goo blog サービス終了のお知らせ 

どんでん返しの卑弥呼の墓・邪馬台国ーー10・1倭女王卑弥呼発見なるを変更しました。

卑弥呼の墓の新発見、王都の位置、本名および魏志倭人伝の解明について書きつけます。

犬戎国4

2011年01月28日 07時57分57秒 | 


人面鎮墓獣・・・阿斯塔那(アスターナ)224号出土
inoues.net/china/silkload4_3.html
出典Inoue御夫妻の「シルクロードの旅」
七海ブログ2010・12・06、晋書司馬氏の本姓に拝借。再携。

犬戎国4

犬戎国の省名は、陝西省ではなく、甘粛省でした。1月27日訂正しました。
いつも、この連中は、際、境、界に居るのでしょう。この界は、宇佐と豊後高田、帯方郡の境(疆)に居るのでしょう。また、あの世とこの世の境に居るのかもしれません。
甘粛省平涼市は、道教の発祥地でした。また、宝鶏市の魚釣台は、前1030年ころ、周の武王の参謀「太公望」呂尚が、魚釣りをしていたところです。有名な三国志の五丈原の決戦地も宝鶏市の東に出ています。

それから、重要な事を書き忘れました。会稽の東南はよいとしても、西北に犬戎国(西戎)があるのは、可笑しいと思われた方があるでしょう。これは、鏡に映した方位でした。一言で、二つ言う頭のよい連中でした。

魏略の槃瓠誕生譚
高辛氏に年をとった皇后があり耳の病にかかった。耳をつつくとなにか飛び出した。よく見ると、ちょうど、蚕のマユほどの大きさだった。これを瓢箪の中に入れ、槃(船形の皿)に容れ、覆って置いたところ、やがて五色の毛を持った犬に変わって。犬の名を槃瓠とした。
道教では、人体は二室構造で、丹薬を作る際の蒸留器に対応する。
二つの瓢箪が、互いに口を合わせてつながった崑崙山に似ている。

これは、あたかも、九洲北部や南韓で出土する甕棺墓ではないか。
甕棺(かめかん)は、人体を容れる墓ですが、天津甕星(あまつみかほし)は、シリウスでしょう。香々背男(かかせお)ともいう。この星は、武葉槌に討たれました。冥界の神事をする三輪の大物主で、大国主とも言う。亀岡市の出雲神社の祭神になっています。狢(むじな)がいます。貊族です。

広異記
高辛氏の時代、ある家の妻が一匹の犬を生んだ。夫は仰天し、道端に捨てた。犬は7日過ぎても死ななかった。動物たちが乳を飲ませて大きくなった。夫は、家に連れて帰った。はじめ道端に捨てた時、槃に載せ、その上に木この葉を掛けておいた。夫は、吉兆と思い、犬を皇帝に献上した。
犬は、王女と結婚して七つの肉の塊を生んだ。これを切り裂くと、中から七人の男子が生まれた。

雷を塩漬けにして食う話
以前のブログにも書きました。このシルクロード説話は、雷紳の洪水で、二人の兄妹が瓢箪の中に入っていて助かった。
これが、人類の始まりという。そして、三苗国とつながるとは、ついぞ知りませんでした。
追加記事もありました。洪水の時、犬は泳いで、尾に米のもみ殻を付けてきたので、米栽培が出来るようになりました。
さらに、共工(窮奇)ともつながる。共工は不周山にぶつかって、地軸の傾き23.4度を発見した神です。
息子の句竜は、中国各地で祀られています。袁珂「中国の神話伝説」

