必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第14作 翔べ!必殺うらごろし 第23話「悪用した催眠術!先生勝てるか」【最終回】

2016年01月09日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
記憶を取り戻したおばさんは、息子・新太がいる熊谷に向かう。
新太は里親に引き取られ幸せに暮らしていたが、その里親が経営するそば屋は名主の清右ヱ門の仕掛けた罠にかかり借金20両の肩代わりに立ち退きを要求されていた。
一方、熊谷の女郎屋に入った正十は、普通の女性が女郎屋の利兵ヱに催眠術をかけられ女郎をさせられている光景を目撃する!
熊谷宿では代官、名主、女郎屋、ヤクザが組み地上げをしたり、女性を女郎に貶めたりしていたのだ。
おばさんは利兵ヱを騙して得た20両を持って清右ヱ門の元へ乗り込み里親の借金を返済するが、怒りが収まらず清右ヱ門を殺害する。
その前に現れる悪党一味…取り囲まれたおばさんはメッタ斬りにされ、助けに来た正十の背中で息を引き取る。
先生はおばさんの仇を討ち遺体を埋葬したが、おばさんを失ったチームは解体し皆いずこかへ去って行った。

【知ってるゲスト】
浜田晃

【名シーン】
①おばさん、新太と再会
  お里「お客様のおかげで…なんとお礼を申し上げてよいやら…」
おばさん「いえいえ、子供は宝ですからね…大事にしてやって下さい」


②おばさんと正十

     おばさんは新太の里親夫婦の周辺に不穏な空気を感じ正十に調査を依頼する。
おばさん「おばさん、よしなよ今更関わり合いになるの、あの子ちゃんと里子に行ったんだしさ。
     それにね、おばさん。こんなこと言ったら怒るかもしんないけどさ、
     おばさんが今やってることをよく考えてごらんよ」
     おばさんはこれまで殺しを回想し、目に涙をため落ち込む。
     がっかりするおばさんの背中を見て正十もおばさんに同情する。
  正十「分かったよ…おばさん、調べてみる」
おばさん「すまないね、正十さん!」

↑悲しそうなおばさんの顔…。

↑画像で見ればただのおばさんの背中だ。
 ところが映像で見ると、ものすごく悲しそうな背中なのだ!大女優は背中だけで演技をするのだ。

↑正十は普段はちゃらんぽらんだけど優しい男。火野さんの演技力もすごい。

③おばさん殺しシーン
おばさん「芝居もそこまでいくと鼻につくよ!!」
    「紙切れ一枚で大事な店を潰されたんじゃ堪らないよ!!」

↑なんと今回は三回もぶっ刺す。おばさん相当怒ってたんだろうな。

④おばさんの最期
     悪党に囲まれ絶対絶命のおばさん。匕首を手に戦うが多勢に無勢でメッタ斬りに。
     死を覚悟したおばさんは絶叫する。
おばさん「先生ぇ!!!!」
     空に放り投げられた匕首は不思議な力で先生の元へ…先生もおばさんの最期を知る。


↑おばさんのような暗殺者タイプはチャンバラには弱い…。


↑市原さん迫真の演技。

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     雨の中、正十は瀕死のおばさんを背負い歩く。
おばさん「いよいよ年貢の納め時だよ…」
  正十「喋んじゃねえよ、おばさん…」
おばさん「でもよかった、元気な新太に会うことができて…世話になるね、正十さん…」
  正十「喋んじゃねえってば、おばさん!」
     やがて正十の歩みが止まる…おばさんはもう動かない。そこに先生がやってくる。
  正十「先生…おばさんだめだ…」


↑子供に会えたおばさん、安らかな死に顔だ。

↑涙なくしては見られないおばさんの最期。

⑤先生殺しシーン

↑先生の手にはおばさんの形見の匕首が。

↑たった一人の先生の戦い。最後の一撃はおばさんの匕首を使う。

⑥ラストシーン

↑新太の住む町を見渡せる山の上に埋葬されるおばさん。
 おばさん愛用の笠が墓標だ。

【感想】
「催眠術はそれほどストーリーに関係なくね?」とか「若の存在って一体…」とか、そういうことはもうどうでもいいのです。
そんなマイナス点も吹き飛ばすほどの衝撃的な最終回でした。

子供を守るために裏で奔走するおばさん、そんな優しいおばさんが敵に斬られるシーンは胸が痛くなるほどです。
「新太に会えてよかった」と遺言し、死に顔も安らかだったおばさんには悔いはなかったと思いたいです。
これが必殺シリーズで最低視聴率の作品なんて全く思えないですね、おばさんの最期はシリーズ屈指の名シーンだと思います。

