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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

春日井 道風荘

2012年03月31日 12時00分00秒 | ◇愛知
赤線(戦前は不明)
業者4~5軒、娼妓10名程度の小規模な赤線だったらしい。

最近、雨天にぶつかることが多く、今日も朝から雨が降っている。
傘を差しながらの撮影には慣れてきたものの、時間がかかるのはなんともしがたい。


中央本線沿いの道路に古いアパートが三棟並ぶ。それぞれ気になる特徴がある。

 
右半分が奇妙な印象を受ける構造。右へ回りこむと、その奇妙さが際立つ。
板で覆われた部分はどうなっているのだろう。

 
この三棟に共通するのは、「入口が二つ」「玄関脇に不思議な小窓がある」の二点。
写真の物件には、唯一当時のままとおぼしき玄関も残っている。


独特な雰囲気がただよっているように感じるのは気のせいだろうか。

 
帯状に塗装された妖しげな赤色。赤という色の持つ力を実感させられる。
建物の側面を見ると、窓の手すりも赤く塗られている。風変わりな出窓もおもしろい。


裏手から撮影。二階にも出入り口が設けられている。
かつてはこちら側も、遊客用の入口として機能していたのだろうか。

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