必殺シリーズ 備忘録

主に各回の名シーンまとめ
※『新仕舞人』『仕置屋稼業』をまとめ中!

第18作 新・必殺仕舞人 第11話「化け猫騒ぎはのんのこ節」

2017年01月31日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
長崎で興行中の京山一行の元に羅紗緬の娘・おさよが『有田への手紙を預かってほしい』と頼みに来た。
しかし彼女は手紙を渡すこともできず、お付きの侍に連れ戻されてしまう。
その夜、鎌倉から権太が到着し、依頼の書いたこよりには『有田大川内窯 猫の籤(くじ)』という謎の言葉。
さらに、権太は小屋の近くでおさよが抱えていた猫を拾ってきていたのだが、その前脚にはべっとりと血が…詳細は分からないまま、一行は猫を連れて有田へ向かう。
有田に着いた一行は、陶工の頭・陶斉の世話になるが、陶斉の娘・お俊はおさよの猫に気付き顔色を変えた。
猫を拾うまでの経緯を聞いたお俊は『おさよは殺されたに違いない』と語り、『猫の籤』についての秘密を語り始めた-。
有田で作られる陶器は長崎のオランダ商人にも売り渡されるが、その際、彼らの妾になるために村から一人の娘が選ばれていた(御支配・牧内の企み)。
候補者の娘たちの中から一人を選び出す役目を負っていたのが一匹の猫であり、これが『猫の籤』だったのだ。
選ばれた娘は自分を選んだ猫と共に長崎へ向かい、一年後には勤めを終えるはずなのだが、誰一人としてその後の消息が知れないという。
おさよの猫だけが戻って来たこと、これがおさよが殺された証拠だと断言するお俊に同調し踊り子たちも騒ぎ出すが、かの猫はすでに殺されたようだ…。
一方、陶斉は密かに京山を訪ねて自分が本然寺への頼み人だと告白し、五日後に行われる猫の籤の日にそれを行う男たちを始末してほしいと頼む。
猫の首輪に隠されていたおさよの手紙を見つけ、羅紗緬になった娘たちの悲惨な行く末を知ったお俊は、籤の候補者に選ばれてしまったお甲に代わり密かに猫の籤に参加する。

【知ってるゲスト】
仁和令子、外山高士、田畑猛雄

【名シーン】
①踊り子たちの化け猫騒ぎ

↑お俊に協力し、おさよの幽霊騒ぎを起こす踊り子たち。
 今作は彼女らの活躍が増えた分、直次郎の出番が激減…。

②猫の籤の秘密 その1

↑候補者たちの前に置かれた木彫りの魚…猫が選んだ魚の前の女性が羅紗緬に。
 賄賂を渡さなければ魚はマタタビの匂い付き、つまり猫が選んでしまう。

↑覆面の下は猫より可愛い仁和令子さんでした。
 正義感が強く気の強い娘・お俊を熱演!

③猫の籤の秘密 その2
   猫の籤を行っていた男の一人はお俊をかばって仲間に斬られてしまう。
   京山は斬られた男の面を取る…それはお俊の父・陶斉だった。
陶斉「おうちが仕舞人だったとですか…」
京山「あなたは自分も私たちの手にかかって死ぬつもりだったんですね」
陶斉「村のためだと騙されて、猫の籤で人身御供ば出しとったとです…
   そん罪はこの命で…命で償わねば…娘たちにすまんかったとです」
京山「お俊さんは知らなかったんですね…あなたが手伝っていたってことを」
   陶斉はうなずき、そして息絶えた。

↑悪役が多い外山高士さんが裏のある善人役を演じる。
 「親の心子知らず」を描いた良回でした。


第06作 必殺仕置屋稼業 第20話「一筆啓上 手練が見えた」

2017年01月29日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
ヤクザの辰五郎一家によって上州藤岡宿は牛耳られ、一家に逆らった百姓・嘉助は責め殺され、その女房・おふみも宿場女郎に貶められてしまった。
一人残された夫婦の幼い娘・お千代は父親の遺言を頼みに仕置屋を求めて江戸へ向かい、ようやくおこうの元へ辿り着く。
ちょうどその頃、主水は辰五郎一家を調べに行くように奉行所から命じられたため、仕置屋一行は揃って上州へ向かうことになるが、彼らの行く先々には謎の男・疾風の竜(はやてのりゅう)の姿が。
竜の動きを怪しみながらも辰五郎を狙うため、捨三と印玄は一家の元に潜り込むが、辰五郎は女を抱いている時すら部下の四天王を身近に置くという警戒ぶり。
市松も辰五郎宅の上り框(あがりがまち)に潜み隙を狙うが、その頃、屋根の上には何かの機会を窺う疾風の竜が…。
果たして仕置屋たちは辰五郎を始末できるのか、そして疾風の竜の正体とは?

【知ってるゲスト】
中村敦夫、北村英三、島米八、阿藤海、古川ロック、蓑和田良太、松田明

【名シーン】
①謎の渡世人・疾風の竜

↑疾風の竜も方も主水たちを警戒しているようだ。
 仕業人で共演する二大俳優さんでもあります。

②市松&疾風の竜殺しシーン
強風から辰五郎を守るため、四天王が壁を作る。
さらに草履を履きなおそうと辰五郎が腰を下ろした…。
その隙を狙って市松と疾風の竜が同時に飛びかかる!

