院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

日本の食生活は今が最高で、あとは落ちていくでしょう

2015-02-22 00:15:45 | 食べ物

エコイチのHPより引用。)

 日本の高度経済成長とともに育ってきた私たち団塊の世代は、食べ物(料理)が豊かになる過程をもっともよく見てきた世代でしょう。

 戦後の給食はコッペパン、脱脂粉乳、クジラの立田揚げで象徴的に語られます。私たちはいやいやこれを食べました。私たちの子どもの世代はすで給食のおかずは豪華でデザートまで付くようになりました。

 現在、豊橋のような地方都市でも一流のフランス料理や中華料理や和食が食べられます。でも、これが絶頂ではないかと私には思われるのです。(平成の今、私たちは中世の王侯貴族が食べた料理を食べています。)

 中国やインドが台頭してきています。よく言われることですが、これらの新興国の人々は(日米やドイツのように)一家に一台自動車を持てないでしょう。同様に飽食もできないでしょう。その影響を受けて、日本も今のような贅沢な食事ができなくなると予想します。(中国インドは、なにせ人口が多い。ウルグアイのムヒカ大統領の演説をご参照ください。)

 すでに漫画「ワカコ酒」のように、贅沢ではない酒肴を楽しむ漫画がヒットしています。グルメの時代は終わったのでしょう。(思えば「グルメ」という言葉を私が初めて耳にしたのは1980年の少し前だったと記憶します。もう35年がたちました。)

 そろそろ食事について先祖返りが起こってもよいでしょう。つまり、むかし七輪で焼いた目刺しがとてもおいしかったこと、たくあんさえあればご飯が何杯でも食べられたことなどが再発見されるのではないでしょうか?(ほんとうは目刺しもたくあんも、王侯貴族の料理に負けないほどおいしいものです。)


※今日、気にとまった短歌

  これくらい越えられなくては駄目でしょと絨毯傍(わき)のルンバ励ます (豊中市)今野沙弓

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