【感想】
ストーリーは長いので省略します。
感想としては、必殺SPにしてはそこそこ面白いです。
「何が面白いのか?」と聞かれても、「理由は特にないけど…」としか答えられないんだけどね。
あ、名シーンでも書いたけど「やがて愛の日が(激闘バージョン)」が聞けるところが見どころです!
他は特にないや^^;
とまぁ、全然感想になってませんが、名シーンをまとめます。
【名シーン】
①今回のゲストの皆さん
↑懐かしい福井さんがナレーションを務める。
おなじみ「~じぇんしぇん(前線)」も聞けます。
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↑占い師・大吉お花。
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↑高橋景保(実在の人物)と、その娘・弓栄。今回の被害者だ。
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↑仕事人・市兵衛。景保の弟で、うなぎ屋を営む。
鰻をさばく時に使う「目打ち」という道具と紐を使って標的を絞首刑にする。
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↑千葉周作。殺された景保や弓栄と親しかったため、一時的に仕事に参加する。
ちなみにこのシーン、演じる滝田さんのガチ試し斬りが見られる。
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↑仕事人・鶴。竹串を標的の首に突き刺す。
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↑はぐれ仕事人・清吉。伊勢屋殺しに失敗してしまう、ちょっとドジな仕事人。
技は手で標的の首を掴んでへし折る。
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↑はぐれ仕事人・慎次。清吉の弟分。
普段から乗り回してるスケボーの先に刃物をつけ、それを相手にぶつけて斬り裂く。
②主水と田中様
田中様が主水のそばに来た。
十手を盗まれている主水は、袖で体を隠すがその様が少しオカマのようだ。
田中様「ま!なんです、そのなよなよとした格好は!
あなた、最近女っぽくなったんじゃありません?」
③名無しの権兵衛登場
主水、加代、市兵衛が仕事料を分配していると、人の気配が…。
主水「どうやら客人が現れたぜ」
市兵衛「先生…」
千葉「いや、名無しの権兵衛…」
それを聞いて主水がうなずく。
千葉「名無しの権兵衛ということで連れて行ってもらえませんか?」
主水「まぁいいでしょう…仕事人稼業は、今日は身内でも明日は他人だ」
↑なんという迫力のある名無しの権兵衛さんだ。
④鶴殺しシーン
↑敵の殺し屋の鎖鎌に捕まり大ピンチの鶴、ついに本気を出す。
↑いい絵だね、かっこいい。
鶴瓶さんもだけど、元々が三枚目の人が二枚目の演技をするからこそ、かっこよさが倍増するんだよね。
ジャニーズだらけになった今の必殺のスタッフはそれが全く分かっていない。
⑤名無しの権兵衛&市兵衛殺しシーン
↑この殺しシーンではレアBGM『やがて愛の日が(激闘バージョン)』が流れる。
このBGMは大好きなので、何度もリピートしてしまう場所です。
↑近藤正臣さんの絞首刑キャラ、剣劇人の最終回でも見られましたね。
↑最後は自分が嫌いなこのおっさんのマヌケな死に顔で終わり。
⑥ラスト
加代は米相場に手を出して大損!
有り金を持っていかれて、加代は泣き出した。
↑泣き出した、と言っても加代お得意の涙を流さない泣き方じゃねーか(笑)
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せんとりつは米相場に手を出して大損!
しかも主水のヘソクリまで使ってしまい、三人は泣き出した。
福井さん「あ、雨になりましたね、主水一家の涙雨でございましょうか。
移動性高気圧が関東の東海上に去って、西の方から低気圧が近づいているようでございます。
江戸はしばらく春雨が続くことでしょう」
↑ラスト。黙って座っている主水さんが妙にシュールだ。
【ストーリー】
正月早々、拉致される仕事人チーム(主水、左門、秀、加代、おしま)。
彼らを拉致したのは市三という男で、市三は千両の報酬で御三家の筆頭家老と、堂島の米問屋・室田屋利兵衛の殺害を命令する。
主水たちはまず紀州藩筆頭家老・桃井兵庫を狙うが失敗。
左門は捕えられ、さらにその救出も失敗して、左門は川に流され行方不明になってしまう。
大阪に入った主水たちは市三と再会し、市三の紹介で今回の仕事の頼み人であり彼の主人に会うが、それは標的の一人でもある室田屋利兵衛であった。
室田屋利兵衛はその財力で米相場を安定させていたが、三家老たちから多額の冥加金を要求されており、その要求を受けようが受けまいが米相場に悪影響が出ることから、自分と三家老の抹殺を依頼したのだという。
談合のため三家老が室田屋利兵衛の元に集まる日に、主水たちは仕事を決行。
幻の仕事人・矢島仙十郎の助力もあり、室田屋利兵衛と二家老の抹殺は成功するが、紀州藩筆頭家老・桃井兵庫は市三と結託していたためその場に現れなかった。
別口で市三を狙う仕事人・与市は市三を殺すが、直後に与市も女殺し屋に殺されてしまう。
桃井兵庫を討つため紀州に入った主水たちの元に左門も復帰し、彼を助けた民謡手踊り一座の女座長・坂東京山も仲間に加わった。
勢ぞろいした仕事人たちは、最後の戦いに臨む。
【知ってるゲスト】
フランキー堺、西郷輝彦、京マチ子、御木本伸介、中条きよし、岡田英次、五味龍太郎、大前均、水原麻記、北見唯一、横山やすし、岡八郎、花紀京、西川のりお、上方よしお、園佳也子(ナレーター)
【感想】
必殺のTVスペシャルや劇場版は時間が長いだけで、個人的に内容はいまいちなものが多くて…。
本作もちょっと微妙かなぁ、見どころと言えば仕事人チームが、次のシリーズ(仕舞人)の主役・坂東京山と共演するところでしょうか。
簡単ですが、好きなシーンをまとめてみます。
【名シーン】
①芸人大集合
↑ツクツクボーシ!ツクツクボーシ!もう35年近く前のギャグなのか。
↑岡八郎、花紀京。しかしすごい奥目だな(笑)
↑中村家のせんりつとコントを繰り広げるやすし師匠。
②秀の復帰
秀は恐怖から一度仲間から逃げ出してしまう。
しかし偶然にも左門が捕まったことを知り、彼を救出に向かうが、
左門は秀に「殺してくれ」とメッセージを伝える。
主水「おめえ見たのか?」
秀「ああ、ひでえ姿だったぜ。あの人はよ、俺に殺してくれ、殺してくれって言ったよ!
