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奥田 碩の思い上がり

2008-11-13 23:18:29 | メディアから
トヨタの相談役奥田碩が12日の「厚生労働行政の有り方に関する懇談会」の席上とんでもない主張を、懇談会の座長として発言していると言う。いろいろ調べて三田が一番詳しく取り上げているJ-CASTニュースの記事を全文引用させて貰う。以下引用
「「あれだけ厚労省だけ叩かれるのは、ちょっと異常な話」
発言が飛び出したのは、奥田氏が座長を務める「厚生労働行政の有り方に関する懇談会」。2008年8月、厚労省の信頼回復に向けた改革策を検討するために設けられたものだ。08年11月12日に首相官邸で開かれた会合で、奥田氏は
「個人的な意見だが、本当に腹が立っている」
と切り出した。その上で、
「新聞もそうだけど、特にテレビが朝から晩まで、名前を言うとまずいから言わないけど、2~3人のやつが出てきて、年金の話とか厚労省の話に関する話題について、ワンワンやっている。あれだけ厚労省だけ叩かれるのは、ちょっと異常な話」
と、テレビ報道を批判。主にワイドショーに批判の矛先が向けられた模様だ。発言はさらにヒートアップし、
「なんか報復でもしてやろうかな。それくらいの感じは、個人的に持っている。例えばスポンサーにならないとかね」
と、広告引き上げを示唆。さらに、
「(テレビ局の)編集権に経営者は介入できないといわれるけれども、本当はやり方がある」
とまで言い放った。
報道内容を理由にCM撤退をチラつかせた形だが、トヨタの年間広告費は1054億円で、国内企業では最大だが(06年日経広告研究所調べ)、ここ数年で大幅に広告・宣伝費の削減を進めているとみられている。例えば時事通信は「09年3月期(今期)に、前年同期比3割減」と報じている。
スポンサーは地方のパチンコ屋とかサウナとかうどん屋??
実際に、トヨタは情報番組へのCM提供には消極的だ。現在、トヨタがスポンサーになっている番組のうち、ニュースや情報番組は、せいぜいTBS系の「情報7days ニュースキャスター」ぐらいで、あまりCMを引き上げる余地は多くないのが現状だ。
08年7月には、トヨタの1社提供番組として、TBS系のドキュメンタリー「ワンステップ!」が新たに始まったが、番組の内容は「社会貢献に意欲のある視聴者が、人手の足らない場所に出向き、ボランティア活動をする様子を追う」というもの。08年8月15日の毎日新聞によると、「トヨタ側から『企業イメージアップのための1社提供番組がほしい』との打診を受けて企画した」のだという。「『情報番組嫌い』の裏返し」との見方もできそうだ。
また、奥田氏は厚労省批判を行う番組については
「ああいう番組のスポンサーは大きな会社じゃない。いわゆる地方のパチンコ屋とかサウナとかうどん屋とか」
と決め付けてみせてもいる。朝のワイドショーでは、連日のように厚労省関連の話題を取り扱っており、J-CASTニュースの「テレビウォッチ」でも紹介しているところだ。これらの番組で11月13日に放送されたCMのスポンサーをいくつか挙げるだけでも、
日本テレビ(スッキリ!)→ダイハツ自動車、花王、佐藤製薬、三共
テレビ朝日(スーパーモーニング)→アサヒ飲料、任天堂、花王、ハウス食品、ソフ                トバンクモバイル
TBS(朝ズバッ!)→ハウス食品、JRA、任天堂、積水ハウス
フジテレビ(とくダネ)→花王、積水ハウス、大正製薬、アリコジャパン
といった具合で、日本を代表する企業の名前が複数含まれている。奥田氏の勘違いの可能性も強い。

創価学会が膨大な書籍の広告や、聖教新聞の印刷依頼を通じて新聞社を支配し、電力会社が原子力発電の意見広告で、新聞社の社論を左右していると言われるように、奥田のトヨタもそれらに並ぶ影響力のある企業なのであろう。その思い上がりがこの発言に現れているのだと思うが、メディアも嘗められたものだ。「厚生労働行政の有り方に関する懇談会」とやらは誰が何の目的のために設けられているのか。誰の目線に立って運営をしているのか、奥田を座長にしていると言う一事だけでも何が出てくるか解るではないか。小泉改革の旗振り役を勤め、労働者の賃金を低く抑え、輸出のみに依存する経済を作り上げ、一時は2兆円にも及ぶ利益を上げたと豪語しながら、結局はアメリカの道連れで日本を苦境に陥れた責任者の一人が正にこの奥田碩では無いか。この男を国会に喚問して、小泉改革の影を代表する奥田の責任も小泉・竹中と並び徹底的に追及すべきだろう 


コメント
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