必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第06作 必殺仕置屋稼業 第09話「一筆啓上 偽善が見えた」

2016年12月27日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
巷では戯作者(げさくしゃ)・蛙亭文蝶(かわずていぶんちょう)の滑稽本が大人気。
しかし、その刺激的な内容がお上の怒りに触れ、文蝶は手鎖三十日の刑を受けた上に執筆活動を禁止されてしまう。
気楽な文蝶はそんな状況もさほど気にしていなかったが、その夜、文蝶の家に二人組の暴漢が押し入り、彼の妻・おきくが暴行されてしまう。
文蝶はおきくの恨みを晴らすためおこうに二人組の仕置を依頼するが、それを知らないおきくは自ら暴漢の一人・清太を殺そうとするも失敗し返り討ちにあってしまった。
妻を失い悲しみに暮れる文蝶であったが、この一件の裏には文蝶と親しい間柄の貸本屋の孫兵衛がいた。
孫兵衛の正体、それは市中の戯作者たちを調査する隠密廻りであったが、孫兵衛はその仕事の範疇を超え、版元から金を受け取り彼らが恨みを抱く戯作者たちを罠にかけ筆を折らせていたのだ。
文蝶が刑を受けたこと、おきくが暴行されたこと、それらも全て版元から依頼を受けた孫兵衛が裏で糸を引いていたが、孫兵衛は偽善者面で文蝶を慰めると禁を破って本を書くように説得する。

【知ってるゲスト】
寺田農、長谷川明男

【名シーン】
①主水殺しシーン

    文蝶が孫兵衛に原稿を渡していたところ、主水が乗り込んで来た。
 主水「おめえか、文蝶そそのかして戯本書かしてたのは。
    貸本屋の孫兵衛とか言ったな。
    その目つきや身のこなし方は只者じゃねえと踏んでたんだ」
    主水は孫兵衛を立たせると、その懐から十手を取り出す。
 主水「何でぇこれは?」
 文蝶「ま、孫兵衛はん!」
 主水「文蝶…おめえも人が良すぎるぜ。番所で訳聞かしてもらおうか」
    ところ変わって、夜道で孫兵衛を連行する主水。
    前を歩かされていた孫兵衛が低い声で呟く。

孫兵衛「てめえやっぱり昼行燈だな…俺を誰だと思ってやがる」
 主水「誰とも思っちゃいねえ、根性の腐った隠密廻りだ」
孫兵衛「なにぃ?」
 主水「やりすぎ。やりすぎだよ!」
    孫兵衛は鎖分銅で主水の大刀を奪い攻撃しようとするが、一瞬早く主水の脇差が孫兵衛を貫く。
    更に、大刀を取り返した主水の袈裟切りが入り、孫兵衛は倒れる。


↑一筆啓上偽善が見えた。孫兵衛の正体が分かり、文蝶もびっくり。

↑隠密らしく鎖分銅という隠し武器を持つ孫兵衛。
 だけど主水の敵ではない!

②ラスト
主水「じゃあおめえ、筆を折ってくれるんだな?」
文蝶「ええ」
主水「世の中は持ちつ持たれつだ」
文蝶「はは、そりゃもう分かってま」
主水「そうかい!」
文蝶「折りゃしません」
主水「ええっ!?」
   がっかりする主水さんで終わり。

↑孫兵衛も主水も文蝶の筆を折ることはできなかった、というオチ。
 面白かったけど、孫兵衛の始末は村野様にどう報告されたんだろ?
 まさか自分(主水)が斬ったって報告したのかな?
 そんなこと言ったら実は強いのバレちゃう^^;


第06作 必殺仕置屋稼業 第08話「一筆啓上 正体が見えた」

2016年12月26日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
定年間近の同心・山崎とその配下の下っ引・仙吉が島帰りの銀次と揉み合いになり、仙吉が殺されてしまう。
近くには主水と亀吉もおり、二人の目にした状況や殺しの手口、動機から見ても下手人は銀次に間違いないようだ。
村野から厳しく叱責された主水は現場から逃げた銀次を必死に探すが、なんと仙吉はおこうに匿わられていた。
銀次は山崎こそ本当の下手人だと主張し、彼の幼馴染だったおこうも無実を訴えるが、山崎と親しく付き合う主水はおこうたちの言葉を一蹴する。
その頃、綿問屋・伊勢屋におみよという女が来ていた。
彼女は『亭主の留守中にできる飯炊きの仕事』を紹介されて伊勢屋に来たのだが、それは全くの嘘…実は伊勢屋は亭主持ちの女たちを騙して集め、無理やり売春をさせていたのだ。
そしてその伊勢屋に協力していたのは、なんと山崎と与力・真部だった。
山崎は仙吉の女房・おしまもすでに伊勢屋に送り込んでおり、伊勢屋の悪事に気付いた仙吉を口封じに消し、さらにその罪を銀次になすりつけていたのだ。
夫の恨みを晴らそうとしたおしまも返り討ちに合い殺され、山崎を信じてきた主水もようやく騙されていたことに気付く。

【知ってるゲスト】
織本順吉、吉行和子、藤岡重慶、田口計、田畑猛雄

【名シーン】
①主水殺しシーン
   山崎は奉行所内で主水と村野に追い詰められる。
主水「仙吉殺しの調書でございます」
   主水が村野に調書を渡すと、山崎は観念し自ら腹を切る。

