Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

朝から野外学習

2009年06月03日 | 那覇、沖縄
 今日の天気予報は「雨」のはずだったが、朝、5時半に目を覚ますと太陽が顔を出している。これは幸運とウォーキングに出かける。たまには他の道もいいだろうと、普段とは異なるコースを選んだ。
 このコースには浦添市で文化財として指定されている玉城朝薫(たまぐすく ちょうくん 1684-1734)の墓がある。この人物、ご存知だろうか?沖縄の芸能のことを学んだものでこの人物の名前を知らない人がいたら、これは完全に「モグリ」である。玉城朝薫は沖縄の芸能の一つ「組踊」の創始者で、琉球王朝の芸能に大きな貢献をした人物なのだ。
 長い階段を上がって、この墓参りをすることにした。今週はほぼ毎日、ガムラン漬けの日々が続き、今日のテレビ出演をはじめ、他にも舞台がある。こういうときは沖縄芸能の「カミ」のような玉城朝薫の墓に参り、少しでもあやからなければならない。
 行ってみると墓は実に簡素なもの。亀甲墓のような大きな墓ができる前の古い様式だそうで、なんだかよくみないと墓だったかどうかわからない。以前はこの上に屋根のように石が置かれていたらしい。そうなんだ、と墓の横に立てられた掲示板を眺めた。朝から勉強である。ふと時計を見るとまだ6時。どうして朝はこんなに元気がいいのに、時間がたつにつれてそれが萎えていくんだろう・・・。