窮奇、饕餮、檮杌の三苗国
山海経を解説する袁珂さんによると、三苗国は、三毛国、苗民国ともいう。
1少皇氏の末裔の窮奇(きゅうき)
2縉雲氏の末裔の饕餮(とうてつ)
3帝鴻氏の末裔の檮杌(とうごつ)
窮奇は、狗奴國王・卑弥弓呼素です。縉雲(しんうん)市は湖南省に在ります。杌(こつ)地名は、忘れましたが、肥前富士町か三瀬町のどちらかにも在ります。
これらの国は、帝堯唐陶氏が帝舜に国を譲るのに反対して三苗の君を殺したので、南海に逃げ延びて、一国を形成したと記録されている。
三苗は、普通の人と変わらないが、手足の下に、飛ぶのに役立たない小さな羽が生えている。
上記を受けて、帝舜は、三苗を三危に追放した。三苗は、後述参照のこと。
三苗は三毛という。
もう、読者には、お分かりでしょう。景行天皇がばらしています。
景行紀
豊前の御木川(みけかわ)の土蜘蛛。筑後の神木の御木国(みけのくに)です。そして、豊前の山国川を挟んでの上毛郡、下毛郡でした。
なおかつ、那須岳を代表地点とする文身国は、毛人国ともいう。そして、真北の5千里に、大漢国[代表地点]がありました。陸奥六國でしょう。
ところで、帝舜は有虞氏というが、土徳の神で、三国志の魏の明帝は、魏の先祖という。魏は、曹魏といわれ、曹氏は、昭武九姓のひとつで、先祖は月氏でした。ゆえに、220年大月氏が朝貢、また、焉奢国の王子も魏へきています。始皇帝の焚書事件後、古代の祭りも復活したのは、大月氏がもたらしたのでしょう。
また、夫余国の大臣は、阿蘭沸というから、コーカサスのアルメニアの人です。
ここに、神武紀の金鵄鳥伝説がありました。
そして、女国は、小笠原にあり、チベットにあり、ペルシャ湾のザクロス山地までつながりそうです。理由は、海石榴市(つばいち)、海石榴(大分県)。海は海外の義だから、石榴(ざくろ)です。
(人肉のような)石榴を食ったミロ(ゴヤに訂正)の絵。あるいはタコの姿が浮かんできます。渤海湾の蜃気楼のタコの状もしかりです。
連邦は、みな、地下の水でつながります。窮奇さんのすごいこと、開いた口が塞がりません。塞族?
瓢箪からこま。このこまは、どうも盤瓠の米らしいのです。・・・ 後代の「うちでの木槌」、日本昔話しの花咲爺さん。
そんなものを、七海は要りません。しかし、母親の遺産に金の木槌がありました。・・・とらぬ狸の皮算用をしなさんな。
参考
(ウィキぺディア) 饕餮(とうてつ)とは、中国神話の怪物。体は牛か羊で、曲がった角、虎の牙、人の爪、人の顔などを持つ。饕餮の「饕」は財産を貪る、「餮」は、食物を貪るの意である。何でも食べる猛獣、というイメージから転じて、魔を喰う、という考えが生まれ、後代には魔除けの意味を持つようになった。一説によると、蚩尤の頭だとされる。
殷代から周代にかけて青銅器や玉器の修飾に部分的に用いられる(饕餮文:とうてっもん)。この頃の王は神の意思を人間に伝える者として君臨していた。その地位を広く知らしめ、神を畏敬させることで民を従わせる為に、祭事の道具であるこのような器具に饕餮文を入れたものとされる。
良渚文化の玉には、饕餮文のすぐ下に王の顔が彫られたものも出土している。そのため、饕餮の起源は良渚文化の栄えた長江流域で崇拝された神だったといわれている。ただし、これらの装飾が当初から饕餮と呼ばれる存在の描写であったという証拠は何もなく、後世に饕餮文と呼ばれているだけである。そのため、中国考古学の専門家である林巳奈夫はこれを「獣面紋」と呼んでいる。
渾沌(こんとん)、窮奇(きゅうき)、檮杌(とうこつ)とともに「四凶」ともされる。『神異経』をひけば、「饕餮、獣名、身如牛、人面、目在腋下、食人」という。

馬王堆の地形図

2010年08月18日 00時13分27秒 | 

馬王堆の地形図
ジョン・N・ウイルフォード「地図を作った人びと」川出書房新社1988
訳者:鈴木主税
地形図は、上が南、下が北です。中国の慣習で天子南面する。
この地図を七海が、上を北にしました。下の黒い部分は、南シナ海です。

