虹

　　

　三時過ぎに　虹
　惜しい!　もうちょっと
　早ければ
　二時に　虹
　だったのに。

たいしたことではない

　義姉は床にころがってしまって、それから起き上がらせなくなったということだった。
　乳がんも治り、皮膚も治り、認知も大した状態ではなく、ただ足腰が衰えているそれだけ。
　案の定ヘルパーさんと義兄はうまくいかず、断って、義兄ひとりで入浴介助とかもやっているらしい。介護保険を使い、専門家の手を借りて、楽に生活する術を考えたらいいのにと、冷たい親戚は思うけれど、余計なことを言うと、そんなこと知っている　と怒られるので、言わない。

この頃歩くのもサボっていたけれど、朝早くの電話で起こされ、足腰一番と歩きました、もうだいぶ寒くなりました。
　

　

手

義姉を起き上がらせることができないから、手を貸してほしいと、義兄から電話が来ました、
先日お見舞いに行った時は、夜も寝ている暇がないと　義兄が言い、義姉は寝たと思うと起されると言い、でした。
　昨晩、TVで楽しくアルツハイマーを風なドキュメンタリー映画の一部分を見て、イイなと思っていました、介護するひとは一歩引いて　と言っていました。

義兄のところは介護するひとが、一歩引くどころか、踏み込み過ぎて、破綻しそうです、施設を探してお願いした方がと冷たい親戚は思います。