↑善人・山崎の正体は極悪人だった。演じるは織本さん。
 自分の中では善人役のイメージがあるけど、悪人役も多く演じたそう。

↑主水&村野で仕置シーン。


第06作 必殺仕置屋稼業 第07話「一筆啓上 邪心が見えた」

2016年12月17日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
『まむし』の異名を持つ鬼同心・堀内以蔵は仕置屋の探索に執念を燃やしていた。
そんな中、おこうに二つの依頼が持ち込まれた。
一つ目は呉服屋・丸幸の女主人であるおちかの依頼で『歌舞伎役者・清十郎と懇ろ(ホモ関係)になりひどい仕打ちを行う夫・茂作を始末してほしい』というもの。
二つ目は標的である茂作からの依頼で『おちかとその不倫相手・矢之助に命を狙われている。店を守るために矢之助を殺してほしい』というものだった。
矛盾した内容の二つの依頼であったが、しばらくして茂作と清十郎が心中にみせかけられ毒殺された。
これは、おこうの結果を待ちきれなかったおちかと矢之助によるもので、二つ目の茂作の依頼こそ正しかったのだ。
堀内はこの殺しがおちかと矢之助の仕業だと気付き、さらにおちかがおこうに依頼を出していたことをも掴むが二人を捕らえず、逆に囮として仕置屋を罠にかけようと画策。
おこうは監視され、とばっちりで市松までも疑われるが主水の一計で市松は牢屋の中に入れられる。
尻に火が付いた主水たちは、仕置屋の仕事と悟られぬよう堀内たちを始末することができるか。

【知ってるゲスト】
今井健二、河原崎次郎

【名シーン】
①まむし登場

↑ご存じイマケンです。まむしに相応しい凶悪な面ですなぁ。

②市松vs亀吉

↑市松にビンタされまくる亀吉。弱い。

↑市松を牢屋に入れたのは主水の作戦。こっちにいた方が逆に安全なのだ。

③賢者登場!

↑経を唱えながら腰を降る印玄(職業:生臭坊主)。

↑一発やってすっきり!キリリとした表情で仕置に向かう印玄(職業:賢者)。

④印玄殺しシーン
    印玄は矢之助を屋根に連れて行く。
 印玄「行け!」
    背中を突き飛ばされ、矢之助は勢いよく屋根から滑り落ちていく。
矢之助「うわぁ!助けてぇ!助けてぇ!」
    下にいたおちかが矢之助に気付いた。
おちか「矢之さん!」
矢之助「止めて!やめて!止めて!止めて!」
おちか「止まって!止まって!」
矢之助「止めて!やめて!止めて!」
おちか「止まって!止まって!止まって!」
矢之助「止めて!やめて!止めて!やめて!うわぁ、助けてぇ!うわぁーっ!」
    ゴキ!転落死した矢之助を見ておちかは悲鳴を上げる。


今回は屋根の上と屋根の下、二人が声を出すバージョン。

↑おちかの願いもむなしく矢之助は止まらずゴキ(笑)

⑤市松&主水殺しシーン
??「堀内さん、堀内さん…」
   謎の声(主水の声)に呼ばれて、席をはずす堀内。
   その隙を狙って市松はおちかを素早く仕留める。
   おちかの死に気付いた堀内は剣をかまえ、そこに現れる主水。
   堀内の突きをかわし、主水の一撃が決まる!
堀内「…くっ…やっぱり貴様か…」
   大きくうなずく主水。
主水「あんたがおちかを手籠めにしようとして刺されたんだ…」
   主水と市松は現場を偽装してその場を去る。

↑主水が門番を追っ払った隙に牢屋を抜け出し仕事に参加する市松。
 画面ポーズ使ったスピーディーな殺しシーンだ。

↑かっこいいイマケン流の剣の構え。

↑まむしのイマケンでも我らが主水さんに敵うはずがない!かっこいい!

⑥ラスト
   主水は堀内の件をうまく揉み消し、村野に褒められる。
村野「よくやった、お前にしては上出来だ!」
主水「中村主水でございます」
村野「これはな、金一封の褒美金に値するぞ」
主水「ありがとうございます!」
村野「だが日頃の成績が悪すぎる!よって全て帳消しだ!」
主水「あっ…ちょっ…あぁ~ぐぬぬ…」
   手をばたばたさせて悔しがる主水で終わり。

↑なんですか、そのかっこ悪い顔は^^;


第06作 必殺仕置屋稼業 第06話「一筆啓上 怨霊が見えた」

2016年12月15日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
呉服問屋・井筒屋の主人であった庄太郎が旅先で強盗に惨殺されてちょうど一年。
残された妻・おそのは、近々庄太郎の弟・清二郎を夫に迎える予定だったが、ある日、一人息子の信一郎が亡き夫の煙草入れを持ち帰る。
その後も庄太郎の声が聞こえたり、手紙が届いたり…悩んだおそのはおこうに相談することに。
しかし、一連の騒動は庄太郎を殺した二人のゴロツキの仕業だった。
一年前、清二郎は井筒屋の身代と兄の妻であるおそのを手に入れるために兄を亡き者にしようと考え、二人のゴロツキに五十両を渡して兄を殺害。
時が経ち、金欠になったゴロツキたちは清二郎を脅迫して金を巻き上げるために怨霊騒ぎを起こしていたのだ。
おこうから真実を聞かされたおそのは清二郎の仕置を依頼するが、一方、ゴロツキたちは清二郎が金の要求に応じないため息子の信一郎を誘拐する。

【知ってるゲスト】
堺左千夫

【名シーン】
①市松、お盆の過ごし方
市松(とっつあん、今年もあんたの位牌を作ってるが、俺もあんたと同じように長くはねえだろうよ。
   来年、また盆を迎えられるかどうか…)

↑感情を見せることが少ない市松だけど、心の中ではそれなりの覚悟はしているようです。


↑殺した相手であった清二郎も精霊流しにして弔う。
 意外と信心深い市松。

②印玄、お盆の過ごし方

↑中村家で適当なお経を唱える印玄。
 坊主のくせに全く信心がなく、市松と対照的!


