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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

散歩

2019年01月06日 | 家・わたくしごと

 鷹の台は本当に素敵な場所だと思います。なんといっても玉川上水の遊歩道がすぐ近くにあるから。近隣が開発されて変わっていく中で、この道だけは子どもの頃と同じ木々があって、枯葉を踏めば昔と同じ音がするからです。春夏秋冬の香りも昔のままなのです。
 今でもどの木でたくさんの「くわがた」を採ることができたか覚えています。今ではそんな木はすっかり老木になって、ちょっとは太くなっているのでしょうが、そんな木々をはっきりと思い出すことができます。とにかく私にはこの木々は日常であり、生活そのものだったのかもしれません。
 正月、久しぶりに心の余裕をもってそんな遊歩道を歩きました。50も半ばをすぎたにもかかわらず、体のどこかが、心のどこかが、きっと童心に帰ったのだろうと思います。言葉では簡単に表現できないような、心地よい複雑な気持ちを味わいました。写真を見ても思い出せないような、そんな奇妙な心持ちでした。


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