↑疾風の竜、彼もまた辰五郎を狙っていた仕置人だったのだ。

③仕置屋と疾風の竜
   帰り道中、再び疾風の竜が現れた。
市松「さっきはなかなか見事だった」
 竜「なあに、おめえさんの腕には敵わねえよ。
   俺はただ捨て身で飛びかかっただけだ」
主水「ところで、おめえさんの頼み人は誰なんだ?」
 竜「その前に、おめえさんたちの頼み人は誰なんだい?」
主水「えっ…それは…」
 竜「お互いに言えねぇはずだぜ…先急ぐんでな」
   竜はクールに去って行った。
捨三「かっこいいなぁ!」
印玄「市松、おめえも負けそうだぜ!」
主水「じゃあ、あっしも先を急ぎますから」
捨印「えっ!?」

↑仕置屋が終わった後はもちろん仕業人をまとめます!


第06作 必殺仕置屋稼業 第19話「一筆啓上 業苦が見えた」

2017年01月29日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
秩父の修行僧・全覚の元で荒行を行っていた油屋の息子が死に、その母親がおこうへ全覚の仕置を依頼した…が、主水は全覚の正体を知り二の足を踏む。
全覚(本名は木原)はかつて主水と同じ道場で剣を学んでいたがその後師匠・田所を斬って失踪した男であり、その剣の腕前は主水よりも上だったのだ。
主水は木原に直接会って師匠との斬り合いの真相を問いただすが、木原は語らない…。
一人先走った市松も木原の仕置に失敗し、師匠の仇を討とうとした田所道場の門弟・小出も返り討ちに合い殺された。
主水は田所の死の真相を聞きだし、木原との決着をつけるため決死の覚悟で残りの二人の門弟と共に秩父へ向かう。

【知ってるゲスト】
石橋雅史、田中弘、汐路章

【名シーン】
①首切り役・中村主水

↑珍しい主水の首切りシーン。
 首切りって専門職かと思ったら、実は同心の当番制だったそうです。
 そしてこの”侍”中村主水が仕置した件は、この回の主水に影を落とすことになる。
 ちなみに殺され役は汐路章さん、これは名悪役の無駄使い(笑)
 
②木原の発言まとめ
木原「殺すか、殺されるか…道は二つに一つと子供の頃から教えこまれてきた」
木原「強い相手を求めて次々と倒した。私は剣に溺れていたのだ。
   剣を持つ者がいずれは行きつく業苦の世界だ」
木原「あの業苦の世界から逃れるには、所詮己を殺す以外に道はないのだ」
木原「私は生きながら死ぬ道を求めて、仏にすがった。
   だが、自ら地獄に落ちた男は仏すら救ってはくれぬのだ」
木原「一人でも人を殺してしまった者には、未来永劫、救いの道はないのだ。
   どうすればいいのだ、私はどうすればいいのだ…」
   ひとしきり語った木原に、主水は声をかけた。
主水「そういうあなたが、なぜ小出を斬ったのですか?
   木原さん、逃げてください…お願いだ」

↑師匠・田所を斬ったのは木原だが、先に仕掛けたのは実は田所だった。

↑どうして主水は木原に「逃げろ」と言ったのだろうか。
 木原に半ば同情を寄せる主水には彼を斬ることはできないし、
 挑んだところで勝ち目はなく、それはまた木原が業苦に身を焼かれるということだ。
 だがこの場に留まれば、やがて二人の門弟も斬ってしまうだろう。
 その果てに待っているのもまた業苦の世界だ。
 右を見ても左を見ても業苦しかないから、この場をやり過ごす最善の選択
 (木原も門弟も助ける)は、「逃げろ」しかなかったのかも。
 しかし、木原は逃げたところでまたいつか人を斬るだろう。
 彼の言う業苦から逃れるには、一体どうすれば…。


③主水vs木原、その結末

   木原は襲い掛かって来た二人の門弟を斬り殺した。
   そこに現れた主水であったが、木原に斬られるイメージしか沸かない…。
木原「斬れ!!」
   背を向ける木原にそう言われても主水はどうしても斬りかかれない。
   やがて木原は自らの首を刀で掻き斬って自害…。
   木原の亡骸を前に、主水は片合掌する。

↑再び人を斬ってしまった木原…その姿は市松の言う通り鬼だった。


↑仏の道でも、殺しのプロである主水でも木原を救えない。
 それを悟った木原はついに自害の道を選んでしまう。
 いつもの必殺らしからぬ、一風変わった回でした。


第06作 必殺仕置屋稼業 第18話「一筆啓上 不実が見えた」

2017年01月29日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
香具師・巳代吉は元締・喜三郎の逆鱗に触れ破門された。
巳代吉は親しくしていた女郎・お仲に泣きつくが、彼女たち女郎にとっても喜三郎は恨むべき存在-喜三郎は代官・大山と手を組み騙して連れて来た娘たちを女郎として売り飛ばしており、お仲もその一人だったのだ。
お仲はおこうに喜三郎の仕置を依頼してしまうが巳代吉にとっては寝耳に水…彼は親分の喜三郎を殺したいほど恨んではいなかったのだ。
そんな時、藤造という男がお仲を訪ねて来た。
藤造は喜三郎の悪行を密かに調べている代官所の役人で、お仲にも話を聞かせてほしいと言うのだ。
巳代吉は藤造の話を土産に喜三郎に許しを請いに行き、喜三郎の命じるまま藤造を殺し、お仲に心中を持ち掛け自害させると、藤造とお仲の心中に見せかける。
お仲はなんとか命が助かるが、巳代吉のことを知らぬまま心中者の片割れとして晒され、奴女郎にまで落とされてしまう。