長沙市馬王堆

ここに、見事な絹が出土しています。
そして、規矩をもつ伏義と女渦が絹に描かれています。
また、前168年死亡の女王ミイラも出でて、世界的に有名です。

日本の文献は、断片の地図のカット部分を載せて居ますが、地図の全貌を紹介した本は、希少です。
皇太子の墓から地図出土。この絹に描かれた地図を紹介します。
大きさは96cm四方、17万、19万分の1の縮尺。
中国南部の地図のスケールに近づけると、ぴったり、南部の南シナ海まで描かれています。地図の表現まで、此の写真では、見られませんが、川巾から始まって細かい工夫があり、凡例もあります。

距離根拠は、もっと古く、前1000頃にまで、遡ります。(周ひ算経)

湖北省に、羅方・盧方がいますが、馬王堆漢墓の北部を守るのでしょう。
墓の守りは、石馬、石人でした。西域の国々からの慣習を引きずっています。

同じことが、倭國についても言えます。
ひとつ、狗奴国は、[魏志の北]:卑弥呼倭王墓の西部を守る垣根です。
ひとつ、広く見渡せば、[魏志の北]:穴門、本州島西部だから、大倭王の外垣となっています。

すなわち、拘奴、狗奴が、八重垣・出雲の歌謡でした。
志賀島の金印国時代、西の守りは、内垣のイザナギ神宮(淡路島)でした。これを魏志と後漢書で説明していました。

のちに、卑弥呼の別府(びゅう)は、大宰府[呉音だざいふ]へと組織化されます。奈良は、大倭(呉音だいわ)でした。

大宰府へ就任する菅原道真公を丞相という。
丞の参考例は、箕氏朝鮮國の南部の守りを真蕃旁衆國という。
真蕃かたわらの丞國と同じ意味でした。衆:丞。

そして、明確に、辰蕃、辛蕃を暗示していました。

敦賀も外垣でしょう。
追記、七海は神功紀で重要な点を忘れて居ました。
新羅大明神スサノオは、自ら後ろ手をしばり、皇后に地図と戸籍を差し出しました。
この地図。300年頃、すでに地図があった証拠です。土蜘蛛らが、測量したのでしょう。

粗削りですが、これで、古代日本の統治構造が見えてきました。

誤解をうむ倭王権という現代学者の造語。
学者は、古代人がいう事に耳栓して、少しも柴垣の国をとらえていません。
文字通り八重垣が理解できれば、無知と看做されるでしょう。
権力だけではないと思う人は、次の二例で判ります。
崇神天皇は、先祖の祀り方が分らなかったので、祟りました。
先祖の神を知らないと半ば殺された仲哀天皇もいます。
造語に違和観を持つ読者。
否、学者がおかしいという人々が増える筈です。

呉音ジッポンがにっぽんの正式名でしょう。にほんが、上記の意味と考えられます。

読めば読むほど、深まる古事記、日本書紀でした。

追記
地図の南の南シナ海。ここは、香港です。このあと、九竜島や香港島が出来たのではないか。
佐賀市の堀江神社近くに小津があり、この辺りまでが海岸と考えられます。
のち、川副町は文字通り扇状地の拡大と考えられます。

仮面劇

2010年07月18日 06時11分41秒 | 





四ツ目あるいは五ツ目仮面(松下美術館蔵)
高見乾司、高見郷「九州の民族仮面」鉱脈社2003
キトラ古墳の午
魏略西戎伝の地図:小南一郎「三国志」

仮面劇

馬は馬に聞け
競馬は、馬に聞け
株も、相場は、相場に聞けという。
みな、後付けの話でした。

占いは、当たるも八卦、当たらずも八卦です。

五分五分という表現、これは何も追及していないという意味です。
また、判らないから、ついつい吐く言葉で、納得したような気持ちになる。

先のことは、解らないから、一寸先は闇といわれてきました。

現代は、言葉に翻弄された情報洪水社会ですから、流れに乗ればそれでよいのです。
しばらくすれば、唯の紙切れ本や情報商材となり、ほとんどの物が、一過性の物、擦り切れてゆくのでしょう。

