Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

d'Sinnamonsを浜松で聴く

2017年05月10日 | 浜松・静岡

 先週の日曜日に浜松で開催されたアジア・ミュージック・フェスティバルのチラシを初めて見たときに目を疑った。
「えっ、d'Sinnamonsが来日する?}
d'Sinnamonsは、私が大好きなインドネシアのアコースティックな三人組のグループなのだが、それほどインドネシアではメジャーグループではないのである。しかもヒットを飛ばしたのは2008年で、それからさほど目だった活動もない。なのになぜ?後でわかったことだが、バンドゥンからグループを呼ぶということで、バンドゥンでは有名で実力派のこのグループに白羽の矢があたったということらしい。経緯はともかく初来日だし、すばらしいことである。
 日曜日、出演時間10分前に、ちゃんと浜松駅前のソラモ広場に待機。すでにたくさんの在日インドネシア人が集まっている。やっぱりバンドゥン出身の方々が多いようだ。はじまるやいなや、もう一緒に歌い始めてすごいのり。ここは日本なんだろうか、とった風景。観客の8割はインドンシア人なのだから。それにしても上手だった。実力派というのはこういうことだろう。決して音響的にすばらしい環境ではないものの、その声量とか響きとかは、前の出演者とはダントツに異なるのだから。
 残念だったのは、CDの新譜が売られていなかったこと。期待していったのだが、最近はCDをネットからダウンロードするのが主流で、CDはほとんど製作しないらしい。時代は変わったものだ。インドネシアではCDなんてもう過去のメディアなのである。