【知ってるゲスト】
石橋蓮司、横山リエ、長谷川弘、五味龍太郎

【名シーン】
①ラスト

↑お仲は最後まで巳代吉のことを知らず。
 同情はするけど、ちょっと見る目がなさすぎ。


第18作 新・必殺仕舞人 第10話「喧嘩も楽しい河内音頭」

2017年01月29日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
河内へやって来た京山一座は木綿問屋を営む庄屋・百舌屋丑造の世話になることに。
が、この百舌屋、織り子たちに片っ端から手を出す女好きの助平で、早速踊り子たちにも手を出そうとするが彼女たちを救ったのは百舌屋の女房・おこのだった。
夫婦には子供がなく夫婦漫才のような喧嘩が日常茶飯事であったが、百舌屋は織り子に手を出す一方でおこのが子供を産めるよう鍼医者・玄敬に治療させ、おこのの方も百舌屋に内緒で彼が手を付けた織り子たちを玄敬に診せ、鍼で不妊治療を行っていたのだ。
そんな中、百舌屋が手を付けておこのが玄敬に治療させた織り子が突然変死…同じように変死した織り子はすでに三人目らしく「百舌屋が織り子を責め殺した」という悪い噂も立ち始めた。
しかしこの織り子たちの変死は、代官手代・谷の指示で玄敬が鍼によって引き起こしていたものであった。
百舌屋の身代を狙う谷たちは、百舌屋の悪い噂を本然寺へ伝えることで彼を仕置させようとしていたのだ。
そんなこととはは露知らず京山たちは百舌屋とおこのを仲直りさせるが、ようやく受け取った本然寺からの依頼には谷の企み通り百舌屋の名前が…。
決して悪人ではない百舌屋が標的になっていることを訝る京山であったが、その頃夫婦は谷たちの企みを偶然聞いてしまい口封じに殺されていた。

【知ってるゲスト】
藤岡重慶、正司花江

【名シーン】
①百舌屋とおこの

正司花江さんとの掛け合いに違和感がないと思ったら、
 藤岡重慶さんも関西(兵庫)出身だったんですね。


第18作 新・必殺仕舞人 第08話「その手は桑名の焼蛤」

2017年01月22日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
桑名に入った一行は、名主の許可を貰い河川敷に小屋掛けをするが、そこへヤクザたちがやって来て「ここは鳴海屋の私有地だ」と言って小屋を破壊。
京山は話を付けるために鳴海屋を訪ねるが、なんと鳴海屋は京山に一目惚れし彼女を妻にしたいと言い出した!
強引な鳴海屋に押し切られ彼の屋敷に厄介になることになった京山は、そこで権太の到着待ちつつ、先日のヤクザたちの親分・辰五郎を見張ることに…鳴海屋によれば彼は竹馬の友らしいのだが、京山には怪しく思えたのだ。
事実、辰五郎は「鳴海屋の仕事を紹介する」と言って他所から海人たちを連れて来ては彼女らを女郎に貶めていたのだが、それを知った鳴海屋の娘・お美津は父親を毛嫌いし家を出て行き、今は女船頭をしながら海辺の小屋で一人住まい。
お美津は京山や晋松に心を閉ざし詳しくは話さなかったが、ようやく届いた本然寺からの依頼(依頼主は女郎たち)には悪徳役人や辰五郎と共に鳴海屋の名が入っており京山も驚く。
だが、実は鳴海屋は悪徳役人や辰五郎に名前だけ使われていただけで、女郎のことなど何も知らなかったのだ。
騙されていたことにようやく気付いた鳴海屋は折しも運ばれてきた出稼ぎ海人たちを助けようとするが、ヤクザたちにお美津と共に刺されてしまう。
真実を知りようやく親子は和解するが、その時すでに二人の命は尽きようとしていた。