俺には分かってんだ。あれ以上責められたらよ、我慢できなくなって俺たちのことを吐いちまう。
だからよ、俺に殺してくれって言ったんだよ!
自分を殺してよ、俺たちのことをかばってくれてんだよ!
それなのによ…俺はよ、この俺はよ、あんたたちを捨てて逃げ出しちまった。
この通りだ!なあ八丁堀、加代、おしまさん、もう一度!
もう一回だけ俺を仲間に入れてくよ、頼む!なぁ頼む!…」
主水「おめえいつ仲間から外した?」
おしま「そうよ、ここにいる誰も、左門さんだってそうだけど、
誰も始めから秀さんが仲間から外れたなんて思っちゃいないわよ。ねぇ加代?」
主水「色男…ツラ洗ってこいや」
③幻の仕事人・矢島仙十郎
↑病気の治療のため、百両で主水たちの仕事を加勢することになる。
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仙十郎を迎えに行く主水たち。だが仙十郎は泥酔状態だった。
主水「なぜだ!なぜ肝心な時に酒なんか飲みやがった!?
そうか…おめえさん、仕事が怖いんだろ?
幻の仕事人と言われたおめえさんが、
いつの頃からかぷっつりと仕事をしなくなっちまったその訳が分かったぜ。
怖いから酒に逃げた…今じゃ一時も酒なしじゃいられねえ体になっちまったんだ」
↑伝説の仕事人も今じゃただのアル中に。
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夜明け、生き残った水戸藩筆頭家老・栗田外記とその手勢を襲う仙十郎。
恐ろしい強さで侍たちを斬り捨てていく。
↑BGMは「助け人」の出陣テーマ「怒りに燃えて」。
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栗田の首級を手に主水たちの元へやってくる仙十郎。
仙十郎「仕事は済ませてきた…百両だったな…
よこせ…俺は長崎へ行く…この体を治しに長崎へ行く…百両…百両…よこ…」
倒れた仙十郎は二度と起き上がることはなかった。
↑TVSPでよくゲスト出演する西郷輝彦さんが仙十郎だ。
出番は少ないけど、インパクトのある役を演じることが多い。
④加代とおしま、春を売る?
桃井兵庫の差し金で報酬が受け取れなくなった主水たちは金がなくなり生活に困る。
そこで主水はとんでもないことを考え着く。
主水「金目のものは全部売っ払ちまったし、他にめぼしいものと言えばだ…あれじゃ銭にならねえな…」
加代「ちょっとあんたたちまさか…」
主水「いやぁ男は売り物にならねえからなぁ」
加代「冗談じゃないわよ!」
おしま「いいじゃない、やってあげようよ」
加代「ええ~!?」
おしま「そりゃ私だって嫌だけどさ、
男たちがこうだらしがないんで、私たちが食べさしてあげるより仕方がないじゃないの。
本当もうつらいわ~。ね~え、やっぱり女は我慢が肝心なのよ。ね、加代ちゃん、頑張りましょ」
↑さすがなりませぬ、エロ関係のやる気が違う(笑)
⑤仕事人・与市
↑女好きでお調子者の仕事人。主水との絡みが多い。
↑紐で市三を絞首刑にする。中条さんにとっては一番嫌な殺され方だろう(笑)
⑥左門の復帰と京山師匠
主水「おめえ、今までどこにいたんだ?」
左門「傷の養生を兼ねて師匠と旅をしていた」
主水「師匠!?」
左門「今会わせる…坂東京山、踊りの名手だが、ただの芸人ではない。一皮むけば俺たちとご同業さ」
主水「仕事人か…」
にこやかに頭をさげる京山。
↑久々に揃う五人の仕事人チーム。
↑スペシャルならでは、豪華な組み合わせ!
⑦京山との別れ
左門「いつまでも名残を惜しんでいてはきりがない。またどこかでお会いしましょう」
京山「ええ、それはいいんですけど…」
左門「何か?」
京山「あの~例のお金…」
左門「ああ、これは…ハハハ。師匠に今度の仕事を百両で手伝ってもらったのだ。払ってあげてくれ」
結局金を貰えなかった今回の仕事。主水は言い訳をしようするが…。
京山「訳など聞きたくありません!…それじゃあ貸しにしておきましょう」
加代「貸し!?」
京山「あなた方は五人ですから、一人二十両ずつの貸し。今度お会いした時に払って頂きましょう」
秀「おい、それは無理だよ!」
京山「何が無理です!仕事人はお金が命。
もし万一払って頂けないその時には…覚悟をしていただきますよ!…ではごきげんよう」
↑仕事人チームに一歩も引けをとらない、がめつい京山師匠。
↑がめついけど最後はとても爽やかに去ってゆく。
↑旅立つ京山師匠たちはどこへ行くのでしょうね。
というわけで次回からは「必殺仕舞人」をまとめます。