おばさんの死後バラバラになるメンバー。
ドライに去って行ったメンバーだけど、おばさんの墓を振り返りその姿を思い出します。

若は「国へお帰り」と言ったおばさんを、正十はおばさんを背負い歩いた姿を、先生はおばさんが匕首を託した姿を…。
元々一人だったメンバーがおばさんを中心に集まり、おばさんの死後再び一人になるのは悲しいけどしょうがないですね。
寂しい結末だけど、必殺らしい最終回となりました。

自分は「主水が出てこない必殺は面白くない」という色眼鏡をずっと掛けていたので、この作品の存在すら知らなかったけど、今回ようやく最終回まで視聴できてよかったです。
繰り返すけど、これが必殺シリーズで最低視聴率の作品なんて全く思えない。
自分の中ではシリーズ中でも上位に入る作品だと思います。



第14作 翔べ!必殺うらごろし 第22話「死人が知らせた金のありか」

2016年01月08日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
宿屋を営む吉蔵は実は重兵ヱ率いる盗賊団の一員だったが、保護したお民親子に情が移り、間近に迫った上州屋への押し込みを最後に足を洗おうと考えていた。
お民は2年前夫を重兵ヱに殺され、息子の京太はその後遺症で全ての記憶を失ってしまうという哀れな親子だったのだ。
しかし吉蔵は上州屋から盗み出した三千両を隠した直後、足抜けを許さない重兵ヱにより殺されてしまう。
お民は吉蔵の仲間として投獄されてしまうが、そこに吉蔵の霊が現れ金の隠し場所を語った!
先生は三千両を回収にむかう盗賊たちを倒し、一方おばさんは重兵ヱを殺害するが、その現場を京太に見られてしまう。

【知ってるゲスト】
赤座美代子、平泉征、田中弘史

【感想】
今回もストーリーはいまいち。
「死者からのメッセージ」という心霊現象はインパクトに欠けるし、前回に引き続き若も出ない。
吉蔵は善人のような描かれ方をしていたけれども、結局は盗賊だし同情できる登場人物ではないしなぁ。

しかし、ラストだけはよかった。
おばさんが子供に殺しを見られ「人殺し!」と叫ばれれば誰でも「人殺し=おばさん」と思うだろうが(おばさん自身もそう思った)、実は子供が示したのはおばさんじゃなくて殺された重兵ヱ(昔父親を殺した男=人殺し)だったというオチ。
視聴者にはオチは分かっても、おばさんはそれを知らず頭痛が発生。
おかげで記憶を思い出すと言うなかなか面白い展開だった。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第21話「夜空を飛ぶ女が見た悪の罠」

2016年01月07日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
野宿をしていた先生は、眠ったまま夜空を浮遊する若い女性を目撃する!
先生は水車小屋で寝ていたその女性・おせいを保護するが、どうやらおせいはその水車小屋と何か因縁があるため無意識に飛んで来てしまったらしい。
実はおせいは二年前、流れ者の清七にその水車小屋で手籠めにされていた。
おせいの夫・喜兵ヱは、おせいの体が無意識に清七を求めるために水車小屋に飛んで行くと考え、おせいと離縁する。
清七に拉致され再び水車小屋に連れ込まれたおせいは、夫への愛を示すため自ら命を絶つ。


【知ってるゲスト】
犬塚弘、住吉正博、北見唯一

【名シーン】
①おばさんと正十
正十「ねぇおばさん、こういう場合いくらもらう?」
   黙って指で三を指し示すおばさん。
正十「五両!」
   正十を叩こうとするおばさん、だけど喜兵ヱがうなずいてしまったので、口を手で隠して何も言わず(笑)


↑おばさんの仕草が可愛らしい。

【感想】
えっと、はっきり言って今回の話は面白くなかったです。
まず冒頭で先生は「あんたの心か体が水車小屋に行きたがってた」と発言している。

奥さんはレイプ後に身投げしようとしていたから、操を汚されたことを心底後悔していたのだろう。
旦那と復縁後の様子にも清七を想い焦がれる様子はなかった。
つまり奥さんの「心」は完全に清七を拒絶しているものと思われる。