【知ってるゲスト】
織本順吉、北見唯一、出水憲司、大橋壮太

【名シーン】
①京山と鳴海屋

↑鳴海屋が殺されたことで、恋は実らず。
 もし何事もなければ京山師匠はどうするつもりだったのかな。


第18作 新・必殺仕舞人 第07話「貝殻節は子捨て唄」

2017年01月22日 | 第18作 新・必殺仕舞人



【ストーリー】
京山の元に向かっていた権太は女渡世人・おきんに博打で負け、身ぐるみ剥がされた上に、勧進興行の許し状まで巻き上げられてしまった。
許し状を返す代わりに鳥取での興行はおきんが仕切ることになり、やがて一行は大山山伏領へ到着し大先達・弁信に興行の許可を願い出る。
貧しい漁民たちが多いため手踊りを見に行く金も暇もないと言って許可を出し渋る弁信に対し、京山はなんとか一晩だけの興行許可を貰うが、貝殻節を聞いた漁民たちはすすり泣くばかりで、興行は山伏たちによって打ち切られてしまう。
そんな中、晋松はおきんが持っていた許し状からこよりを回収するが、その中には弁信たち山伏の名前が…翌朝、京山は漁村に赴き老婆・お勘に話を聞く。
お勘によれば、当地では山伏たちが権力を笠に幅を利かし、娘たちを犯していた-さらに娘が孕んでしまうと無理やり流産させられ、命を落とした娘も多いという。
本然時に訴えを出したのも漁村の人々であり、お勘もまた娘を失いなんとか生き残った孫娘・おきぬも三歳の時に里子に出していたのだ。
一方、京山と漁民が接触したことを知った弁信たちは先手を打ち(彼らは自分たちの悪事が本然寺にバレるのを恐れていた)、おきんを利用して一座を捕らえた。
一座は晋松に助けられなんとか逃げ出し、京山はおきんに真実を伝える-おきんこそお勘の孫娘・おきぬだと。
京山は改心したおきんに一時的に逃げるように説得するが、おきんはお勘に会いに行ってしまう…。

【知ってるゲスト】
佐藤万理、石橋雅史

【名シーン】
①今回のゲスト

↑可愛らしい佐藤万理さんがおきんを好演。
 後半はけっこう悲惨な展開になり、明暗の激しい回でした。
 ちなみに老婆・お勘役の女優さんは当時47歳で本当は老婆じゃなかったりする。


第06作 必殺仕置屋稼業 第17話「一筆啓上 裏芸が見えた」

2017年01月22日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
お蝶とお雪姉妹による卑猥な水芸が評判のあけぼの座が火事となり、座長で姉妹の父親でもある六兵ヱが焼け死んだ。
しかし、その遺体の胸には刃物の刺し傷があり、日乃本座の木戸番・紋次の証言によりあけぼの座の裏方・弥吉が下手人として捕らえられ、与力・向坂(こうさか)の手で死罪に。
弥吉の恋人だったお雪は彼の無実を訴えながら首を吊り、それを知った市松たちはお蝶におこうを紹介して、この一件は仕置の案件となった。
実はこの一件は、六兵ヱに恨みを持つ向坂と商売敵の日乃本座の座長・羽左衛門が結託して仕組んだものであり、本当の下手人は紋次だったのだ。
お蝶は引退披露として日乃本座の舞台に立つことになり、そこには客として向坂も来ることに…しかしこれは全て主水たちの企みだった。

【知ってるゲスト】
上野山功一、浜田寅彦、田畑猛雄、千代田進一

【名シーン】
①あけぼの座の本芸
   姉妹は水に濡れ、白い着物の下の裸体がスケスケに。
せん「まっ!これが本芸とは、なんと淫らな、なんとはしたない!」
りつ「見せる方もなら見せる方なら、見る方も見る方ですわ!」
せん「りつ、帰りましょう!」
りつ「そうしましょ!」
   しかしその時、客席からどこかで聞いたような声が…。
主水「胡蝶さん!」
りつ「!」
   胡蝶はその声で花を放り投げ、主水はその花をくわえて拍手!
せん「ムコ殿!!」
   せんに怒鳴られ愕然とする主水。

↑二人とも脱ぎシーンが多かったけど、ポルノの人なのかな?

↑卑猥な水芸に呆れるお二人。前に座る八郎もびっくり!

↑役人として視察に来てたわりには、ずいぶん楽しんでました(笑)

②お蝶とモミアゲ

↑お蝶さんが脱ぐシーンは下手な素っ裸よりよっぽどエロい。
 そばで見ていたモミアゲも大喜び(笑)

③主水殺しシーン

↑皆が舞台を見ている隙に後ろからブスリ!よくバレなかったな^^;

↑おいモミアゲ、特等席でお蝶さんの芸が見れてよかったな(笑)
 モミアゲモミアゲと連呼してるけど、上野山さんは好きな俳優さんです^^;

↑羽左衛門の血水が噴き出す中、モミアゲと紋次の遺体の前で水芸をするお蝶さん。
 ちょっとシュールなシーンなんだけど、よく見ると泣いてるんだよね。
 復讐はかなったが、父と妹はもう返らない。


第06作 必殺仕置屋稼業 第16話「一筆啓上 無法が見えた」

2017年01月18日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
亀田藩士・久坂は藩の金を使い込み、それに気付いた同僚・佐野を殺して出奔した。
久坂は江戸に逃げ込むと旗本・稲村たちと手を組み、町人たちを騙しては財産を奪い、逆らえば容赦なく無礼討ちに…だが、奉行所は旗本に手は出せない。
そこで主水はおこうを通じて稲村たちに虐げられた町人たちから仕置料を集めることに。
一方、江戸の街には父親の仇討ちにやってきた佐野の娘・お糸とその弟・伊織の姿があった。
武士の子として娘ながら仇討ちを願うお糸であったが、まだ若い伊織にはその志が理解できない。
やがて食費にすら窮したお糸は伊織を蕎麦屋に残して金のために身を売ろうと市松に声をかけるが、その現場を偶然にも久坂が目撃。
お糸の目的に気付いた久坂は稲村たちを引き連れて戻ると、お糸と市松(助っ人と誤解された)を捕らえる。
稲村に身を汚されてもなお生きて本懐を果たそうとするお糸-市松は彼女に心を打たれ行動を共にすることを誓うが、このままでは勝ち目はない。
その頃、主水は稲村たちの動向を探るため捨三を彼の屋敷に行かせるが、そこには捕らえられ助けを求める市松の姿が!
市松とお糸に危機が迫っている…主水たちは稲村の屋敷に急ぐ。