形容詞あるいは修飾語や飾りは、曲者です。
売れないから、だらだらと書くHPビルダー、煽情的な表現の新聞。
日常からヘンでした。そして、これらに、読者は、流されがちです。
単に、広告社会ですが、生業を宣伝、その範疇でもよろしい。

これらを離れて、無論、優秀なブログは、結構あります。

形容詞、これを必要な時に使ってこそ、効果在りです。
上を行く哲学者は、形容詞を余り使いません。自ずと実質的に書こうと考えます。

馬耳東風、馬の耳に念仏・・・君子豹変と関係ありや、なしや。
以上は、己の趣くままに、述べた次第です。

さて、神楽・能・狂言・田楽・・仮面劇とは何でしょうか。

300年ころ、常陸国の海底にいる安曇磯良は、牡蠣殻が顔に付着して、醜いので、武内宿禰が呼んでもなかなか出てこない。囃子が聞こえて、辛抱たまらず、神功皇后の妹・虚空津姫の舞に出てきて踊り出す。磯良は、神楽の創始者でした。インドのハシノクの顔の醜い女王が、ある日突然、絶世の美女となる。[槇佐知子] 寝屋川の鉢かつぎ姫、麦のもみ殻(鉢)が取れて、寝屋の長者になる。よく似た話です。(土居美知参考)

宮中神楽・蘇尸麻利。これは、スサノオが、雨乞い師だった証拠です。
シャーマン:巫覡(フゲキ)は、予言者です。亦、宇佐八幡の託宣につながります。

200年前後の人、大彦命は、日本で一番の占い師で、人間の死を6から8カ月前に知る能力を供えていました。(埼玉稲荷山銘文とインドの予言者ダキ二天から判明)
まるで、魏の明帝が、239年1月1日に死ぬのを、占っているように思えます。238年6月末に、大夫難升米が帯方郡に到着、天子明帝にお会いしたいという。

仮面は、夏王朝(前2070年)、上記の本は、それ以上前から存在するという。
平城宮以前、トカラ人が漂着しました。
シャー(王)という言語は、富木隆「卑弥呼」が、大分県海部郡を例にだす。中国の畬族(シャ族)かどうかわからないという。

東大寺の伎楽には、酔胡面、崑崙人の舞、など登場、唐代も胡扇舞あり。
酔胡は、イラン人の鷲鼻、中央アジアのにおいがプン・プンする社会でした。
チャランポランという日本語は、いつ入ったか知る由もなし。
今も存在するれっきとしたペルシャ語でした。

仮面劇は、バリ島にもあります。チンプンカンプン、これは、巫女の名前です。漢字は、珍紛漢紛と書き、紛が入る。頓珍漢にも漢が入る。
林邑楽(ベトナム)、高麗楽、百済楽、新羅楽・・・
そして、四川省の黄金仮面や雲南省の大理国からも仮面が出ています。

これらを見て、別の見方をします。
東大寺の落慶法要の仮面劇・伎楽は、昔から、海外の邦(くに)とつながって居たことを、物語るのではないか。天武天皇は、國ではなく連邦の邦を使う。海石榴市を、海 石榴 市とすれば、ザクロス山脈2000kmの連山です。
石榴を、乾燥しますと、石になります。

鬼やらい、四目の方相氏は、弁韓にいました。始皇帝は、胡散臭い方相氏を
その書物と共に200人生き埋めにした。この焚書事件で、古代の祭祀がわらなくなりました。魏の明帝は、これを復活しています。なぜでしょうか。

220年、大月氏の使者が祭祀のやり方を届けたとみます。あるいは、焉耆(エンギ)國の王子が滞在していますから、届けたのではないか。
先述した大伴氏の出自は、タシケント(石國)から分支のブハラ[安國]の主でした。

やぶにらみの古代史、いいや、これらは根も葉もないはなしでしょうか。
天狗、銕仮面、・・・夢を食った男・・この辺で止めておきます。