どんでん返しの卑弥呼の墓・邪馬台国ーー10・1倭女王卑弥呼発見なるを変更しました。

卑弥呼の墓の新発見、王都の位置、本名および魏志倭人伝の解明について書きつけます。

稲荷山鉄剣まとめ

2010年09月09日 06時34分59秒 | 年代学

五味文彦ほか編著「新編 新しい社会 歴史」東京書籍2010
平成17年3月30日検定済とある。
これは、中学3年生の教科書です。その中に、上記の実物画像があげられています。

稲荷山鉄剣再検証(5月9日)でも書きましたが、ワカタケルではありません。再度、まとめて、昨日のブログを吟味して下さい。

辛亥年は、171、231、・・・471、531の七つあり。

埼玉稲荷山鉄剣
訳 文 
主の乚(かくれ)しし辛亥年(531年)、七月中、乎獲居は、上から下へ尸(つらね)て記す。
上祖の名は、
①大率王大軽足尼、②王名豊韓別、③王名高橋別、④王名多沙支別、⑤王名果日、⑥王名風早、⑦王名猪将別、上から下の尸(なきがら)である。
世々、杖刀人の首と為し、主に奉事し、今に至る。
獲加多主の支流、占い力一番の長皇子が磯城の斎宮に侍(ちかづ)いて、伊都國が天下を佐治する時、主をして柴百に利く刀を練り分け作らしむ。
(利く刀は菊とかけている。江田船山の菊紋と連動)
記す。吾主に奉事しし根(ルーツ)は、主々に至るなり。
(布:推古紀で磯城、一斯鬼宮:斎宮)
(古文:しし、も洒落で、猪を暴露。猪将別も)
(丸囲み数字は七海が挿入)

531年辛亥、継体天皇の崩年に、象嵌して7代目を埋葬。

獲加多主
これは「ワカタチュ」の音です。():主(チュ、シュ)
丶は主。当時の天皇の雅日本主(わかやまとぬし)をさす。
開化天皇の本名:雅日本根子日子大日日尊です。

大 王(長皇子)
大::長。8代孝元天皇の長皇子で、占い力一番の長兄大彦尊。

其 児・・竹冠の箕児。皇子、王、みこ。その子ではない。
京都市護王神社、和気清麻呂は王。三国遺事の脱解王が、わが国では、六歳で、皆、王となる。28王ありという。以上2例参照。

乎獲居
乎は漢音コ、呉音オ(ゴに訂正)。呼の漢音コ、呉音ク。オワケではない。コワケです。
卑弥呼の呼は、三国史記新羅本紀の卑弥乎の乎(コ、ゴ)と一致する。した
がって、乎獲居は、八代目である。七代目の緒将別を葬っている。
紛らわしいのは、書記に、乎(小)別臣がありますが、別人です。
9月9日追記、獲居(ワケ)は呉音だから、呉音ゴワケです。早口でいうと
崖(がけ)の音です。上記のコワケは、誤りで、訂正します。


猪将別
上は、犭へん、下は、扌へんの二文字を一字のようにみせている。
上は、猪。下は、もつ。もつは、扶、拘、担、拓、拍、持の六字あり。どれを採るかの問題です。紛らわしい。
宮崎県西都市の持田古墳を暗示。しかし、手偏は、棒の横に出るが、この字は出ない。この人物は、猪持別尊ではない。
爿部です。牆(ショウ)の字の爿部は、垣の意味です。
将の字のへんで、猪将別となります。

一大率
天の字は一と大の組み合わせたもの。天を一と大に分離して記載。
証拠は、顕宗紀に、月神が貢献したので桂に大田を与えよ。壱岐島は祭祀遺
跡がある。月神は、天の御中主の使者です。天の御中主は、宇佐市の御許山
(大元山)の祭神で、北極点をさす。この時代、この神が見守っているから、
一大國と。一大率という。率は、ひきゐる、の名詞「ひき」です。

鉄剣の製作者 
第8代孝元天皇の長子大彦尊が、鍛冶師「柴百」につくらせた。(開化天皇の勅により、大彦尊が頼んだと考える)
制作地は、桜井市金屋で、狗奴國が協力している。

当時の天皇(主)
辛亥531年崩御の継体天皇の時に乎獲居が葬儀した。
一大率の功積は、9代開化天皇の時まで遡る。はじめの主も途中の主も、最後の主々も天皇を指す。主は、すべて天皇です。
9代開化~26代継体まで。18代およそ360年間。天皇平均在位期間20年。参考、継体は五十歳(57才に訂正)で即位。二十代安康は三年足らずの在位となります。
一大率は、全七代で、一代平均就任期間は五一年。着任は十歳台。年齢は適合します。
これで、神代紀で、皇孫の命は短いと出ているが、臣は、長生きでした。

まとめ
鉄剣の製作年 
171年 製作地 桜井市金屋の海石榴市観音の辺り。「つばいち」とよむ。ここも、金屋。市は、斎[いつく]:鋳つく。
一大率 初代武淳河別尊。(大彦命の長男)
(辛亥年、171年に二丈町深江の伊都国に着任)
二代目 豊韓別
三代目 高橋別
四代目 多沙支別
五代目 果日
六代目 風披余
七代目 猪将別 以上は、被葬者です。
八代目 乎別 先代の功績を金象嵌して葬儀した。

課 題 
磯城の一斯鬼宮:斎宮(いつきみや)とは、特別な石、三重県斎宮の石、鹿島大神宮の石、宇佐のお局石と同じような石があるにちがいない。そして、斎は、鋳つきと考えられます。鍛冶師の柴百は、だれか。神武紀に登場の山代國造天目一命、この後裔で、狗奴であろう。


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