【知ってるゲスト】
菅貫太郎、小鹿番、北見唯一

【名シーン】
①意外といい奴亀吉
   古泉堂の主人が稲村に無礼討ちにされた。
   現場に居合わせた主水は事情を聞こうとするが…。
稲村「馬鹿野郎!
   たかが三十俵二人扶持のくせに、出過ぎた口を叩くなよ!
   許せぬ…手をついて謝れ!」
主水「…」
稲村「聞こえないのか!
   貴様も無礼討ちされたいか!」
   稲村は刀に手をかける…すると、亀吉が主水の前に進み出た。

亀吉「申し訳ございません!
   お許し下さい、この通りでございます!」
   亀吉が代わって土下座し、この場は何とか収まる。

↑武士として謝れない主水に代わって土下座をする亀。
 いい奴だと思ったら、あとからせんりつに嘘報告をしたりもする。

②お糸と伊織
伊織「姉上は稲村のお屋敷に行くの?斬られて死んじゃうんだよ?
   姉上はそれでもいいの?何か他にやりたいことはないの?」
お糸「…」

↑弟の子供らしい直球の質問に答えられず困ってしまうお糸。
 演じている女優さんがけっこう可愛い。

③市松とお糸
お糸「今夜五つ、神田明神の境内で仇討ちをします」
市松「死ぬ気か!そんなこっちゃ父上も悲しむんじゃねえのかい」
お糸「もう死んでもいいんです!こんな汚れた体なんか!」
   お糸は市松の胸で泣く。
市松「おめえ一人じゃ死なせやしねえよ」


④主水殺しシーン

↑見た人は分かる謎の赤いシーン…こ、これは一体何なんだろうか??

⑤印玄殺しシーン
   印玄は滝沢を捕らえ上空に放り投げる。
滝沢「助けてぇ!助けてぇ!うわぁ~助けてぇ!…」
   頂点まで飛んだ滝沢は頭から落下してくる。
滝沢「受けて!受けて!うわぁ~受けてぇ!…」
   ゴキ!滝沢は地面に頭をめりこませ死亡する。

↑「受けて!受けて!」って受けるわけねーだろ(笑)

↑あ、スケキヨだ。

⑥市松殺しシーン
市松「許せねぇ!」

↑溜まりに溜まった怒りが爆発!
 地下にあった竹の棒と陶器のかけらで作った竹串が今回の武器だ。
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   久坂は市松に追い詰められる。
久坂「ちょ…ちょ…ちょっと待ってくれ!…ちょっと待ってくれ。
   こう見えても、このわしも武士の端くれだ。
   自分のことは自分で始末さしてくれ、頼む!」
   久坂は土下座すると大袈裟に切腹し、やがて動かなくなった。
   市松が死体を確認しようとすると、死んだ真似をしていた久坂が斬りかかる!
   …が簡単によけられ、竹串で始末される。

↑おいスガカン、オチが見え見えだぞ(笑)

↑まぁそうなりますわな(笑)

⑦再会

お糸と伊織は無事再会(死ななくてよかった)。
 お糸は傷ついてしまったけど、幸せになってほしい!
 二人を見つめる市松もきっとそう思っているだろう。


第06作 必殺仕置屋稼業 第15話「一筆啓上 欺瞞が見えた」

2017年01月17日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
清元の二代目・佐一郎は女癖が悪く、旗本の小栗と組んで近づく娘たちを次々と弄んでいた。
後見人のたかは、彼を芸に専念させようと手を尽くすが、裏切られた挙句借金の代わりにと慰み者にされてしまう。
絶望した彼女は、おこうに佐一郎の仕置を頼む。
※嫌いな俳優がゲストなので見てません(DVDの説明文を丸写し)。

【知ってるゲスト】
山田五十鈴、外山高士、綿なんとかとかいうブサイク

【名シーン】
①一筆啓上 ブサイク俳優が見えた

↑また出ました、このおっさんがゲストの回です。
 せっかく山田五十鈴さんがゲストだというのに台無し!
 そしてまたこのツラで女好きの役…見てられん。


第06作 必殺仕置屋稼業 第14話「一筆啓上 不義が見えた」

2017年01月17日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
夜の河原で逢引をしていた浅吉とおそでは、甲州屋を殺して金を奪った二人組の盗人に遭遇。
しかも、盗人の一人はおそでと面識のある植木職人・円蔵だったのだが、二人にはこの事を他言できない事情があった。
浅吉は米問屋・長門屋の番頭、おそではそこの主人・治平の妾…人目をはばかる間柄だった二人は奉行所に訴え出ることもできず、頭を抱えてしまう。
一方、二人組の盗人・円蔵と源七も浅吉とおそでのことを掴み、彼らの主人に報告していたが、なんとその主人は治平だったのだ。
治平や円蔵、源七は浅吉とおそでに揺さぶりや脅しをかけ、次第に彼らを追い詰め始める。
浅吉の幼馴染だった市松は事情を知らさられると「治平に全てを打ち明け二人で暮らせ」と助言し、ついに浅吉も意を決して治平の元へ。
浅吉とおそでは、二人が恋仲になっていたこと、出入りの植木職人が盗人であることを打ち明けると暇乞いをする。
苦々しい顔をしていた治平であったが最終的に二人を許すと、二人が上方で暮らせるように手配し、盗人の件は自分が奉行所に届け出ると約束する。
浅吉は市松に別れを告げておそでと共に上方に向かうが、そこに治平が差し向けた円蔵と源七が…。
二人組は自分たちの主人が治平であることを明かすと、浅吉とおそでを殺してしまう。

