを振るんですが、

笑顔はと言われると、あまり見た記憶がありませんでした。

何でかな・・・・。

でも、個体差があるので、笑い顔にならない子もいるのかな?

そう思っていました。

 

でも。

25日の夕方の散歩中。

あるワンちゃんに出会ったとき、

ピースが大喜びで、笑顔が弾けたのです。

それはもう嬉しそうな顔で、お友達と遊ぶのです。

家では見たこと無い笑顔。

うーん、何でかな。

遊んでるのにな。

何でだろう。

 

ピースはと言うと、

遊んでないときは、カーペットを噛んでめくる。

ティッシュを持って逃げる。

ソファーの底や痛んでいるところを噛み倒す。

おしっこシートをビリビリに破いて食べる。

とぴジョイの祭壇を荒らす。

あれだけ成功していたトイレを失敗する。

とにかく、ヨシヨシする手を本気噛みしてくる・・・。

 

なりとろ、疲れてしまいました。。。

そんな時、こういうブログを見つけたのです。

 

UG DOGS 

「問題犬と決めつけられた4ヶ月のプードルの子犬のしつけ合宿」

 

目から鱗でした。

ピースのいたずらを問題行動じゃないのか?

そう思っていたなりとろは、頭を思いっきり叩かれた気がしました。

 

どうしてピースがそういう行動を取るのか。

考えているつもりだったけど、

実は見逃していたんじゃないか?

 

 

心当たりがありました。

このブログにも書いていました。

 

なりとろはいつの間にか、

ピースに、とぴジョイを求めていたのです。

とぴジョイは14歳と10歳。

勿論、なりとろ家の生活に馴染んでいたし、

放っておいても問題の無い子たちでした。

 

でも、ピースは違う。

まだ4ヶ月。家に来てまだ、やっとひと月。

そんなピースが、なりとろ家・・・人との生活のルールをわかるはずがありません。

それなのになりとろは、

「アレをしては駄目だよ」

「これはこうしなきゃ駄目じゃない!」

「どうして噛むの!?噛んじゃ駄目でしょ!!」

「どうして言うことを聞いてくれないの?」

いつの間にか、そんな事ばかり気にして言っていたのです。

 

・・・とっぴーとジョイはいつも笑っていてくれたなぁ。

とっぴーはしっぽフリフリ、体で喜びを表現してくれたのに。

ジョイはなりとろの後をついて回っては、

笑顔でなりとろを癒やしてくれたのに。

あの頃は良かった。

とぴジョイがいてくれたあの時が帰ってこないなんて・・・。

なんで・・・なんで・・・

でも。ピースが悪いわけじゃない。

なりとろのミスで亡くしてしまったのに・・・。

そんなことわかってる。

そして・・・涙が止まらなくなる。。。

 

すると、ピースがなりとろの指を噛むのです。

何でピースは悪さばっかりするの!?

・・・そんなことを思い、なりとろは疲れてしまいました。

 

馬鹿ですねぇ(苦笑)

 

とぴジョイが亡くなって、

ピースを迎えて、

100%、ピースに愛情を注ぐと言っていたのに、

もう自分を見失っているのです。

 

中途半端。

 

とぴジョイへの想いが断ち切れないままで、

ピースと向き合い切れていない自分がいたんです。

 

26日。

ピースが家に来てちょうどひと月。

さっきのブログを読んで、やっと気付きました。

ピースのあの問題行動(?)は、

なりとろへの愛情表現なんじゃないか?

もっと愛して欲しい、もっと自分を見て欲しい、

その裏返しなんじゃないか・・・と。

なりとろはその気持ちを、頭ごなしに押さえつけていたんじゃないか?と。

 

よし、なら試してみよう。

ピースが「笑える」環境を作ろう。

ウチに迎えると決めたときの、あの気持ちを思いだしてみよう。

 

そう決めた26日から、ピースと思いっきり遊び、

散歩では自由に、走りたいときには走らせ、

何かに驚いて止まれば、納得して自分で動き出すまで待って、

とにかく一緒に喜び、感動し、それを体で表現してみました。

 

すると、効果はすぐに出ました。

その散歩から帰ってすぐ、

おもちゃで遊んでいるときに、笑顔を見せてくれました!

動きも溌剌としていて、見ているこちらが嬉しくなるほど。

カーペットを囓ることも減り、

おしっこシートを食べるのもずいぶん治まりました。

 

愛情が足りなかったんでしょうね。

 勿論、だからと言ってすべてが解決した訳ではありません。

でも、よくよく考えてみると、

とっぴーの時も30分以上「持って来い」させられた時もありました。

ジョイがとっぴーを追いかけ回して、とっぴーを追い詰めた時、

ジョイを迎えたことを後悔したこともありました。

 

ピースも、たぶん一緒。

今はまだ、思うように意思疎通が出来ないけど、

これから時間はたっぷりあるんですよね。

ピースとともに歩く道は、まだスタートしたばかり。

 

ピースの笑顔を見るために。

なりとろは、さちこは、

本当にそれだけを考えて育てればいいんだな・・・。

そう、改めて思ったのでした。

 

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