第06作 必殺仕置屋稼業 第05話「一筆啓上 幽鬼が見えた」

2016年12月14日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
主水たちは「二年前に殺された姉の仇を討ってほしい」と盲目の娘・おしんに頼まれた。
標的の芸者・おようは美人で評判だったが、名誉欲にかられ三味線の名人であったおしんの姉を殺害したらしいのだ。
主水たちが調査を開始した頃、江戸では浮世絵師・国春の描く美人画が評判になっていた。
国春は盛り場から一人ずつ美女を選んで絵にしており、それを聞きつけたおようは「中洲の芸者として選ばれたい」と再び名誉欲にかられる。
しかし、そんなおようの前に強力なライバルが現れた-最近売り出し中の中洲芸者・菊次である。
国春に色仕掛けまで使って選んでもらおうとするおようであったが、結局選ばれたのは菊次…怒ったおようは主人である円屋高兵衛に菊次を殺してくれと頼む。
一方、市松のもたらした情報により、二年前の殺しがおようと円屋高兵衛が雇った殺し屋の仕業であることを掴んだ主水と印玄は二人の仕置に向かう(市松は他の仕事があり抜けた)。
主水はおようのいる部屋に飛び込むが、そこには匕首で滅多突きにされ殺されたおようの遺体が…。
おようを殺したのは一体誰か?そして、市松の仕事とは?

【知ってるゲスト】
二宮さよ子、川合伸旺、菅貫太郎、志賀勝

【名シーン】
①主水殺しシーン

↑刀を抜いて殺る気満々で飛び込むが…そこには標的・おようの遺体が。
 主水さん、今回は仕事せず(笑)

②およう殺しの犯人は誰だ!?

↑付き人を使っておようを殺した犯人、それは菊次だった!
 演じるはおなじみ二宮さよ子さん、相変わらず美人だ。

↑自分のために人殺しまでした付き人を川に突き落としてしまう。
 彼女の正体はおようも顔負けの悪女だった!

③市松の仕事

↑市松の仕事…それは菊次殺しだった。
 結果的に菊次は悪党だったので殺されて当然だけど、
 市松は仕事を受けた時、菊次の本性を知っていたのか?
 もし菊次がいい人でもやっぱり頼まれた以上殺したのだろうか…?

④主水と市松
主水「別口の仕事ってのはもう終わったのかい…
   中洲の菊次って女が殺されたそうだぞ」

市松「そうかい」
主水「誰に頼まれた?当ててやろうか?頼み人はおようじゃねえのか?」
市松「そりゃあんまり話が出来過ぎてらぁな」
   市松はにやけながら去って行った。
主水「ははは…あの野郎!」

↑いつもは殺されそうなスガカンや志賀勝さんが生き残り、
 善人かと思ってた菊次が悪党という予想を裏切る回でした。


第06作 必殺仕置屋稼業 第04話「一筆啓上 仕掛が見えた」

2016年12月13日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
おこうの近所で相次いで火事騒ぎが起きた。
長屋を焼き払って歓楽街を作ろうと考えている地主・桔梗屋仁左ヱ門の仕業だと睨んだ住民たちは「桔梗屋の悪行を暴いてほしい」と瓦版の筆者・高田京楽に頼む。
ところが京楽は桔梗屋に金で買収され、長屋で小間物屋を営むお美津が放火犯だと思わせる捏造記事をでっち上げてしまった。
住民たちから疑われて村八分にされたお美津は耐えきれなくなり首を吊ってしまい、お美津と親しくしていたおこうは自ら主水に仕置を頼む。
標的は京楽、桔梗屋、そして桔梗屋の命令で火付けをしていた火消しの伝八の三人…主水は京楽を狙うが、締め切りに追われ忙しい京楽を殺す機会がなかなか掴めない。

【知ってるゲスト】
竹下景子、大滝秀治、山本學、北見唯一、古川ロック

【名シーン】
①印玄殺しシーン
   印玄は伝八の火付け現場を取り押さえる。
印玄「火消しはおめえの役目だろ、消しなさい!」
   印玄は伝八を火の上に放り投げる。
伝八「消して!消して!消して!消して!…」
印玄「一番纏(まとい)はお組が取ったか…ふふふ」
   やがて火は消えるが、伝八はぐったり。
   印玄は伝八を捕まえて、屋根へ。
印玄「纏持ちはお組のでんぱち~!」
   背中を突き飛ばされ、伝八は勢いよく屋根から滑り落ちていく。
伝八「止めて!助けて!止めて!助けて!止めて!助けて!…あーっ!!」   
   ゴキ!転落死する伝八。

↑これ熱くないのかな?俳優さんも大変!