【知ってるゲスト】
米倉斉加年、佐々木剛

【名シーン】
①特になし

↑ゲストのやりとりが多い回で特に名シーンはなし。
 ちなみにこの回、主水は殺しに参加しない。
 前回も『町民を屋根から降ろす係』であまり働いてなかったぞ。


第06作 必殺仕置屋稼業 第13話「一筆啓上 過去が見えた」

2017年01月15日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】※上段は印玄の過去
多助が五才の時、母親・おりんは男と駆け落ちし、残された体の弱い父親は川に身を投げて親子心中を図るが多助だけは命が助かった。
多助は印玄と名乗り願人坊主(乞食坊主)をしながらおりんを探し求め、十四年後、ついにその居場所を突き止める。
しかし、好色なおりんはなんと実の息子である印玄まで抱こうとする有様…。
憤慨した印玄はおりんとその男を屋根から突き落とし殺してしまうが、現場を男の娘・およねに見られてしまう。
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女郎屋・梅屋(うめのや)伝兵衛は体を壊した女郎に暴力をふるい、年季明けの女郎を騙して他の女郎屋に売り飛ばすなど酷い仕打ちを行っていた。
その梅屋の女郎・およねは九年前に父親を殺した旅の願人坊主-印玄をついに見つけ、おこうに仕置を依頼する。
標的が自分だと知った印玄は主水たちに自らの過去を話し「仕置するならしてくれ」と罪を認める。
事情を知った主水たちが印玄を仕置できるわけもなく、およねも印玄から謝罪を受け自らの手で殺すことはできなかった。
その頃、伝兵衛は病気の女郎・おふくを売り飛ばそうと画策し、それを止めに入ったおよねは伝兵衛の手下・清吉に刺されてしまう。
およねは手当てすらしてもらえず虫の息の中でおこうに手紙をしたため、『印玄への仕置を取り消して伝兵衛と清吉を仕置してほしい』と書き残して息絶える。

【知ってるゲスト】
遠藤太津朗、松山照夫、小柳圭子、日高久

【名シーン】
①印玄誕生

↑『願人坊主』という言葉は初めて知りました。
 劇中では『乞食坊主』という感じでしたが、本来は『僧形の芸人』だそうで、
 それに近い『すたすた坊主』という人たちもいたみたい。
 なるほど、だからすたすたの松坊主(剣劇人)は坊主というよりは芸人っぽいのか。

②好色なおりん

おりん「ねぇ…お前、もう女を知ったのかい?
    なんならさ、あたいが教えてあげてもいいんだよ…」
 印玄「おっかさん…おっかさん!」
    印玄は抱き着いてきたおりんを突き飛ばす。

↑ようやく見つけた母親は予想以上のクズだった。
 心に闇を抱えてしまった印玄が躁鬱になるのも無理はない。


③印玄とおよね
   印玄はおよねの元に赴き、謝罪する。

印玄「十五年間、俺が探し求めたお袋はお袋じゃあなかった。
   実の我が子でさえ抱こうとする畜生にも劣る女だった。
   その憎しみのあまり、おめえの親父を巻き添えにして殺した。
   俺は許しを請おうなんて気は毛頭ない。
   俺を恨みたけれりゃ恨め、殺したければ殺せ。
   生きるも地獄、死ぬも地獄…どっちに転んでも変わりはねぇ」
   話を聞いたおよねは剃刀で印玄を切りつけるが、結局とどめを刺すことはできなかった。

↑「生きるも地獄、死ぬも地獄…」
 一話の印玄のセリフにはこんな謂れがあったとは。
 片や、およねも悔しいながらも印玄に理解を示す。
 女郎仲間を気遣ったりもするとても優しい女性だ。
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↑およねを懇ろに葬る印玄。
 今回は印玄の過去と闇に触れる重要エピソードでした。


第06作 必殺仕置屋稼業 第12話「一筆啓上 魔性が見えた」

2017年01月12日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
盗賊団に一家を惨殺された乾屋は死の間際に市松へ復讐を頼み、主水たちもそれを引き受けることになった。
市松は、薬種問屋・越中屋が盗賊のアジトだと突き止めるが、その店の女房は市松が三島にいた頃の幼馴染・おるいだった。
二人は十年ぶりの再会を喜びやがて惹かれ合うが、おるいが盗賊団と繋がりがある以上、市松はその関係を追及しないわけにはいかない…市松に問われるまま、おるいは語り始めた。
おるいは三島で旅篭を営む父親の薦めで銀次と一緒になるが、父親の死後、実は父親が盗賊団の頭で、銀次もその片腕だということを知ったのだ。
銀次の言いなりになって盗賊の片割れとして生きてきたが、もうそんな暮らしには耐えきれないと泣くおるいに、市松はかける言葉も見つからない。
一方、銀次は盗人を手引きする図面師の老人・ろくから次の押し込み先の図面を受け取ると、口封じにろくを殺してしまった。
それを知ったおるいは市松に助けを求め、『銀次もその手下もみんな殺してほしい』と願い出る。
市松から報告を受けた主水たちは越中屋に乗り込むと、盗賊団を始末し無事乾屋の仇は討つ。
しかし、残されたおるいは市松に恐ろしい本性を見せはじめる…。