ということは「体」が清七を求めていたか、またはレイププレイ自体を求めていたとなる。
だけど待望の「水車小屋で清七にレイプ」の時がやって来たと思ったら奥さんはすぐに舌を噛んで自害。
なんのこっちゃ意味が分かりません。

ちなみにDVDボックス付属のブックレットには「おせいが空を飛んだ原因は謎」と書かれています。
この世の摩訶不思議を必殺風に解き明かすのがこの作品のテーマだろ、謎にしないでくれよ。

おせいの亡骸を見た喜兵ヱの「なぜ死んだー!?」という台詞に対しても、「あんたが離縁したからだろ…」としか言えないし全然同情できませんでしたね。

そして殺しシーン。
水車小屋の外には自分を殺そうしている先生がいるのに、おせいの亡骸を呑気に眺める清七…。
もたもたしないで逃げたら??
なんか、せっかくのおばさんの殺しシーンも清七のせいでいまいちになった気がします。

ま、たまにはハズレ回もありますからね、仕方ないです。
ちなみに今回は若は出ません。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第20話「水探しの占い棒が死体を見つけた」

2016年01月06日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
水不足に悩まされる村…そこに住む初老の女性・常は村人を救うため、不思議な占い棒を使い水源を見つけ出した。
その水源を元に井戸を掘ろうとした常の息子・耕助は、村人から集めた金を持って資材の調達に出かけるが、そのまま行方不明になってしまう。
耕助にかけられた調達金持ち逃げの疑いを晴らそうと常は占い棒を使い息子を探したところ、耕助は土中から遺体となり発見された!
常はさらに占い棒で下手人を捜索、棒が指し示したのは耕助に金を託した仏の庄屋・仁右衛門だった。

【知ってるゲスト】
稲葉義男、山本清、伴勇太郎

【名シーン】
①先生殺しシーン

↑旗竿で風を起こしふすまを吹き飛ばす。

②おばさん殺しシーン
おばさん「あの~この辺りに仏の庄屋様っていうえら~い庄屋様がいらっしゃるそうで」
仁右衛門「それは私のことだよ」

おばさん「本当にあなた様で?」
仁右衛門「うん、そうだよ」

おばさん「おかしいねぇ…」
仁右衛門「なぜだね?」
おばさん「仏っていうのは死んだ人のことを言うんじゃないの…」
     喋っている最中に振り返り一突き!グシュゥ!
おばさん「地獄へ行きな!!」
     グシュ!ズシュウズシュゥ!仏になる仏の庄屋さん。
おばさん「地獄に仏さ…」



第14作 翔べ!必殺うらごろし 第19話「童(わらべ)が近づくと殺人者(ころし)が判る」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
人殺しを見抜く能力のある不思議な男の子・芳平が登場!
先生たちもその正体を見抜かれ芳平のおじ・目明しの権三に目をつけられてしまうが、芳平の能力を危惧した先生たちは敢えて町に留まる。
調べてみると芳平の能力は父親である権八が不審死した以後、身についたものだという。
権八殺しの真犯人である代官一味もその正体を見抜かれたため、権三を消し、さらに芳平の命も狙う。

【知ってるゲスト】

戸浦六宏、浜田寅彦

【名シーン】
①正十は人殺しか??

↑首を横に振る芳坊。正八は一度殺しをしたはずなので、やっぱり正十とは別人??

②おばさん、人殺しと言われ落ち込む
おばさん「あんな可愛い坊やに指差されて人殺しって言われたら堪んなかったよ…
     言われりゃその通りだけど堪んない…早くこの宿場町出て行こうよ」


③若殺しシーン
若「てめぇ、そんなにあの子殺したいかよ!!」

若の鉄拳が炸裂。今回若は芳坊の危機を救うことが多く地味に活躍している。

④おばさん殺しシーン
おばさん「お侍さん、折れてる十手…渡してくれって頼まれたよ」
     十手を受け取った侍を後ろから刺す!ブシュ!
おばさん「この十手、タダじゃ上げられないよ、お前さんと引き換えさ!!」
     ブウゥシュゥ!侍は倒れる。
おばさん「同じ人殺しでもお前さんと一緒にされちゃ堪らないよ!」

↑殺し前の一コマ。笑顔でお地蔵さんを愛でる。


↑今週は「堪らないよ~」が多かったですな。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第18話「抜けない刀が過去を斬る!」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
とある町に来たところ、おばさんは何かを感じはじめた。
失われた過去に関係があると思われる「一輝塾」では4年前、何者かにより塾長が殺され、草間小四郎を筆頭とする門下生たちは犯人と思われる家老の井出を仇とし狙っていた。
「一輝塾」には塾長の死後抜けなくなった彼の刀があったが、おばさんはそれを抜いてしまう!
「塾長を殺したのは自分だ」と自責するおばさんであったが、その真実とは。

【知ってるゲスト】

大木実

【名シーン】
①おばさんの過去

忍装束のおばさん。昔は金さえもらえればどんな仕事もする殺し屋だったのか?