↑「お組」の伝八となっているが、なぜか着物は「よ組」だったりする。

②市松殺しシーン

↑二話と同じ殺し方。秀治、まっ青に染められる。

③主水殺しシーン

↑増築祝いの席で大慌てで殺しに出かける主水。
 今回は事件よりも仕事のタイミング探しに重点が置かれた変わった話でした。


第06作 必殺仕置屋稼業 第03話「一筆啓上 紐が見えた」

2016年12月12日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
おこうから届いた次の依頼、それは加吉という男を殺してくれというものだった。
頼み人の女中・おさとは強請りや堕胎の罪ですでに島送りになっていたが、どうやらその一件に加吉が絡んでいるらしい。
主水は捨三を使って加吉を調べるが、博打好きだった加吉は改心したらしく真面目に働いている様子だ。
主水たちが拍子抜けしていた頃、おさとの妹・おちさを島帰りの富蔵という男が訪ねていた。
「おさとが体を壊し江戸に帰りたがっている。役人に袖の下を使えば何とかなるかも知れない」-富蔵からそう話を聞き、不安に駆られたおちさは加吉に相談。
加吉に言われるまま、袖の下として三十両を用意したおちさであったが、役人・奥村は更に五十両を要求し、おちさはその身まで汚されてしまった。
姉のために泣く泣く全てを差し出したおちさであったが、彼女の身には更なる悲劇が…。
加吉は博打の借金の形としておちさを差し出しており、おちさは岡場所に売られてしまうことになったのだ。
加吉は女に貢がせるだけ貢がせ、用済みになっては売り飛ばしていた悪党であり、富蔵や奥村も彼の仲間だったのだ。
真実を知った主水たちは加吉の仕置に向かおうとするが、その矢先、加吉が奉行所に捕まってしまった!
果たして主水たちは加吉を仕置できるか…そして、主水がおこうに対して抱く一つの疑問とは。

【知ってるゲスト】
中尾彬、小林勝彦、江幡高志

【名シーン】
①一筆啓上 ホモが見えた
市松「あの野郎、俺を陰間だと思いやがって!」
捨三「陰間!?あれま…あの男同士がナニする…。
   ははぁ、そう言われてみりゃ、見えねえこともねえな」
市松「何だとこの野郎!」

↑ヒモの加吉は女を金儲けの道具として扱う。
 なぜそんなひどいことができるのか?それは男好きだからだ(笑)

↑確かにこれだけ美男子だと、捨三の言うことも一理ある。
 しかし、沖さんにホモネタはちょっとシャレにならん^^;
 ※沖さんはホモではなく、普通に女性が好きだったようです。
 
②主水殺しシーン
主水「実は今夜三人の男が死ぬことになってまして…一人目はあんた」


小林勝彦さんはパルパティーン皇帝の声優をしてたらしい。
 知ってる声だけど、よく分からんかった^^;

③印玄殺しシーン
   逃走中の富蔵は屋根に上る。
   テリトリーに入って来た富蔵を印玄はあっさり捕まえる。
印玄「行きな!」
   背中を突き飛ばされ、富蔵は勢いよく屋根から滑り落ちていく。
富蔵「止めて!やめて!止めて!やめて!止めて!やめて!…あーっ!!」   
   ゴキ!転落死する富蔵。

↑何となく設定の定まらなかった印玄の殺し技、ついに完成!

↑面白セリフを言いながら死んでいく犠牲者第一号はおなじみこの方。

④主水の疑問
   主水はおこうと加吉の関係を追及する。
主水「おこう、加吉ってのはおめえの…何なのさ!
   おめえの亭主だったんじゃねえのか?」
   遠い目をするおこう。
主水「…ま、これはどうでもいいことだ…なあ、おこう!」
   笑いかける主水に、おこうも笑顔を見せる。

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ風の主水のポーズ。
 仕業人ではこれを歌ってる人がナレーションだけど、こんなところに接点が。

↑おこうも島帰りだったはず。その原因も加吉だったのか?
 結局おこうは何も語らず、主水も深くは追及しなかった。
 そんな主水におこうは次第に惹かれていくことに。


第06作 必殺仕置屋稼業 第02話「一筆啓上 罠が見えた」

2016年12月08日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】※上段は市松の過去
市松の父・市造と鳶辰は殺し屋仲間だったが、市造は仕事にしくじり殺されてしまう。
鳶辰は子供だった市松を引き取ると殺し屋として育て上げ、以後市松は鳶辰が仕切る殺し屋組織の一員となる。
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行商人・源次は鳶辰が仕切る殺し屋組織の一員であったが、同じ組織に属する市松とおみつを巡る恋の争いに勝つと裏稼業から足を洗ってしまった。
その源次が金欲しさに一時的に裏の仕事に手を出し標的の大和屋の元に向かうが、なぜか大和屋は源次が来ることを知っていて、彼が雇った用心棒によって殺されてしまう。
「主人を罠にはめた者を仕置してくれ」とおみつはおこうに頼むが、おみつから直接仕置を引き受けたかった市松はその仕事から降りる。
市松はおみつを訪ねるが、おみつは「裏稼業から足を洗ってほしい」と言い残すと、そのまま自害してしまった。
今回の件は、源次の仕事を標的の大和屋に密告した者がいる…市松は鳶辰を追求するが、鳶辰は曖昧な答えを繰り返すばかり。
仕置屋や市松が密かに探りを入れ掴んだ真実-実は全ては鳶辰の一人芝居だったのだ。
源次は鳶辰に利用されて殺され、市松の父・市造も鳶辰によって殺されていたようだ。
仕置屋たちは鳶辰を呼び出すが、彼は恐るべき罠を張って主水たちを待ち受けていた。

【知ってるゲスト】
津川雅彦、石山律雄、今出川西紀、北村英三

【名シーン】
①一筆啓上 りつが見えた
 女「旦那、付き合ってかない?」
主水「冗談じゃねえよ、その手の顔は間に合ってるんだ!」

↑なぜこのシーンが入ったのか意味が全く分からない(笑)

