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遊里跡の探訪録など。
ブログの日時は、行動日・撮影日に合わせております。

福岡 新柳町(1)

2012年04月29日 16時30分00秒 | ◇福岡
遊廓→赤線
明治43年、柳町から移転
大正4年、業者数47、娼妓数650
昭和5年ごろ、業者数42、娼妓数520
昭和30年、業者数76、娼妓数648

 
歴史を感じさせる料亭。位置としては、かつて遊廓のあった手前になるだろうか。
当時は芸妓もいたそうだから、この周辺は、花街的な役割を担っていたのかもしれない。


不思議な外観の建物。ななめに引っ込んだ入口や、怪しげな壁の色が気になる。


レトロな三階建て。一応写真を撮ってみたものの、遊里とは無関係かもしれない。

 
連続するアーチが象徴的なカフェー建築。
玄関や腰に貼られたタイルは、遊里であまり見ない種類だが、当時のものだろうか。

 
迫力のある三階建て。看板建築調の前面だけでなく、うしろのほうも三階まである。
奥行きはさほどではないとはいえ、部屋数は相当ありそうだ。

 
平凡なモルタル造りのように見えて、後方へ回ると、そう単純ではない構造が見えてくる。
外観はかなりリフォームされているため、もとの姿を想像するのは難しい。


角を切った建物というと、角地に建っているイメージがあるが、目の前に例外が現れた。
全体の造りも独特。和風のようでありながら、単純に和風とはいえない様式である。

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