Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

梅雨が明ける

2007年06月23日 | 那覇、沖縄
 朝起きると、真っ青の空、明るい太陽、蝉の鳴き声・・・完璧なる夏の到来。おもぐるしい灰色の雲に覆われた梅雨が幻だったような感覚に陥る。そうだ。梅雨は明けたのである。
 私は梅雨明けのこの日が大好きである。もっとも、これから毎日、「もういいでしょう?」といわんばかりの連日の真夏日が数ヶ月も続くわけで、正直なところそれが待ち遠しいのではない。どちらかというと嫌いである。しかし、突然の亜熱帯が訪れたような今日だけは特別だ。長いトンネルを抜けた瞬間のような太陽の輝きや木々の香りは、何度経験しても気持ちのよいものだ。
 さて、そんなウキウキした気分をよそに、今、私は東京にいる。東京は本格的な梅雨がそろそろ始まったらしい。小雨模様の曇り空は、昨日までの那覇をいやおなしに思い出させる。3日間、傘を持って街歩きなのだろうか?あの雨に濡れた独特のにおいのする満員の車内の乗客の一人になるのだろうか?
 しかし私は幸せものである。3日後には、再び、沖縄に戻る。そしてきっと今日の朝のような真っ青な空と対面できるのだ。東京から沖縄に戻るたびに体験できる梅雨明け。考えてみれば来週は山形で仕事だ。今年は何回梅雨明けのすがすがしい気分を体験できるだろうか?