②一筆啓上 ロリコンが見えた
主水「産毛が生えてやがら…」

↑ストーリー外で主水と絡む食堂の娘・おはつが登場。
 それに合わせて、本シリーズでは主水はロリコン設定に(笑)

③捨三の忠誠心
捨三「あっしは大恩ある旦那のためなら、たとえ命を捨てても惜しくはねえと思ってるんです」
主水「やめろよ、気持ちがわりい」
捨三「旦那本当ですよ。あっしの目見て下さいよ」
主水「見たかねぇや!」

↑口先だけではない捨三の忠誠心は、今回の殺しシーンで発揮。


④市松とおみつ
 市松「俺と源次は友達だった…お前の店に行ったのも二人一緒だ。
    金なんか貰わなくたって力を貸してやる」
おみつ「…」
 市松「俺の腕じゃ信用できねえか?」
おみつ「…」
 市松「何とか言ったらどうだ」
おみつ「私はあなたにも、裏稼業から足を洗ってくれと頼んだはずです…。
    その気持ちは今でも変わらないわ」

↑いや~相変わらず素晴らしい演技をしますねぇ。
 沖さんとの絡みは『仕置人』第一話でもありました。

⑤印玄&主水殺しシーン
鳶辰は印玄に寺の屋根から突き落とされ、主水に真っ二つにされる。

↑何かこの鳶辰、これまでと様子が違うが…。

⑥鳶辰の罠
鳶辰「それで済んだと思ったら大間違いだ」
   なんと主水の前に死んだはずの鳶辰が現れた!
主水「!…こいつは影武者だったのか!」
鳶辰「その通りだ…これが裏稼業の裏ってもんだ」
   銃を構え主水を狙う鳶辰。
   捨三は主水を守ろうと、二人の間に割って入る。
主水「捨三!」
鳶辰「鎖かたびらもこいつには通用しねえ。二人一緒に死んでもらおうか」
   勝利を確信しニヤける鳶辰。
   しかしその背後から白い折り鶴が飛んで来て、鳶辰の首筋に突き刺さる!
鳶辰「うん?」
   折り鶴には竹串がついていて、次第に鮮血に染まっていく。
鳶辰「ん?…んんぅ…」
   折り鶴が真っ赤に染まり、鳶辰は崩れ落ちる。
   -折り鶴を投げて主水たちを救ったのは市松だった。

↑何か変だと思ったら、死んだ鳶辰は影武者!

↑素晴らしく憎たらしい顔(笑)津川~後ろ!後ろ!

↑出ました、毎回カラフルな津川さん死亡シーン。

↑「ん?」の声もいちいち面白い。
 今回も爆笑させてもらいました、さすが津川さん。

↑鳶辰を殺したのは市松。
 育ての親を殺しただけに、少し涙ぐんでいるのが切ない。

⑦主水と市松
   主水は市松に礼を言う。

主水「おう、おかげで命拾いだ。恩に切るぜ」
市松「おめえを狙った方がよかったかな」
捨三「なにぃ!?」
   市松は主水に向かって手を差し出した。
主水「ん?なんでぇそれは」
市松「金貰おうか」
主水「おめえの分は貰っちゃいねえんだ…」
市松「そんなこと俺の知ったこっちゃねえ、おめえの命料だ」
主水「ええっ!?」
   知らんぷりをする捨三と印玄。
   主水はブツブツ言いながら、二両を市松に渡す。
市松「二両とは安い命だな」
   市松はニヤリと笑うと去って行った。
主水「この野郎!」
市松「危ねえ時はまたな」
捨三「キザな野郎だな!」

↑主水が話しかけた時はまだ悲しそう。

↑悲しみをわざを隠すように主水に憎まれ口を叩く。

「危ねえ時はまたな」-あ、市松が主水たちを仲間だと認めた!
 今回はDVDマガジンにも収録されていた良回で、名シーンもたくさんでした。


第06作 必殺仕置屋稼業 第01話「一筆啓上 地獄が見えた」

2016年12月08日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
南町奉行所に転任となった主水であったが、せんとりつには相変わらず小言を言われ、配下の下っ引・亀吉にも監視されて袖の下も受け取れない日々。
そんなある日、髪結い床を営むおこうという女が『近江屋利兵衛を殺してほしい』と主水に声をかけて来た。
近江屋利兵衛…彼は先日妾のおみよに切りつけられそうになった男だ。
主人と妾の痴話喧嘩として穏便に処理しようとした主水であったが、近江屋の息のかかった与力・高畑はおみよを死罪にしていたのだ。
おこうによれば、おみよは近江屋に手籠め当然に妾にされて弄ばれた挙句、捨てられたために恨みがあったようだ。
しかし、主水はおこうの頼みを一蹴し、おみよの妹・おいとの直接の頼みにも耳を貸さなかった。
おいとは自ら近江屋を殺そうとするが失敗したため凌辱され、不幸のどん底となった彼女たちの父親・与吉は首をくくり、おいとも井戸に身を投げた。
一家三人の死を目の当たりにした主水は仕置人への復帰を決意し、裏を取るためにかつて付き合いのあった風呂屋の釜番・捨三に調査を命じる。
さらに、眉目秀麗で冷徹な殺し屋・市松、怪力の破戒僧・印玄も仲間に加えた。
新たに結成された『仕置屋』たちは近江屋一味を始末するため、彼らが滞在する船宿へ向かう。