②おばさん殺しシーン
おばさん「この刀に憑りついた呪いを解いてやって下さいな!!」
おばさん「これでもう抜けなくてもいいよ…」


今回は因縁の刀で殺しを行う。

③ラストシーン

一輝塾に残されたのは娘の由紀と父の刀だけだった…。
 先生たちとの別れのシーンもなく、ナレーションで触れることもなく、
 このシーンだけが映し出されていたけど、彼女は事の真相を知ることができたのだろうか。
 むしろ真相は知らない方がいいもんなぁ…先生たちも敢えて何も言わなかったのだと思いたい。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第17話「美人画から抜け出た女は何処へ?」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
旅の商人が買った美人画…その絵に描かれた女が、夜な夜な絵から抜け出す怪現象が発生!
絵に描かれた芸者・〆香は心中してすでに死んでいたが、その妹・胡蝶を助けるために絵から抜け出していたのだ。
〆香を心中に見せかけて殺した村田屋と配下の芸人・雪之介は、胡蝶までもその手にかける。


【知ってるゲスト】
外山高士

【名シーン】
①おばさんと正十
おばさん「月に一度はどうしても風呂に入りたいよ…冷えるんだ、この頃」
  正十「おばさん、後で一緒に風呂入ろ、背中流してやるから俺も流して
おばさん「いいよ」
  正十「なんか足りないな~寂しくなってくるな~」
  正十「おばさん、やっと二人きりになれたね。この頃、俺がおばさんを見てる目でなんか感じない?」
おばさん「時にはいいねぇ、こういうのも」
  正十「すいませんどうも…ダメだこりゃ」

正十の見境ない誘いを軽くかわすおばさん。おばさんの話し方がかわいい。

②おばさん殺しシーン
おばさん「村田屋さん、私を一度でいいから舞台に出させて下さいな」
 村田屋「バカなことを言うな!」
おばさん「そんなこと言わずにお願いしますよ」
 村田屋「ダメだ!ダメだ!」
おばさん「お願いしますよ」
     向かってくる村田屋をかわし、ひらりひらりと舞うおばさん。
     舞いながら村田屋を一突き!ブシュ!
おばさん「あたしゃ芸はないけど、男を食い物にしたりしないよ!!」
     ブシュゥブシュゥ!更に抉られ倒れる村田屋。
おばさん「舞台に立ちたいねぇ~」

↑開幕出落ち。

↑「あたしゃ芸はないけど~」とおっしゃってましたが、十分芸はありますよ!

↑にやにやしながら匕首の血のりをぬぐうのはやめて下さいお願いします。

③先生殺しシーン
    雪之介が歩いていると、どこからともなく声が。
 先生「まてお若ぇの!女衒盗人人殺しの花村雪之介たぁ、手前のことかい?」
雪之介「誰だ、ふざけた真似はしないでおくれ!」
 先生「〆香英斎胡蝶を、極悪非道の村田屋と組んで騙し討ちしたのはぁ貴様の仕業!」
雪之介「言いがかりはよしておくれ!私には身に覚えのないことだよ!」
    声の主を探す雪之介に先生が飛びかかる。
 先生「地獄へ行けぇぇぇぇぇぇ!!」
    ボォッス!雪之介は一撃で葬り去られた!



↑先生も芸(決め口上)を見せる。赤井剣之介みたいだ。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第16話「病床で危篤の男が銭湯にいた!」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
病床で寝たきりの越後屋の藤兵ヱが、銭湯で湯に浸かっていた!
その財産を狙い、父親である藤兵ヱを殺害する息子と娘。
彼らに共謀した岡っ引・まむしの以蔵は藤兵ヱが懇意にしていた銭湯の三助・朝吉に藤兵ヱ殺しの罪をなすりつける。

【知ってるゲスト】
井上昭文、鶴田忍、須藤健、今出川西紀

【感想】

「頑張りま~す!」でおなじみ鶴田忍さんが人のいい三助役で登場。
今回は残念ながら頑張りきれず、悲しい結果に終わります。
あと、今回はおばさんが出演しないのでちょっと物足りなさが残ります(ストーリーは普通に面白いけど)。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第15話「馬が喋べった!あんた信じるか」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】