【知ってるゲスト】
岸田森、近藤宏、出水憲司

【名シーン】
①おるいの魔性
    市松はおるいに三島に帰るように促す。
おるい「いやだ…あたしは帰らない」
 市松「なぜ?」
おるい「三島でね、人を殺したんだもの」
 市松「お前が?」
おるい「おとっつあんの後添えの女をね、殺してやったんだ。
    だから三島へは帰れない…あたしだって女の一人くらい殺せますよ」
    おるいは行燈の火の周りを飛んでいた虫を竹串で突くと、それを蝋燭の火で焼き殺す。
 市松「…」

↑名シーンとしてはこのあとのおるいを殺すシーンの方が正しいんだけど、
 自分の苦手な女のドロドロだったのでやめときました。
 DVDマガジンに収録されていた回だったけど、個人的にはちょっと微妙でした。


第06作 必殺仕置屋稼業 第11話「一筆啓上 悪用が見えた」

2017年01月11日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
板倉屋の女房・お栄は駕籠屋の源造と辰次に絡まれてしまうが、ちょうど現場を通りかかった伊三郎に救われる。
が、伊三郎はその時に辰次に怪我をさせてしまい、腕利きの岡っ引・佐平次によって島送りに。
それから三年、お栄は償いをしようと刑期を終えて帰って来た伊三郎に会いに行くが、そこには因縁ある佐平次の姿も…二人は一旦別れ、後日の再会を約束する。
しかし佐平次は三年前の出来事を反省しており、伊三郎のために宿を手配し、一方、お栄には源造と辰次を使って伊三郎の宿を知らせる。
再会した宿で伊三郎に金を渡しようやく償いができたお栄であったが、これらは全て佐平次の罠であり、お栄は「島帰りの男との不義密通をバラされたくなければ金を出せ」と佐平次に強請られ百両を奪われてしまう。
実は佐平次は十手に物を言わせ、手下の源造と辰次を使ってはあちこちで強請りを働く悪党だったのだ。
これに怒った伊三郎は佐平次を殺そうとするが返り討ちにあって命を落とし、お栄は伊三郎の仇討ちをおこうに依頼する。
佐平次は普段から鎖かたびらを着込む用心深い男であり、しかも彼が殺されては奉行所が黙ってはいない…主水は佐平次を怪しまれず仕置するため一計を立てる。

【知ってるゲスト】
大木実、平泉成、鶴田忍

【名シーン】
①酒好きの医者・良庵
   医者の良庵が間違って中村家を訪ねて来た。
   ついでなので診断を受けた主水に、良庵は飲酒を勧める。
良庵「どうじゃな、一度わしと一緒に一杯付き合ってみんか?」
主水「(嫌そうな顔で)その節はよろしくお願い致します」

↑ドジな医者の良庵。チョイ役かと思ったら、なんとラストで活躍。

②佐平次の最期
   番屋で蕎麦を食べていた佐平次は、市松の竹串で殺される。
   すぐ近くで飲んでいた主水と良庵も騒ぎを聞きつける。
主水「ぼつぼつ先生のお出番ですぜ」
   主水は酔っぱらっている良庵に無理やり検死をさせる。
良庵「こりゃなんだ、心の臓が止まっとるぞ!」
主水「ほう…で、病名は?」
良庵「えっ…病名はな…え~心の臓のほ、発作…」
主水「はっきりしておくんなさいよ!」
良庵「じゃあ、あの、心の臓の発作じゃ!」
   主水は手下に検死報告書を書かせる-病名は「心の臓の発作」。
主水「心の臓の発作か…いやぁ俺も気をつけなくっちゃ」

↑主水は今回は殺しはしないけど、佐平次の殺害を偽装する重要な役目。

↑伝家の宝刀「心の臓の発作」で丸く収まるのが時代劇世界(笑)


第06作 必殺仕置屋稼業 第10話「一筆啓上 姦計が見えた」

2017年01月10日 |  第06作 必殺仕置屋稼業



【ストーリー】
主水の同心仲間・安田は義父の残した借金二十両を返すために賄賂を受け取るが、それを奉行所の綱紀粛正役・土方に見つかってしまった。
安田は死罪を言い渡されるが、土方は安田の妻・志津を奉行に差し出せば命を助けるという。
安田はその申し出を断るが、それを聞いた志津は夫を救うためにただ一人土方の待つ料亭へ。
しかしそこに奉行はおらず、志津は土方とその手下に輪姦されてしまった…実は土方たちは最初から美人と評判の志津を狙い、安田を騙して取り引きを持ち掛けていたのだ。
土方たちは志津と、事の次第を知り料亭に駆け付けた安田を殺し、二人の死を心中に偽装する。
二人が一人息子・小太郎を残し心中したことを不審に思った主水は捨三に調査を命じ、一方、自分は中村家で小太郎の面倒を見ることに。
やがて事の真相-借金を苦に志津が土方たちの元に向かい命を落としたこと-に気付いた主水は、土方に借金を申し込む。
好色な土方はなぜかりつに興味を持つと、金を用立てる代わりにりつの体を要求!
主水は土方たちをおびき出すため敢えてその要求に応じ、深夜の神社でお百度参りをするりつを強姦するように土方たちをそそのかす。