【知ってるゲスト】
高木均、浜田晃、田畑猛雄、蓑和田良太

【名シーン】
①主水とおこう
おこう「中村はん、一遍お仕置きをした人間は、一生その首枷から抜けん出せんのと違いますか?」
 主水「…」


↑突き刺さるようなおこうの言葉と視線。

 しかしこれだけで主水が動くことはなかった。
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おこう「おみよちゃんもおいとちゃんも、それにおとっつあんの与吉さんまで…
    一家三人みんな死に絶えて、こんなことが世の中にあってええもんだすか?
    これでも中村はん、目をつぶろうと言わはるのだすか!?」
 主水「…」


↑何も答えない主水。しかし、その心の中にはある決意が。

②捨三登場
   捨三の釜場に主水がやって来た。
   久しぶりの再会を喜ぶ二人であったが…。
主水「ちょっと調べてえことがあるんだ、手貸してくれ」
捨三「調べものは何もおいらに頼まなくても、下っ引きなら大勢…!」
   捨三は主水の真意を察した。
捨三「じゃあ…またあれ始めるんですか?」
   何も答えない主水、しかしその瞳に映る炎が彼の心を示していた。
主水「…また来るぞ」

↑主水の忠実な子分・捨三。
 短い再会シーンだけど、二人に強い信頼感があるのが分かる。

↑大好きな主水のため、「仕置屋」「仕業人」の密偵として活躍することになる。

③中村主水、本気の取り調べ

↑伝次に殴る蹴るの暴行を加えて、あっという間に口を割らせる。
 罪らしい罪を犯していないおみよが金の力で死罪になってしまう-
 金の力で白も黒になる奉行所で、主水がこの実力を発揮することはないのだ。


④市松登場
主水「おめえを探してたんだ」
市松「死んでもらおう…俺の仕事見た奴ぁ、生かしとくわけにはいかねえんだ」
主水「その前に、人ひとり殺しちゃくれねえか」
市松「ケツっぺたに十手挟んだ殺し屋とは呆れるな、フフ」
主水「ははは…」
市松「引き受けた。おめえを冥途に送った後でな…またな」

↑爽やかな市松の笑顔。言ってることは相当物騒だけど(笑)
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   主水は市松に襲われ後ろを取られてしまう。
市松「旦那…こっちから足運びましたのに。
   死んでもらう前に聞いとこうか、殺しの相手は誰ですかい?」
主水「廻船問屋、近江屋利兵衛だ」
市松「安心しな、仕事はきれいに仕上げてやるぜ」
   一瞬、二人の体勢が動く。
主水「おめえもそんなに死に急ぐことはねえじゃねえか」
市松「…!?」
   気が付くと、いつの間にか主水の脇差が市松の腹を狙っていた。
主水「どっちに転んでもあんまりいいくじじゃねえな。
   だが殺しの数は俺の方が上だぜ」
市松「刀引いてくれや」
主水「ダメだ…俺はカカアはじめ、人様信用しねえことにしてるんだ」
市松「…分かった、おめえさんの話に乗った。
   しかしおめえさんをやるのを諦めたわけじゃねえぜ」
主水「分かった」



↑主水の実力を知り、さしもの市松も汗をかく。

⑤印玄登場
   印玄を仲間にするため、捨三は裏の仕事のことを漏らしてしまった。
   主水は釜場へ向かい、印玄を始末しようとするが…。
印玄「生きるも地獄、死ぬも地獄…どこかで仏に会ったら俺は仏を殺すかもしれん…」
   炎に照らされ不気味に笑う印玄を見て、主水は刀を収める。

↑素手で薪を割る怪力を持つ印玄。
 彼もまた晴らせぬ恨みを晴らすため、修羅の道に入ることになる。

⑥市松殺しシーン~ラスト
   市松は竹串で近江屋を仕留めるが、殺しの現場を少女が見ていた!
   市松は少女の元へ走り、血に染まった竹串を眼前に突き付ける。
   しかし少女は全くたじろぐことなく、やがて手探りで市松の手を握った。
   -彼女は目が見ていなかったのだ。

少女「おじちゃん船まで連れてって」
市松「おめえ、一人旅か?」
少女「うん」
   市松はにっこり笑うと竹串を折り、少女を抱いて船へと向かった。

   その様子を見ていた主水はほっと胸をなでおろす。

↑目を閉じて近江屋さんの声を聴いてみよう。あ、ムーミンパパの声だ。



↑冷徹な殺人マシーンのような市松にも優しさがあった。
 それを見てほっとする主水だけど、次回は早速仲間割れ!


第06作 必殺仕置屋稼業 作品紹介

2016年12月07日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【OPナレーション】

一筆啓上 火の用心
こんち日柄もよいようで
あなたのお命もらいます
人のお命いただくからは
いずれ私も地獄道
右手に刃を握っていても
にわか仕込みの南無阿弥陀仏
まずはこれまで あらあらかしこ
(語り:草笛光子)

【キャスト】
 中村主水:藤田まこと
 市松:沖雅也

 印玄:新克利
 捨三:渡辺篤史
 おこう:中村玉緒
せん:菅井きん / りつ白木万里
亀吉:小松正夫

 与力村野:宗方勝巳
おはつ:石原初音

【EDテーマ:哀愁】

あの恋も過ぎてみれば 淡い夜の夢
いつの間にか溶けてにじむ
心の片隅に
あの人は優しさを
あの人はときめきを
置き去りに消えた人
夜の嵐去った後に 昇る朝日よ
ひとつふたつ通り過ぎる 愛の嵐よ
(歌:葵三音子)

