土曜日の逓信協会のコンサートは、大変楽しいコンサートになりました。その日は深いピンクのような、紫のようなドレスを着たのですが、そのドレスに合わせてくださったかのようなとても可愛らしいお花を頂きました。（写真）
生憎の雨でしたが、それでも熱心なお客様が沢山集まってくださり、1曲目からブラヴァーをかけてくださったりで、とてもよい雰囲気で始まりました。今回は早川さんのハープだけの伴奏ですので、彼女と、ハープにとってより効果的な伴奏譜を選らんだり、曲の内容やイメージから、もっとも効果的な音型や和音に変えたりと、ふたりで模索しながら1曲ずつ作っていきました。お陰様で充実したものになり、とても満足。この作業って、歌う時に「ん？」という違和感を作らないためにもとても大事なことなのです。イメージを持って歌いだしますから、できるだけそのイメージに近づけることによって表現が深まります。いつもと少し違ったのは、初めてクラシックや歌のコンサートをお聴きになるという方やお子さんもいらっしゃったこともあり、唱歌や馴染みのあるオペラアリアなどを選んで歌ったことでしょうか。二期会の重鎮、池田直樹さんが司会をしてくださったこともあり、楽しい軽妙なトークのお陰でコンサートが流れるように進んでいきます。直前にお願いして「大きな古時計」の時計役になっていただいて、「ボーン、ボーン！」と合いの手を入れていただいたり、歌っていただいたのですが、これが大好評でした！また、主催の逓信協会の皆さんが一丸となって色々な用意をしてくださいました。会場入りした時からこのアットホームな雰囲気を強く感じていて、「ああ、今日は良い日になりそう・・・」という予感。その通りになりました。終演後、ロビーでお客様をお見送りしましたが、皆さんニコニコと楽しかったご様子。嬉しい言葉を沢山かけていただきました。
次の日には、コンサートに来てくださった皆さんから嬉しい感想を頂きましたが、「兎に角、楽しかった！」というご意見。普段の私とは違ったジャンルの歌を楽しんで、トークで笑って・・・だったそうです。唱歌は皆さんがご存知なだけに、どう作ろうかかなり緊張したのですが、でもこういうプログラムも良いなぁ！新しい可能性を見つけた一日でした。
ひとつお誘いですが、今回お世話になった池田直樹さんが今週の16日（金）に銀座のレストラン「マキシム・ド・パリ」で、素業記念フェア「オペラ＆ガラナイト」としてディナーショー
をなさるそうです。お料理もシェフがマリア・カラスへのオマージュをこめて用意した特別料理とか！少しお高めのお値段ですが、とても美味しそうです。楽しいトークと素敵な歌とお腹も満足！是非、お出かけしてみてはいかがでしょう？
お問い合わせ・お申し込みは直樹企画n-kikaku@myad.jp までどうぞ！直接お申し込み下さると、かなりの特典もあるようですよ！