【知ってるゲスト】
弓恵子、横内正、伊藤孝雄

【名シーン】
①種なしの原因
   せんは亀吉から主水の診断書を受け取った。
せん「ムコ殿!動かぬ証拠が出ましたぞ!」
主水「何ですか、証拠というのは」
せん「これによると、あなたは子供の頃、強度のおたふく風邪を患ったそうではございませんか」
主水「いや、それは…」
   りつは診断書をひったくり、それを読む。
りつ「診断書…右頬熱を帯び腫れてくる…おたふく風邪と思われる…
   後遺症として、子種なしとなるやもしれず…」
せん「これで判明致しました…りつに子供ができないのはあなたの体に欠陥があるゆえ!
   ムコ殿、ぐうの音も出ますまい!」
りつ「ちっ…種なしかぼちゃ!!」

↑嫁姑に怒られて小さくなる一家の主^^;

②小太郎と印玄
    鬱になった印玄は屋根に上がっていたが、そこに小太郎がやって来た。
小太郎「印玄さん、遊ぼうよ!」
 印玄「…」
小太郎「ねぇ!」
    背中を突き飛ばされ、印玄は勢いよく屋根から滑り落ちていく。
 印玄「止めて!止めて!止めて!あぁ~!」
    印玄は転落死…したかと思ったら薪の山に落ちて事なきを得る。

↑薪の山がなかったらゴキ死してたのかな?^^;


③小太郎と市松 その一

↑小太郎は市松に引き取られる。市松は堅気として育てるつもりらしいが…。
 
④主水のトンデモ作戦!
   仕置料の出どころ(土方からの借金)を知った捨三は…。

捨三「旦那、まさか奥さんをナニさせる約束したんじゃ…」
主水「そうだ、ナニさせるんだ…」
捨三「ええっ!?」
印玄「呆れたねぇ、いくら悪妻でも他人にナニされるのをよく我慢できるねぇ!
   ボク我慢できない」
   印玄は我慢できずに女郎屋に駆け出す。
主水「ははは!馬鹿だな、あの野郎も。
   誰が女房を抱かすと言った…女房は囮だ。
   土方たちを奉行所からおびきよせるための手立てだ」
捨三「それで安心しましたよ」
市松「しかし、身内の目の前で仕事をするってのはな…」
主水「それをこなすのが玄人じゃねえか」
   主水の一言を聞き、笑みを浮かべうなずく市松。

↑りつにバレずに土方たちを仕置するという高難度ミッションだ。

⑤仕置屋殺しシーン-りつにバレないように仕置しろ!
   土方たちはお百度を踏むりつを確認する。
土方「あれだな、中村の女房は」
手下「パッとしませんな…あれで二十五両はちと高い」
手下「なんだか気分が失せてきましたなぁ…」
土方「いや、ああいうのがまた面白いんだ…子供を産んだことがないというのが気に入った」

↑手下二人に散々な言われ方をされるりつ。
 それに比べて変態紳士・土方様のストライクゾーンの広いこと広いこと(笑)
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   土方の前に主水が現れる。
土方「お主、なんで!?」
主水「ご存じのように私は、日頃養子としていじめられている身の上…
   女房が犯されるのをこの目で見るのも一興かと存じまして」
土方「ふふふ…お主も変態じゃな」
主水「は、おかげさまで」
   土方はりつの元に行こうとする。
主水「奉行所心得その十三…部下に破廉恥なる行為を強要したる者…」
   主水は刀を抜きながら、横目でりつに見られていないことを確認する。
主水「即日切腹のこと…」
   土方は殺気を感じて刀を抜くが、主水に返り討ちにされる。

↑変態に変態と言われて「おかげさまで」と返せる人はなかなかいない(笑)
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↑市松は竹とんぼで手下の首を切り裂き、声を封じた上で殺す。
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   印玄は手下を捕らえ、布で猿轡をして屋根へ。
印玄「(小声で)今楽にしてやるからな…ゆけ」
   背中を突き飛ばされ、手下は勢いよく屋根から滑り落ちていく。
手下「……!」
   ゴキ!大きな音を立てて転落死する手下。
   その音は、
ちょうどお百度を終えたりつにも聞こえてしまった!
りつ「はっ!」
   ゴキ!その音と共にりつの前に現れた男は…??

↑静かな神社に響くゴキ!の音。それと共に現れたのは…。

↑で、でた~我らの主水さん、とんでもない音で登場!
 これはさすがに無理やりすぎるだろ(笑)

↑何はともあれ、囮に使っちゃったりつさんを守れてよかったですな。

⑥小太郎と市松 その二
   家に戻った市松は、小太郎が竹串でクモを刺し殺す現場を目撃する。
   小太郎が自分と同じく殺し屋になるのではないか…市松は戦慄してしまう。
主水「門前の小僧習わぬ経を読む、だ。
   あの坊主手放すんなら今のうちだぜ」
市松「分かった…」

↑所詮殺し屋にはまともに子育てなんかできない。
 それを思い知らされる市松。
 画面では見えてないけど、主水が市松の肩をポンポン叩いてるような気が。
 そのシーン見たかったな。