Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

出発

2008年06月20日 | 
 関空の航空会社のラウンジで、パソコンをLANケーブルに接続して、飛行機に乗り込む直前まで仕事のメールの返事を書くのは、もう日常のことである。しばらくメールが読めないというのは嬉しい反面、たまに開いたときには恐怖感すらある。次に開けるのは明日の午後か明後日だろうが、いったいどれだけ返事を書かなくてはならないメールがはいっているだろうと思うとすでに胸が苦しくなる。なんだかメールに食い殺されそうだ。
 ラウンジの私のすぐ隣ではバリに向かう4人連れの壮年の方々が、行ったことのない、想像力で膨らんだバリの話に花が咲く。
「南国やで。花が咲き乱れておるよ。バリの南国の音楽はガムランやで。楽しもうな。」
 ぼくもこのグループと同じところに向かうのだが、たった今旅立ってきた那覇は梅雨も明けて「南国やで。花も咲き乱れておるよ。」といった具合にガムランが伝統音楽として存在していないことを除けば変わらないのである。とはいえ、大学では週2回もガムランを教えている私には、沖縄でもガムランに浸かっているわけだし、バリと変わらない生活である。そんなことを考えながら、ラウンジの外を見る。土砂降りの中、大きなB747が目の前に見える。梅雨の真っ只中の大阪。こんな気候の土地から出発すればやはり南国バリはやっぱり憧れの土地だろうな・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。