M K

遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

下関 新地(2)

2012年04月28日 13時30分00秒 | ◆中国
もう少し下関の新地を歩く。

 
アールを描く庇がカフェーを思わせる造り。
しかし、カフェーとは違う店のようにも思える。


駐車場の隅にたたずむ無骨なコンクリートの建造物。
不思議な光景だが、どうやら玄関の骨組みだけが取り残されたものらしい。

 
防火水槽だろうか。豆タイルで巧みに描かれた輪違模様が美しい。
バックの建物は全面トタンに覆われており、往時の姿を想像するのは難しい。


四つの建物が密集しているように見える一軒。増改築をくり返した結果だろうか。


雰囲気のある家屋が三棟。左から、和風、和洋折衷、カフェー風とつづく。

 
この界隈ではあまり見かけなかった出格子が新鮮。二階の軒下には電灯の姿も。
玄関は、渋さと華やかさをあわせ持ったたたずまいで、花街的な情緒がただよう。

 
旅館をスナックに改築したような外観。
脇の路地に「しんち」と書かれた看板が掲げられており、想像をかき立てる。

コメントを投稿