やっぱり本も好き

忘却率がUPしているのでメモとして

がん患者、お金との闘い 札幌テレビ取材班 岩波書店

2010年08月19日 20時58分56秒 | からだ
「有効な薬が出てきたのは喜ばしいが、非常なお金をかけて少し延命というところに残念ながら落ち着く。それに一体どれだけお金をかけるか。医師にとっても病院の収入につながるわけではなく、製薬会社の儲けになる。---抗がん剤ビジネスという舞台で、巨大マネーが動いている。それは薬の値段に反映され、一人ひとりの患者に、自分の余命のため、どれだけお金をかけるかという、残酷な選択を迫ることになっている」
以前テレビで見ました、まだこれからという若い方のドキュメントで、子どもさんも小さく残念だっただろうと、身にしみました、がんという病気の怖ろしさだけが、知れ渡り、治療の実態とかは全然話題にもならない世の中、私のように60を過ぎているものはともかく、若いひとはいくらでも延命したいだろうと思う、二人にひとりががんになるそうだけれど、お金の心配などしなくてもよい程度の病気でいてほしいと、思います。