【必殺仕置屋稼業について】
『仕置人』『仕留人』に続く主水シリーズの三作目です。
見どころは何と言っても沖雅也さん演じる市松でしょう!
沖さんは必殺シリーズで棺桶の錠、市松、唐十郎を演じているけど、やっぱり市松が一番好きだなぁ。
男の自分でもうっとりしてしまいそうな色気、冷徹な殺し屋ながら子供相手に見せる優しさとか、沖さんの魅力や演技力が十分に発揮されている役だと思います。
ウィキによると沖さんは『年老いて醜い姿をしてまで生きたくはない』と言っていたそうで、この作品から8年後に自ら命を絶ってしまいます。
これだけ美男子なら言いたいことは何となく分かるけど、一般の日本人男子は外見のコンプレックスなんていくらでも抱えて生きているのです。
沖さんも老いたら老いたでまた違う魅力も引き出せたかもしれないのに、もったいなぁと思います。
残念な結果にはなってしまいましたが、映像として「沖雅也」は今も生きています。
では、沖さん演じる市松、主水、印玄、捨三による「仕置屋」の活躍を見ていきます。


第18作 新・必殺仕舞人 第09話「金毘羅舟々 恨みの波越え」

2016年12月06日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
讃岐丸亀に入った京山の元に、若殿・継之助とその取り巻きたちを始末するよう、鎌倉から依頼が来た。
継之助はその権力を笠に着て乱暴狼藉を働き、領民が逆らおうものなら容赦なく斬り捨てる極悪非道な若殿だったのだ。
虐げられた領民の怨嗟の声はやがて藩主・京極の耳にも入り、事態を重く見た京極は継之助を隠居所へ移す。
継之助の乳母・司は、継之助が藩主の座につけば、母親代わりの自分が藩の実権を握れると画策していたため、この処分が気に入らない。
司は弟・柿崎図書(ずしょ)と共に暗躍を開始し、まずは夜伽の女を欲しがる継之助のために波形屋の娘・八重を召し上げることに。
お上に逆らえば店や家族にも累が及ぶ…八重は覚悟を決めると、恋人の文吉に別れを告げて継之助の慰み者になってしまった。
…が、早速八重に飽きてしまった継之助は別の女を所望し、京山一座が隠居所に呼ばれてしまう。
隠居所にて、継之助は踊り子の一人・うめを手籠めにしようとするが、それを見て我を失ったおはなは簪で継之助を切りつける。
現場は騒然となるが、そこに居合わせた八重はおはなが握っていた簪を自らの手へ…。
八重はおはなの身代わりとなり、その結果八重と文吉は斬り殺される。

どさくさに紛れて逃げ出した京山たちは踊り子たちを隠し、仕舞人として隠居所へ向かおうとするが、そこへおはなが「八重の仇を討ちたい」と言って現れる。

【知ってるゲスト】
谷口香、松田明

【名シーン】
今回のゲスト

↑バカ殿よりもむかつく乳母・司。
 この女優さん、仕舞人四話で京山が情けをかけて見逃したクズ母親と同じ人だ!
 毎度毎度性悪おばさん役ばかりやりやがって!
 ※この女優さんに恨みはないです。
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↑八重が手籠めにされる様子を窺い、この表情。
 あんたは悪党役をするために生まれて来たのか!?なんだそのゲスな表情は!
 ※この女優さんに恨みはないです。

②やってしまったおはな

↑今回はうめが受難!
 うめを助けるため、おはながバカ殿に切りかかる!

↑手を出してどうなるのかと冷や冷やしていたら、八重が窮地を救う。
 おかげで八重と文吉は悲しい結末を迎えることに。
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おはな「あたしがあの時あんなことさえしなかったら、お嬢さんは死なずに済んだのに!
    あたし、八重さんの仇が取りたい!
    お師匠さん、連れてって下さい!」
    泣いてすがりついて来たおはなを京山はビンタする。
 京山「この仕事はね、気ばかり焦ってもできるもんじゃないんだよ。
    さ、怪我をしないうちに辻堂へお帰り」
おはな「お師匠さん…」
 晋松「分かるだろ、おはなちゃんにもしものことがあったら、師匠は死んでも死にきれねえ。
    これまでの、俺たちの仕事見て来たおはなちゃんらしくないなぁ」
直次郎「余計な心配かけねえで、早くみんなのとこにけえりな」
おはな「…あたし、帰ります」
    にっこりとうなずく京山。

↑時には厳しい師匠。これも愛情があるからこそだ。

③直次郎殺しシーン

↑憎きバカ殿を仕留めるため、明確に首を狙う。

④京山殺しシーン

↑待ってました、性悪おばさんの最期!
 障子越しに首筋を刺す殺し方は、若干甘い気がしたかな(脳天への一撃が見たかった)。
 仕舞人四話の恨みもあったから、ようやく溜飲を下げることができました。

⑤ラスト
    再び旅に出る一座、だけどおはなは元気がない。
 京山「丸亀はこれまで。はな、もう何もかもすんだんだよ。
    さ、元気を出して歌っておくれ」
おはな「…はい!」
    笑顔を取り戻したおはなは金毘羅舟々を歌う。
    皆も歌い始め、旅は楽しく続く。

