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秘密保護…されどドリアンは熟れる

2013年12月06日 | 雑記
ドリアンが熟れ、マンゴスティンが熟れる
〔インドネシアのことわざ〕

熟したドリアンは強烈なにおいを発するが、マンゴスティンは熟れても嫌な臭いを発しないことから。
男性は秘密を守れないが、女性は守れることの例え。


◇◇◇◇◇◇

12月6日に特定秘密保護法が自民、公明両党の賛成多数で可決し成立。

「防衛」「外交」「スパイ活動防止」「テロ防止」の4分野において、行政機関の長が「特定秘密」を指定、漏えいした公務員や民間人は最長で懲役10年が科される。

肥大化する中国、極東の緊張が高まりを警戒し、強い国家を目指す現政権とそれを後押しするアメリカという構図が浮かび上がる。今回の特定秘密保護法は憲法改正への足がかりのひとつとして進んでいると思われるが、そうなると自公賛成多数という構図もなんだか複雑な感じがする。

外交上の脅威を考え「防衛」「外交」「スパイ活動防止」「テロ防止」を防ごうとする法案自体は当然あるべきだし、国家戦略と一国民が同じレベルの情報を共有する必要もないとは思うが、時の政府の意思決定が不透明のまま進む怖さは感じる。また、言論の自由がどこまで制限がかかってしまうのか不透明感や不安感は非常に残る。

※共同通信が11月23、24日に行った世論調査では
62.9%の有権者が「知る権利」が守られないだろうと不安な見方をしている。
法案自体は、45.9%が支持、41.1%が反対だそうな。

また「国境なき記者団」による調査では、報道の自由度を示す国別ランクでは
2012年22位/179か国
2013年53位/179か国

と順位を31位も下げており、国際的にも不安視されている。


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