十手持ちの辰造と黒井軍十郎は、江戸から任地に移動中の山岸友之助を殺害し、黒井友之助になりすました。
殺害現場を目撃した馬子の孫市は黒井に斬られてしまうが、最後の断末魔が愛馬のイチを通じて正十に伝わった
黒井の一党はその後もその地位を利用し恐喝や殺人などやりたい放題。
友之助の許嫁・加代も口封じのため囚われそうになるが…。


【知ってるゲスト】
清水紘治江幡高志横山あきお、永野達雄

【名シーン】
①おばさん殺しシーン
おばさん「大事なあたしのありったけのお金だよ、落としたりなんかするもんか!フフフ…」

②おばさんと加代の別れ

加代さん助かってよかった。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第14話「額の傷が見た!恐怖のあしたを」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】

痴話喧嘩のとばっちりで額を怪我した正十は、仁平という男に助けてもらう。
治療を受け寝ていた正十は、仁平が何者かに連れ去られ、自分もろとも斬り殺されそうになる予知夢を見る!
仁平の身辺を探ると、錠前師だった彼は五年前に蔵破りを働いたため島流しにされ、最近戻ってきたばかりだという。
無実を主張していた仁平であったが、彼は再び蔵破りの濡れ衣を着せられてしまう。
娘夫婦の幸せのため、また潔白を証明するため仁平は正十と共に敵の屋敷に忍び込むが、果たして予知夢の通りに二人に刃が迫る。

【知ってるゲスト】
岡田英次、佐々木剛

【名シーン】
①若と先生殺しシーン(今回おばさんは欠席)

↑こんな格好悪い一文字隼人は見たくねぇ…。

↑旗竿の投擲を受けてなぜか大回転する作事方のおっさん。

仁平の最期

↑濡れ衣は晴れたが悲しい結末に。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第13話「手が動く!画家でないのに絵を描いた」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
絵師の浮世亭は吉野家に嫁いだ娘・お紋の不審死を世間に訴えるべく、歌と絵で吉野家を非難したため投獄された。
そんな中、ダメ同心・平山主水は眠っている最中に浮世亭と同じ絵を描いてしまう!
浮世亭は平山の心の中の正義を信じ、平山に乗り移り絵を描くことで真実を伝えようとしていたのだ。

正義の心を取り戻した平山は一人、悪事の張本人の元に向かうが…。

【知ってるゲスト】
小坂一也

【名シーン】
①平山主水
平山主水「鈍い奴だな、お目こぼししてやろうと言ってるんだ」
  正十「参ったなぁ…昔これとよく似た役人いたみたい」

↑中村主水を彷彿とさせる平山主水が登場!
 正十が正八とすれば、「これとよく似た役人」とは中村主水のこと??

②おばさん殺しシーン
 吉野家「お前さん、見かけない顔だな」
おばさん「は、新入りです…」
     厠に向かい用を足す吉野家の後ろにおばさんが忍び寄る。ブシュッ!
おばさん「見かけない顔には気をつけるんだよぉ…」


↑殺した後に気をつけろと言われても(笑)


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第12話「木が人を引き寄せて昔を語る」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
山中にあった一本の木…その木には何者かによって殺され赤ん坊を奪われた夫婦の恨みが込められていた!
面打ち師の嘉平次は引き寄せられるようにその木で面を打つが、完成したその面は行方不明になった嘉平次の娘・お峰に生き写しであった。
一方、奪われた赤ん坊・吉は世継ぎの菊丸として育てられていたが、殿様の全快祝いの席で件の能面をつけて舞っていた狂言師・三杉と「母と子」として引き合ってしまった。
全ての黒幕である家老に手討ちにされる嘉平次と三杉。
先生はを救出し、朝日を浴びて死者の恨みを晴らすために走り出す。