仕舞人四話と今回は同じ女優さん演じる性悪おばさんの話。
 だけど、今回はストーリーも面白かったので楽しめました。


第18作 新・必殺仕舞人 第06話「南部よしゃれは鬼の道」

2016年12月04日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
金ヶ崎の万宝院を目指す京山一座は道中、目的地を同じくする将軍家の数寄屋坊主頭・神楽森の一行や、一座とは逆に江戸へ御用金を運ぶ役人・立川の一行と出会う。
ところが金ヶ崎に着いてみると、御用金を運んでいた役人たちが何者かに襲撃され、御用金が強奪されたという。
京山は立川の身を案じるが、幸運にも彼らは途中で食あたりになって動けなくなり、代わりに輸送の任にあたった役人たちが殺されたそうだ。
実はこの事件、郡代・牧野、神楽森、立川は全てグルで、牧野や立川が自演で奪った御用金を神楽森が江戸に運び(神楽森は関所をノーチェックで通過できる)、それを売りさばいて大儲けをしようとしていたのだ。
襲撃で重傷を負いながらも唯一生き残った人足頭・六助は、おばが庵主を務める万宝院に駆け込むが立川によって口封じに殺され、その場に居合わせた一座の踊り子・さくらは立川に捕まり陣屋に連れていかれてしまう。
権太がなくしたこより探しに出かけていた京山は陣屋に一人乗り込み、無事さくらを助け出すが、牧野の命令でその夜一座の踊りを披露することになった。
鎌倉からのこより、六助のダイイングメッセージ、女郎たえの恨み-標的は牧野、神楽森、立川に絞られたが、悪事の証拠を掴むまでは仕舞人たち簡単に動けない。
御用金は神楽森が江戸に運ぶ茶釜の中に隠されている…そう予想した晋松は、夜の踊りの席で密かに茶釜の中を調べる。

【知ってるゲスト】
伴勇太郎、武周暢

【名シーン】
①珍しいズラ姿の伴勇太郎さん

↑いつもスキンヘッドで出てくるから、クレジット見るまで全く気付かなかった。

②さくら大ピンチ

↑前作に比べると踊り子さんたちがストーリーに絡むことが増えた今作。
 今回は京山不在時にさくら一人だけ狙われ、本当に危なかった!

↑字が読めなかったことで、逆に命拾いしたさくら。
 もちろん師匠の助けがあってこそ、頼りになる一座のおっかさんだ。

③晋松の茶釜覗き

↑悪党どもが踊りを見ている隙に、天井から釣り形式で茶釜の蓋を開ける晋松。
 これ、踊り子さんたちには丸見えだけど大丈夫なのか^^;

④仕舞人殺しシーン

↑今回は標的が雑魚を合わせて総勢九人!
 普段は暗殺や1対1が多い仕舞人たちも、今回は大立ち回りを演じる!

↑敵の攻撃を開脚でヒラリとよける師匠のレア技。これ本人だよね?

↑腕っぷしが強そうな外見だったけど、てんでヘタレだった神楽森。
 今回の殺しシーンは見ごたえがありました!


第18作 新・必殺仕舞人 第05話「会津磐梯山 涙の嫁入り」

2016年12月04日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
鎌倉から届いた『八ッ目地蔵』という言葉を手掛かりに、会津入りする京山一行。
ろくそく問屋総代・桔梗屋に挨拶に行った京山は、桔梗屋の娘・お秋の祝言の席で舞を舞うことに。
ところが、その場に匕首で刺殺された花婿・清吉の遺体が運び込まれ、出席者たちは匕首に結ばれた紙に書かれた『八ッ目地蔵』の文字を見て恐れおののく。
『八ッ目地蔵』…多くの者がそれについて語ろうとしない中、京山と直次郎はろう職人の一人からその秘密を聞き出す。
ろう職人たちはろうそくの材料となるハゼや漆を山役所から購入していたがここ数年、材料費や年貢が上がり続け、そのため職人たちの生活は悪くなる一方だった。
それに耐えかねた清吉が藩の上役へこの窮状を訴え出ようとした矢先、彼は『八ッ目地蔵』に殺されたのだと言う。
話を聞いた京山は、何者かが地蔵を騙って口封じのために殺しを行っていると睨む。
そんな中、山役所は再びハゼと漆の値上げを通告。
山役所の横田に値上げの取り消し願いを却下された桔梗屋は、領主の元に直訴に出かけるが、彼もまた『八ッ目地蔵』に殺されてしまう。
桔梗屋が死の間際に知った『八ッ目地蔵』の正体…それは彼がお秋の新しい婿にと望んでいた紅林堂の喜三郎だった。
喜三郎は桔梗屋に取り入るフリをしながら、実は山役所の横田の命令で問屋衆や職人たちを見張り、お上に訴え出ようとする者があれば『八ッ目地蔵』を騙り口封じを行っていた悪党だったのだ。


【知ってるゲスト】
河原崎次郎、山本一郎

【名シーン】
①京山殺しシーン(とお秋の無駄死に)
直次郎「八ッ目地蔵…忘れもんだ!」
    直次郎は喜三郎に地蔵の面を投げつける。
 お秋「人殺しー!」
    なぜか突然お秋が現れて匕首で喜三郎を殺そうするが、
    喜三郎に反撃を食らい倒れる。
    突然の出来事に京山(と視聴者)もびっくり!
    喜三郎は京山に襲い掛かるが、投げ飛ばされて簪で始末される。

↑この発言をお秋が聞いて地蔵の正体を知ったのかな?


↑喜三郎役の人は死神の兄ちゃんなんだね、そう言われると似てる。

↑おはなに連れ出されたはずのお秋がどうして喜三郎を狙ったか…
 その辺の説明がなく突然現れたのでびっくりしました。
 しかもカウンター攻撃され、完全に無駄死にです。
 今回の婚礼の席での殺しは少し無理があったな、絶対京山一座が怪しいって分かるだろ^^;