姪っ子滞在記…後半

　後半は…。

　31日はマーヤのお誕生日でした。
　
　ららぽーとにお土産を買いに行きました。
　お父さんには『ゴディバのチョコ』。
　お母さんには『紅茶』。
　じいちゃんには『かに味噌』…と一生懸命お土産を選んでいます。
　その日はマーヤのお誕生日。
　姪っ子がいつ『お姉ちゃん今日お誕生日でしょ？何が欲しい？』って聞いてくれるかなと思って待っていたのに、いっこうに聞いてくれません。
　まぁ～そのうち聞いてくれるだろう。

　仲良しのお友達へのお土産に石を選んでいました。
　ピンク色の可愛い石ではなく、焦げ茶色の渋い色のガーネットを選んだので訳を聞くと、その石の効果『大切な人との絆を深め、心を豊かにする石』だから選んだのだそう。
　姪っ子：『○○ちゃんとずっと仲良しでいたいの』。
　マーヤ（心の声）：『あたしとの絆は…』。


　買い物はほぼ終了。
　マーヤ：『もう買うものない？』
　姪っ子：『うん、もうない。全部買った』

　
　このまま帰るのかなぁ～。
　ちょっとチックリしたくなりました。

　マーヤ：『今日あたしのお誕生日なんだけどな…○○ちゃんお姉ちゃんに何もくれないの？』
　
　言っちゃた。
　年甲斐もなく言っちゃった。
　なんか焼きもちやいちゃったんだよね。
　両親やお友達へのお土産選びで一生懸命で気が回らなかっただけなのに10歳の子供に向きになったマーヤ。
　そのマーヤの言葉で
　姪っ子：『あっ…忘れてた』ってちょい凹んだ姪っ子。

　姪っ子：『おねぇちゃん何が欲しい？言ってみて。』

　マーヤ：『おねぇちゃんの欲しい物は高いよ。６千円位する』と言うと、
　　　（お財布に幾ら入ってるかだいたい検討はついていた）

　姪っ子：『待って…あるかな』と、お金を数え始めました。
　
　真剣に小銭を数えている姪っ子。
　マーヤ：『冗談だよ、冗談。ちょっと意地悪言っただけ』と言い、マーヤママと歩き始めました。
　ん？
　姪っ子が一生懸命歩きながらお金を数えています。
　お財布から小銭を一つ一つ出しながら数え、右手から小銭がこぼれ落ちそうです。
　その姿が凄い可愛かったので、『違う言い方をすれば良かったな』って胸が痛みました。

　マーヤ：『いいよ、いいよ…ちょっとからかっただけだから』

　姪っ子：『5980円あるからそれなら買えるよ』と全財産を使ってくれようとした姪っ子に意地悪して悪かったな…と思いました。


　そして一緒に選んで『カポック』を買って貰いました。
　（はい。なんだかんだ買って貰いました）。

　10歳の子供にたかったあたし…。
　でも、姪っ子から何か貰って宝物にしたかったの。
　もし枯らしてしまっても鉢が残るしね。
　

　その日はカレーを作ってくれました。
　きゅうりのサラダも作ってくれたよ。
　

　昼間喫茶店でケーキを食べたので夜は姪っ子もマーヤも好きな『いちご』を大量に買って３人でお祝いしようとしたらケーキを持って八蔵さんが帰って来ました。
　
　４人でお誕生日をしたよ。
　３人に『ハッピィバースディ』を歌って貰ったよ。
　いつもは二人でお祝いして、八蔵さんの歌声だけが部屋に響くけど、今年は歌声がハモッて『家族』って感じがしました。
　こんな風に複数の家族でお誕生日を祝って貰ったのはいつ振りだろう。
　小さい頃を思い出してジーンときちゃいました。

　カレーとっても美味しかったね。
　凄い食べっぷりです。
　食べたもの全部、血となり骨となり、大きくなるんだね。

　久しぶりに甘口カレーを食べました。
　懐かしい味がしました。
　


　『クッキー』も一緒に作ったよ。
　
　足が可愛いでしょ。
　ここんとこ『生焼け料理』が続いていたでしょ。
　生焼けを恐れたあまりちょい焦げクッキーになってしまいました。

　だけど、美味しかったね。

　３時のおやつに作って食べたんだけど、『家に持って帰りたい』と我慢してほんの少ししか食べなかったね。
　やっぱりどうやったって親が一番いいんだよね。
　わかっているけど、一番好きって言われたかったな…。


　そしてメインイベント。
　『ルミネtheよしもと』に行ったよ。

　１ヶ月前から予約していたから前から六番目の席。
　しかもど真ん中。
　いつもテレビで見ている芸人さんが目の前に…。
　あたし年甲斐もなく興奮しました。
　時々目もあったりして（あった気がするかな？）…超面白かったです。
　姪っ子は『キングコング』が、マーヤママは『西川のりお』、マーヤは『タカアンドトシ』が面白かったです。
　予定されていた『ハリセンボン』がお休みで、その変わりにM1王者『ノンスタイル』が出たよぉ～。
　超ラッキー。
　姪っ子もマーヤママもケラケラ笑って楽しい時間を過せました。
　姪っ子なんか身体が椅子から跳ね上がって笑ってたもんね。

　前説でしゃべった芸人さん。
　最初だけ写真撮影OKだったで撮りました。
　まだ売り出し中みたいで…名前なんだっけ？　　
　

　高速バスで帰る姪っ子とマーヤママ。
　いつまでも手を振ってくれた姪っ子とマーヤママ。
　見えなくなった時は心に寂しい風が吹きました。

　帰ると家の中はシーンとしていました。
　一緒に遊んだWiiや、朝まで使っていたマグカップ。
　姪っ子の気配が残っていて、でも居なくて…。
　寂しくなりました。
　八蔵ぉぉ～。早く帰って来てぇぇ～。
　また『ほぼ一人』の生活。
　あぁぁ～楽しかったな。
　『カポック』大切にするからね。
　おねだりしてごめんね。
　ありがとね。
　色々お手伝いしてくれてありがとね。
　助かったよ。
　また遊びに来てね。