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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

信じられない券売機の姿

2009年06月24日 | 東京
 先週末、JR中央線の国分寺駅で見つけたこの券売機。これにはもう感動モノで、自然とデジカメに手がいってしまったほどである。よくぞ公共の場所でここまでやってくれたと敬意を表したくなるだけでなく、「子どものお遊戯会」を彷彿させるようなベタなデコレーションをするJRの職員の感覚に、ある意味、惚れ惚れしてしまうのだ。
 これを見た私の友人は、この装飾が「七夕」を意識して作られたのではないかという。確かに色や小物に「朝顔」などの季節感を出そうと努力しているようにも見受けられるが、これは私から見ると、これから夏になろうとするにはあまりに暑苦しく、クリスマスのようにも見えてしまう。この装飾をしたものは、真夏にクリスマスがやってくるオーストラリア暮らしの経験者か?ちなみに十以上ある券売機が横に並んでいるのだが、一番右のこの台だけが特別仕様になっているのだ。一般の券売機と内容が違うことのサインでもあるのだろうが。
 この券売機の前をぼんやり眺めながら、「ブログを書いていなかったら、こんな光景に気づいたかしら」と考えてしまう。たぶんそうでなければ、この券売機の前を何事もなかったように素通りする街の人々と同様、私もまたこの装飾に気がつかなかったかもしれない。ブログを始めて2年だが、私の観察力はそのせいで、多少とも鋭くなった気がする。とにかく国分寺に行くことのある方、一度ご覧あれ。疲れた体を癒してくれるのは間違いなし。ついでにおもいっきり心で笑ってストレスを解消しよう。まだ上司からの(JRのイメージ低下につながるという理由で)撤去命令が出ていないか、あるいは利用者からの(恥ずかしくてこの券売機が利用できないという)苦情が出ていない限り、このデコレーションが見られるはずである。