Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ウメダダンスの様式と意味

2010年07月29日 | 
 神保町の古書店の店頭ワゴンに面白い本を見つけた。タイトルはSociety and the Danceで、舞踊人類学の論文集である。500円の値段シールが表紙に無造作に貼られている。ぼくは手にとって所収されている論文のタイトルを眺めた。
 すると、その中に極めて興味深い論文のタイトルがあることに気がついた。タイトルは、Style and meaning in Umeda dance. なぜ興味深いかって? そういう個人的な理由には答えられないのだが、とにかく私は炎天下の中、古書店の店頭ワゴンの前でこの論文に食いついたのである。
 この論文はパプアニューギニアのUmeda villageのidaとよばれる儀礼における仮面舞踊の研究であり、その踊りのステップの描き方の社会的意味について論じられたものなのだ。ぼくは迷わずこの本を買い、喫茶店に直行した。モンブランケーキを食べながら、この論文を読んだのち、本日のメインイベントである科研の打ち合わせに向かおう。ぼくのために神保町を打ち合わせの場所に設定してくれたS先生に感謝。


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