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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

七夕のジャワ・ガムラン

2009年07月07日 | 大学
 たった今、ジャワ・ガムランのサークルによる大学の中庭で野外コンサートが終了した。七夕の夜、今日だけライト・ダウンされた首里城の上には満月の月がくっきりと浮かぶ。三々五々集まってきたたくさんの人々が、思い思いに庭に座ってガムランの音色をうっとりと楽しんでいる。練習をがんばってきたメンバーたちも生き生きとバチを握っているのがわかる。
 彦星と織姫が出会うこんな日にはやっぱりバリ・ガムランよりジャワ・ガムランの方がロマンティックでお似合いだ。一年に一度の遠距離恋愛の中、バリの賑やかな音色だとせっかくの二人の会話も台無しかしら?
 ジャワとバリ、ガムランの響きは大きく違う。しかし、単に音の違いを強調するよりもむしろ、その演奏や上演が行われる場の雰囲気は、その音楽を生かすことも、殺すこともできるのだ。今日の夜、ジャワのガムランの音は空気に溶け合い、遠く彼方の二人へと届いたことだろう。

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