『楽書』を習い始めて2回目の『楽書展』。
今日は八蔵さんと一緒に見に行ってきました。
今年は去年より頑張ってタペストリも手作りしてみました。
内容は八蔵さんの野球について書いてみたよ。
去年優勝した八蔵さん。
きっと、こんな事は2度とないと思い、何か形に残してあげたいと思いました。
でも、自分の想いを短くまとめるのってむずかしいね。
だらだらと長い詩(文章)になり、描く文字も多くなってしまった。
一つの色紙に沢山文字を描くと、上手くいく字もあれば、失敗する字もあって…。
練習しても、本番色紙に書く時に失敗。
自分としては64%の完成度ですが、没になった色紙は30枚。
更に頑張る事も出来たけど、でも、これ以上頑張っても、必ずどこか失敗して100%の仕上がりはあり得ないと確信。
色紙もお金ももったいないので、あきらめました。
書き上げた中からいいと思う物を選んで完成としました。
文字は先生にデザインしてもらいました。
ただの文章なんだけど、先生はジーッと読んでしばらく考えていました。
3部構成なんだけど、1部ずつその文章の中で『何を一番強く表現したいか』を感じとってからデザイン見本を書いてくれました。
文字をデザインするってすごいね。
それと、やっぱり自分の書いた文章を見せるのって恥ずかしいでしょ?
すっごくお茶目で面白い先生だから少しは笑うかな?と思ったけれど、
先生は真面目な顔で真剣に文章を読んでくれて、思いをくみ取っていた。
その真面目な横顔にちょっとジーンときた。
展示会まで八蔵さんには一回も見せませんでした。
だから反応が超楽しみでした。
わかるかな?
さがせるかな?
なかなか見つけてくれない。
今回100人以上の生徒さんが出展しているから無理もないけど、見つけられなさすぎ。
やっと見つけた八蔵さん、じっくり読んでました。
何を思ったかね?
わかりませんが最初に口から出た言葉は『ライトオーバーじゃないよ…』。
そして…『魂って字が間違ってるよ』。
。
(言い訳ですが…楽書風に崩して文字を書くと良く文字を間違えます)。
(ライトじゃなくて、レフトオーバーでした)。
しばらくじーっと読んでいて、そのうち携帯で写真を撮っていました。
喜んでもらえたのかわかりませんが、『ありがとう』って言ってくれました。
どんな言葉を書いたかと言うと…
君の好きな野球
君の夢
子どものようにはしゃいでプレーする太陽のような君が大好き
そんな君の夢に 神様が与えた試練
長い登り坂と 星ひとつないまっくらな夜
雨の日も風の日も
君はひたすら向き合った
それでも明けない長い夜…
あの瞬間のため
君は何十万回もバットを振り続けた
夢の舞台 ここ一番で
君がはなったライトオーバー
魂とみんなの想いをのせ飛んだ
君の笑顔最高だったよ
あきらめない君が好き
今年の先生の作品。
やっぱり凄いね。
こんな風に書いてみたいけど、無理だろうな。
先生に家に来てもらって襖に書いてもらいたいわっ。
最近思う事。
『楽書』の前にちゃんとした『書道』を習いたいと思うようになりました。
上手に文字を書けないのに楽書風に書くと、いたずら書き&なぐり書きみたいになっちゃうから。
まさかこの年で『書道』に興味をもつなんて…遅すぎなあたしです。
やっぱり日本人なのかな?