【知ってるゲスト】
岩田直二、今井健二、佐藤万里、田畑猛雄、八木孝子

【名シーン】
①おばさん殺しシーン
おばさん「子供の前でこんなことしたくないよ!」


↑今回おばさんは捨て子の相手をしていたので、あまりストーリーには絡まず。


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第11話「人形が泣いて愛する人を呼んだ」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
若き侍・菅谷次郎八は任地の江戸で恋仲になった白梅と別れがたく思い、身請けするまでの間、代わりに精巧に作られた白梅の人形を愛でていた。
白梅の身請金をようやく支払い終わろうとするある日、白梅の人形が次郎八を呼び、涙を流した!
白梅の危機を感じ取った先生は次郎八と主に江戸に向かうが、その間に次郎八は公金横領の濡れ衣を着せられ、白梅は遊び人の男と心中に見せかけられ殺された。
白梅の心中相手に仕立て上げられた遊び人の妻・お綱も不審を抱き真相を探し動き出した。
先生の霊視により真実が明らかになり、愛する人を失った者として心を通わせる次郎八とお綱は、先生たちに危機を知らせるため走るが…。

【知ってるゲスト】
三浦真弓、草薙幸二郎

【名シーン】
次郎八と人形

↑開始早々これはきついものが。

↑ちょっと山田五十鈴さんに似てますね。

②次郎八とお綱
次郎八「白梅が舌を噛み切って死んだんで、お前の夫が殺され心中の相手に仕立てられた」
 お綱「嘘だ!」
次郎八「私を信じられないのか?お前と同じように大事な人を失くした私を…」


③おばさん殺しシーン
おばさん「あんたの罪を人がかぶるんじゃ堪らないよぉ!」

↑おばさんは留守番。標的を知らせるために先生はおばさんにテレパシーを送る。

【感想】
初っ端から「人形と戯れる次郎八」という不気味なシーンから始まるなかなかのキ○ガイ回かと思いきや、お綱が登場する辺りから、とても面白くなる。
「好きな女に似せた人形を愛する」「どうしようもない遊び人なのに愛する」全く異なる二人の愛の形は違っても「愛する人を失う哀しみ」という気持ちが一致した時に、二人が心を通わせるシーンはとてもいいですね。
あと、お綱役の三浦真弓さんがとても美人!


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第10話「女は子供を他人の腹に移して死んだ」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
お堂で休んでいたおねむは助けを求める身重の女・お京に抱きつかれ、彼女の子供を腹の中に宿してしまう!
お京は旗本・坂崎に手籠めにされ身ごもってしまったのだが、強い意志でその子を産み育てようとしていたのだ。
しかし出世の妨げになると判断した坂崎は、お京を殺害し、お京の恋人の佐吉も無実の罪を着せ打ち首にする。


【知ってるゲスト】
天津敏、内田昌宏(内田勝正)

【名シーン】
①おばさん殺しシーン
おばさん「ちょいと…お役人さん」
  沢井「なんだお前は、ゆんべ解き放した夜鷹ではないか。もう用はない、帰れ!」
おばさん「待ってぇ…」
     ゆっくりと歩きだすおばさん、沢井を射程に捉えると突撃!ブッシュウ!
おばさん「用があるのはあたしだよ!!」
     グシュウ!匕首をひねりトドメをさすおばさん。
おばさん「夜鷹はいいけど、打ち首にされちゃ堪らないよぉ!」



②若殺しシーン
正十「お見事!」


第14作 翔べ!必殺うらごろし 第09話「家具が暴れる恐怖の一夜」

2015年12月30日 | 第14作 翔べ!必殺うらごろし



【ストーリー】
正十とおねむが立ち寄った山の一軒家でポルターガイスト現象が発生!
先生と若を引き連れて家に戻ってみると、役人たちと彼らに捕えられた盗賊がいた。
雷雨で家に足止めされる一行、彼らは盗賊の頭の出現も警戒しなければならなかった。
さらに盲目の巡礼女、炭焼きの親父、そして家の主の茂作と彼が運び入れたおばさん(落雷で気絶中)も加わった。
先生の術で盗賊に殺された茂作の妻の亡骸と、盗まれた千両が発見され事件は解決したかと思いきや、正体を現した盗賊団により先生たちは窮地に陥る。


【名シーン】
①おばさん殺しシーン
     逃走中のお春をお堂の側で待ち構えるおばさん、隙だらけのお春に襲いかかる。
     ブシュ!お春は何が起こったか把握できない。
おばさん「悪い親をもったねぇ…」
     ブシュウゥ!思いっきり上に抉られ、倒れこむお春におばさんが声をかける。
おばさん「今度はまともに生まれておいでよ…いいね…」

↑お堂の中からおばさんが匕首を準備するシーンを撮影。時折刃に反射した光がおばさんの顔に当たる。

↑お春役の女優さんもいい演技をする。

↑女の子にも容赦しない抉り!

↑おばさんの裏の顔は山姥なのだ。